飲食店で偽の旧1万円札を使ったとして、警視庁捜査2課は5日、東京都台東区竜泉2、無職、斉藤誠容疑者(81)を偽造通貨行使の疑いで逮捕したと発表した。同様の偽札は8月以降、都内の飲食店など17軒で23枚見つかっており、同課はいずれも斉藤容疑者が使ったとみて調べる。 捜査2課によると、偽札は聖徳太子が描かれた旧1万円札(1986年まで発行)だった。インクジ… この記事は有料記事です。 残り267文字(全文445文字)
「財布に入っている1万円札が日本銀行の借用証書であり、お札の持ち主が日銀に1万円を貸している」と考えている人はほとんどいないのかもしれない。しかし「実はそうなのである」ということをここであらためて考えたい。 最初から注意を促しておきたいのであるが、1万円札は「日銀がいつまでも返済する必要のない借金」などではなくて、「日銀がいつでも返済することを期待されている借金」なのである。紙幣が「返済される」からこそ日々無数の経済取引が紙幣を介して滞りなく取り結ばれている。当たり前であるが、この大切なことを一部の人は忘れているようである。 江戸時代のコメ取引でたとえると? まずは日銀のような中央銀行がまだ存在せず紙幣が発行されていなかった時代のことを考えてみよう。たとえば商人が農家から大量のコメを買うとする。コメ商人はコメ農家に対して支払期日と支払金額を定めた手形を振り出す。通常、手形の額面金額はコメの
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