ウェブにおけるユーザー体験の向上を目的とした取り組みをグーグルが始めた。「Web Vitals(ウェブ バイタル)」と名付けている。 「バイタル」とは「重要なもの・本質的なもの」という意味で、ウェブ バイタルは「ユーザー体験を良くしていくのに必須の指標に関する総合的なアドバイス情報」として提供していく。 そのウェブ バイタルのなかでも特に重要なものとして、次の 3つの指標を「Core Web Vitals(コア ウェブ バイタル)」として設定している(具体的な基準となる数値は後述する)。 LCP(Largest Contentful Paint) 「最大コンテンツの描画」の意味で、ユーザーの認識としてのページ表示速度を測る指標。 ブラウザの表示範囲内で、最も大きなコンテンツ(画像・動画の初期表示画像・背景画像のある要素・テキストを含むブロックレベル要素など、そのページでメインとなるコンテン
こちらの画像、左側(286KB)と右側(44KB)とで、ファイル容量が5倍以上異なります。でも見た目に大きな違いはありませんよね? 画像のファイルサイズが小さければ、ユーザー側はギガ消費を抑えられるし、読み込み速度も速くなります。サイト管理側も、ストレージ容量を削減できます。このように、サイトに掲載する画像を自動で最適化してくれるのが、ウェブテクノロジの画像軽量化ソリューション「SmartJPEG」。 「SmartJPEG」は、見た目そのままに画像容量を抑えてくれるサービス。バージョン2.0を7月10日にリリースし、アニメーションGIFの生成、WebPの出力に対応したほか、画像内容に応じてJPEG・PNGのどちらが適しているかを自動判断できるようになりました。さらに、ブログシステム「WordPress」から「SmartJPEG」を呼び出して、画像の軽量化を自動で行うプラグインも同時にリリー
検索エンジンに評価され、なおかつ訪問者の購入率を高めるようなコンテンツ制作をするには、作り手は何を意識すべきか。 「ウェブ解析士会議2018」では、株式会社ウェブライダー 代表取締役の松尾茂起氏が登壇し、「検索集客を意識し、訪問者の行動を促す、Webコンテンツ制作の極意」という講演を行った。 SEOを実現するためには、検索エンジンだけを見るのではなく、その先にあるユーザーの悩みを解決することが重要だと松尾氏は説く。そのうえで、ウェブライダーが制作するコンテンツが検索上位に表示されるノウハウを披露した。撮影:イイダマサユキ 検索エンジンに人生を救われた男のSEOのノウハウ「検索エンジンに人生を救われた」と話す松尾氏は、ウェブライダーという会社を立ち上げ、さまざまなコンテンツを検索エンジンで上位表示させてきた。 たとえば、最近では、ワインのメディア『美味しいワイン』を2017年4月4日に立ち上
Webパフォーマンスとは皆さんは、Webパフォーマンスという言葉をお聞きになった事がありますか? 昨今は、Webパフォーマンスより、Webの表示速度という言葉の方を耳にされる事が多いかもしれません。 しかし、グローバルでは、「Web Perfromance」と呼称されているので、是非、日本のWeb担当者の皆様も、「Webパフォーマンス」で呼び方を統一して頂けると幸いです。 Webパフォーマンスとは、2006年ぐらいまでは、Webページを構成するファイル群を全てダウンロードし切るまでの時間を指していました。 きっと、「4秒ルール」「3秒ルール」という言葉を聞いたことがあると思います。 これが、2010年ぐらいから、表示開始時間と表示完了時間へと変わりました。 表示開始時間表示開始時間とは、Render Start(レンダリング開始)と同意義です。Webブラウザ上で最初の1ピクセルが表示された
3回にわたって大企業のローカルSEOノウハウをお届けしてきたこの記事も、この後編が最終回だ。今回は、地域特有の「ハイパーローカル」なニーズに対して大企業がどのように対処すべきかを説明する(筆者の住むカリフォルニア州を例にする)。 →まず前編を読んでおく →中編のチェックリストも確認しておく 地域に進出する大企業向けの無料アドバイス1つ確実なことがある。次のことだ。 顧客は、企業が言ったことを忘れても、企業に対して持った感情は決して忘れない。 いかにもカリフォルニアの住人らしいと言われるかもしれないが、私は、巨大なトラックが美しい川を渡る自動車のCMを見るたびに呆れてしまう(州のあちこちが洪水に見舞われたというのに、川の貴重な生態系を破壊してくれてありがとう)。まだ荒らされていない北極圏の雪原をトラックが走るCMを目にしたときにもだ(このようなCMを見ると、すぐに気候変動のことを考えてしまう
大企業向けのローカルSEOを解説するこの記事は、前中後編の3回に分けてお届けしている。大企業には適さないアドバイスを紹介した前回に続いて、今回は、大企業がローカルSEOの準備を整える際に考慮すべき項目のチェックリストを見ていこう。 →まず前編を読んでおく 大企業向けローカルSEOの準備を整えるためのチェックリスト大企業のマーケティング担当チームのメンバーや、大企業クライアントとの仕事を始めたい代理店の人は、次に示すチェックリストを確認し、頑張って1つずつチェックを入れていこう。 ☑ 成功の定義(KPI) 「実店舗への来客」「販売」「電話」「予約」といった指標の増加のように、どのような動きがあればブランドにとって成功と言えるのかを決定したか。 こうしたKPIを向上させられるなら、取り組みは本当の成功を生み出していると見なせる。 ☑ 担当者の任命(責任者) ビジネスのローカル検索マーケティング
わが社でもオウンドメディアを始めたい。 ぜひ君に、担当者として立ち上げを任せたい。 よろしくたのむよ! こんな風に、いきなりオウンドメディアの担当者に抜擢されたら、何から始めればよいかわからず困ってしまうのではないだろうか。 コンテンツマーケティングの有用性が広く理解され、さまざまな企業がオウンドメディアを立ち上げるようになった。それにともない、メディア運営やコンテンツ制作の経験がない人が担当者になるというケースも増えている。 メディア運営って、何が必要なの? 自分で書く? それともライターに依頼する? どうやって探せばいいの? 必要な人員や予算の見当がつかない……。 もし、「もともとオウンドメディアをやってみたかった」という方なら、目標や参考にしているメディアがあるだろうし、作ってみたいコンテンツのイメージを持っているかもしれない。それでも、何もないところからの立ち上げでやるべきことをす
もともとは大規模サイト向けだが、そうでないサイトでも工夫によっては役に立つ、SEO担当者向けのちょっとした小技を紹介する。 Search Consoleへのサイトの登録に関するTIPSだ。 大規模サイトにおいては、Search Consoleにディレクトリ単位でプロパティを追加するといい。 数多くの大規模サイトに対してSEOをコンサルティングしているグレン・ゲイブ氏が、このようにアドバイスしている。 通常、Search Consoleにはサイトを登録する。しかしゲイブ氏はディレクトリ単位でSearch Consoleに登録することを推奨しているのだ。 たとえば、全国の物件を扱っている不動産サイトだったとしたら、サイト自体の example.com に加えて、次のようなURLでもSearch Consoleにプロパティを追加するということだ(サイトのURLが県ごとのディレクトリ構造になってい
Googleマップ(グーグルマップ)をホームページに埋め込みする際、「Maps Embed API」などのプログラムを使っていたら、APIキー必須で新しい料金プランに。ただし、[地図を埋め込む]ボタンで取得したiframeによるものならば、この変更の影響を受けない仕組みになっています。どの方式で埋め込まれているのか、チェックツールで調べてみましょう。 GoogleマップをWebサイトに埋め込んでいる場合、グーグル側の仕様変更により「APIキー」が必須となり、対応しない場合は7月16日から表示されなくなります。ただし、実はすべての埋め込みGoogleマップが対象ではなく、そのままで問題ない場合もあります。 結論としては、次のような切り分けです。 通常のGoogleマップから[地図を埋め込む]でページに設置したマップ ―― そのままで問題なしグーグルの「Static Maps API」「Map
強調スニペットに表示されるような強力なコンテンツを実際に作るには、どんな考え方で、どう執筆していけばいいのだろうか。それは、「逆ピラミッド型」のコンテンツだ。 もしあなたが、強調スニペット向けのコンテンツを執筆する手軽なテクニックを探しているのなら、この記事は適していない。なぜなら、そんな手軽に実現できる手法ではないからだ。 しかし、スニペットを獲得するチャンスを高めるために持続的な結果とスマートな戦術を探している人には、間違いなく最適な記事だ。 ジャーナリズムの世界から拝借した逆ピラミッドの執筆方法は、意図に沿った、説得力のあるリッチなコンテンツを作成する助けになる。こうしたコンテンツは、複数のクエリに対して検索結果に表示させ、一度に複数のスニペットを獲得するのに役立つだろう。 唯一無二の存在であるドクター・ピートが登場する今回のホワイトボード・フライデーで、その方法を学ぼう! Mozフ
グーグルのMFIは、ウェブの世界(特にリンクグラフ)にどういう影響をもたらすだろうか? PC向け表示とスマホ向け表示で発リンクがどう違うかを、2万サイトを対象に調査し、その結果から考察する。 スマホ向け表示のウェブページでは、デスクトップ上で使い慣れていたサイトの機能が使えない――この苛々させられる現象は、誰にも経験があるだろう。 しかしウェブ開発者もデザイナーも、ただでさえ小さなスマホの画面をゴチャゴチャにしてしわないように苦労している。重要な機能やコンテンツを犠牲にすることなくモバイル画面向けにサイトを簡素化して凝縮させようとしているのだ。 こうしたトレードオフの最悪のシナリオとして、デスクトップ環境では使えるのにモバイル向け表示では使えない機能も出てくるだろう。場合によっては、ユーザーがモバイル表示を拒否できるようにするかもしれない。 以下の画像は、Elegant Themesが開発
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