ども、大瀧です。 Linuxで静的NATを組むときの定番はNetfilter(iptables)ですが、iptablesのnatテーブルの運用にはconntrack(コネクション追跡テーブル)のサイジングがつきまといます。そこで今回は静的NATを組むLinuxカーネルのもうひとつの機能として、iproute2によるStateless NAT構成をご紹介します。 動作確認環境 Linuxディストリビューション : Amazon Linux 2.0 RC iproute2のバージョン : 3.10.0 構成例と設定コマンド 今回はありがちな静的NAT構成として、以下で設定してみます。 クライアントPCはNAT Box宛(192.168.1.1)のリクエストを送出、NAT Boxの静的NATでWebサーバー宛(10.10.0.100)にDNAT、戻り用にSNATもペアで設定する感じですね。ipt
