前回、「もし、ネットワークでしか代表されえないような利益が生じているにもかかわらず、そうした利益集団が代理人を議会に派遣できないような状況がずーっと維持されるならば、内乱や革命みたいなことにならないにしても、新しい形態のメンドウな事態になるかもしれない。」と書いた。「新しい形態のメンドウな事態」についてちょっと書いてから、「ポリシー・ロンダリング」について書いて、また別の「メンドウな事態」について書きたいと思う。 自分たちの自由や財産が政府によってないがしろにされている、とたくさんの人々が感じるようになったとき、いちばん安直な抵抗方法は暴動。政府を支える制度的仕組みがそれほど強固でなければ、暴動は成功しやすい。で、暴動によって政治的要求が貫徹されれば、革命ということになる。でも、たいていの場合そのまま内乱になる。革命も内乱もほとんどすべての国民にとってロクでもなく迷惑至極な結果にしかならな