トランプ米政権は核・ミサイル開発を加速する北朝鮮への戦略を見直した結果、「最大限の圧力と関与」で臨むとの方針を固めた。AP通信が14日、米当局者の話として伝えた。 トランプ政権は、軍事力行使や体制転換など幅広い選択肢を検討、核放棄を促すため北朝鮮に圧力を加えるという従来の路線に落ち着いた。選択肢には、北朝鮮を核兵器保有国家として認めるオプションも含まれていたという。 トランプ政権は対北朝鮮で「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と繰り返し表明。原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群を朝鮮半島付近に向かわせるなど、圧力の加え方は前政権と比べて一段と強まっている。武力行使もちらつかせながら核放棄を迫る考えとみられる。(共同)