2013-10-31 サタンほむらはセカイ系を終わらせた――「魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」感想その2 ・「魔法少女」とは何なのか 他人の感想の中に「序盤の展開が冗長でその分終盤が急展開すぎる」というものを見かけました。 しかし、私は一見ただのサービスシーンのように見える序盤の展開もどれも意味があるものだったと考えています。 まず最初にあるのが暁美ほむらの結界内での偽りの「魔法少女」の物語です。 そこで行われるのはまるで「プリキュア」の世界のような魔法少女の戦いです。 ストレスが溜まった一般市民が「ナイトメア」を生み出し、街を荒らし始める。 それを魔法少女が退治して無事平和が戻る、という流れです。 まどか☆マギカは「魔法少女」というタイトルを冠していながらあまりに他の作品と違うためこの「魔法少女」というのが具体的にどのような作品のことを意識していたのかがはっきりとしませんでした