中国の大型連休となる旧正月の春節(今年は8日)を前に、多くの中国人観光客が日本を訪れている。家電や化粧品を大量購入する「爆買い」だけでなく、美容やカラオケといった体験型の施設が人気だ。外国人専用居酒屋や団体旅行客向けに転身するラブホテルなど、受け入れ側も躍起だ。 ニキビ治療が旅行の目玉 5日、東京・銀座の美容皮膚科「シロノクリニック銀座」。春節に合わせて上海から来日した化粧品会社員女性(28)が、顔のニキビ跡を消す治療を受けていた。3回目の来日で、ニキビ治療が旅行の目玉という。「これまでは買い物が中心だったが、今回は美容。日本では最新の治療を受けられるので安心だし、効果が楽しみ」と話した。 クリニックを運営する「シーズ・メディカル」が昨年、中国語のホームページを作ったところ、中国人客が一気に増えたという。1回の平均単価は日本人の5倍の50万円。広報担当者は「顔のしわやたるみをとるコースが人