かつては空想の世界だからあり得た“空飛ぶ車”が、現実の世界で利用される日も実はそう遠くない。米国では軽飛行機にもなる自動車として、2006年から開発が進められてきたテラフージア社の「トランジション」が、2012年後半の販売を予定しているとされているからだ。しかしこのほど、新たにオランダでも“空飛ぶ車”が開発されたそうで、「トランジション」のライバルとなるのか注目されている。 英ニュースサイトのハフィントンポストUKや英紙サンなどによると、注目を集めているのはオランダPAL-V社が開発したジャイロコプター型三輪自動車「PAL-V One」。「トランジション」がエンジンを用いた軽飛行機型なのに対し、「2人乗りのハイブリッドカー」(公式サイトより)というこの車は、車体後部に搭載されたプロペラで推進力を生み出し、その力で得た空気の流れで上部のローターを回転させ飛ばす、ジャイロコプター型なのが特徴だ