“役員も巻き込んで”危機意識を共有 ジャパンネット銀行の“脅威を自分ごと化させる”CSIRT:ITmedia エンタープライズ セキュリティセミナーレポート(2/4 ページ) その理由は、「メールに興味を持たなかったので開かなかった」「忙しくてメールを開けなかった」などの状況で開封率が変わるからだ。訓練のやり方によっても変わってくることから、「開封率ではなく、その後の対応が重要」という考えだ。 そのためJNBでは、開封率ではなく初動対応率にポイントを置いている。「初動対応」とは、LANから端末を切り離すこと。それから、セキュリティ対策室に連絡を入れると規定している。 JNBでは、標的型メールの訓練を年2回実施しており、岩本氏によれば前回の結果では、開封率が13.3%でありながら初動対応率は約80%と高い数値だったという。 この訓練では、CSIRTスタッフが知恵を絞って、“受信者側が開いてし
