読む度にタイトルの味わいが深まります 先日3巻が発売された『そんなに言うなら抱いてやる』。『そん抱き』の愛称で親しまれ、新刊が発売されるや否や、ちるちる評価ランキング1位に輝くほどの大人気シリーズです! BL史上最も“罪な男”裏川忍と、稀代のチョロイン・表屋ヒカル……同僚で正反対の2人が、秘密の関係を持つところからはじまる本作。その人気ぶりに1巻発売時には、会うBL好き全員に「『そん抱き』読んだか?」と聞かれたことを覚えています。さらに、ニンニンの圧倒的雄みは他の追随を許さず、2021年のBLアワード攻め部門で堂々の1位を飾りました。 そんな熱狂の1巻発売から4年ほど経ち、世間の『そん抱き』熱は下がるどころかむしろ上がり続けています。なぜ、『そん抱き』はBL好きの心を掴んで離さないのか……今一度1巻から読み返し、ネタバレを交えてその魅力に迫ります! ◆目次◆ 1.罪な男とプリンス 2.それ