福岡市博多区の原三信病院にタクシーが突入した事故で、犠牲になった花田盛幸さん(44)、美佐代さん(44)夫妻と、遠藤一行さん(53)の関係者は5日、死を悼み遺族の悲しみに寄り添った。当時夫妻と一緒に現場にいた小学2年の娘が通う小学校では、児童らが教室で黙祷(もくとう)をささげた。 福岡市教委によると、この日は各教室で教諭が「自分の両親が亡くなってしまったらと考えて、深い悲しみを感じてほしい」などと呼び掛けた。市教委は、児童に心身の不調が出ればスクールカウンセラーを派遣する予定。 美佐代さんはPTAの学年委員を務め、保護者向けの給食試食会を開くなど熱心に活動していたという。 夫妻の娘と同級生の子供がいる女性(41)は、現場に献花に訪れ「授業参観には夫妻で参加し、ご主人は娘さんの好きなキャラクターの柄の布でバッグを手作りするほどかわいがっていたのに」と悲しみをにじませた。 5日夜には遠藤さんの
