岡山大学は12月6日、日本の高齢者における「Type D気質」と呼ばれる性格・気質の調査を実施し、その結果、日本人高齢者では男女ともに、Type D気質があると、心理的な苦痛を4倍以上感じやすく、自分が不健康だと2倍以上に感じやすくなることが示唆されたと発表した。 同成果は、同大大学院医歯薬学総合研究科の葛西洋介大学院生(疫学・衛生学分野)、同 鈴木越治 助教、同 岩瀬敏秀 助教(地域医療人材育成講座)、同 土居弘幸 教授、同 高尾総司 講師らによるもの。詳細は米国のオンライン科学雑誌「PLoS ONE」に掲載された。 Type D気質は、「negative affectivity(否定的な感情や視点、考えを抱きやすい傾向)」と「social inhibition(他者からの否認や非難などを恐れるため、否定的な感情を表現できない傾向)」を併せ持った気質で、欧米を中心として、心血管疾患やメタ