米スタバに最高41億円追徴も=「租税回避」容認せず−EU 米スタバに最高41億円追徴も=「租税回避」容認せず−EU 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は21日、米コーヒーチェーン大手スターバックスなどがEU加盟国から適用されていた優遇課税について、違法な国家補助に該当するとの判断を示した。欧州委は優遇を認めていたオランダに追徴するよう命令。欧州委の試算では2000万〜3000万ユーロ(約41億円)に達する見込みだ。 また、米欧自動車連合フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)にはルクセンブルクが優遇措置を実施した。欧州委は調査の結果、両国が2社に対し人為的に低めの課税制度を適用し、違法な「選別的な税制上の優遇」を提供したと判断。FCAへの追徴額も同程度になると試算している。 EUは、多国籍企業が低税率の国に利益を移転する「租税回避」の動きを容認しない強い姿勢を示