毎日コミュニケーションズ様より『新大久保とK-POP』をいただきました。ありがとうございます。ということで、いつものようにご紹介と感想を。 俳優・高岡蒼甫氏のツイートに端を発した「韓流ゴリ押し批判」。フジテレビに対するデモやスポンサー製品不買運動まで発生するなど、騒動は拡大を見せており、韓流とは何かを冷静に考えることが難しい環境となってしまいました。しかしK-POPを始めとする韓国文化コンテンツが日本に流入している状況を、単なる「テレビ局のヤラセ」と捉えるのは誤りであり、私たち自身にとってもマイナスでしかないことを本書は明確に指摘してくれます。 本書の中心となるのは、タイトルにもある「新大久保」と「K-POP」。新大久保は駅名に過ぎませんが、同駅をとりまく地域が韓流コンテンツの集積地的な様相を見せており、本書ではあえて「新大久保」という言葉を使っています(大久保周辺の歴史的な経緯についても