神戸・三宮の市街地を走る1台の外国車に通行人の視線が集まる。直線的なフォルムと、カモメが翼を広げたように上に開くガルウイングドアがトレードマークの「デロリアン」だ。1980年代のSF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(BTTF)シリーズに登場したタイムマシン仕様で、公道を走れるように車検も合格している。劇中でタイムマシンを作ったのは変わり者の科学者だったが、この車のオーナーは神戸市東灘区に住む自営業の男性。趣味で約2年半かけて作ったという。 【動画】公道を走るデロリアン ■モデルは1作目 エンジンを掛けると「プー、プー」と電子音が鳴り、ハンドル回りや天井がちかちか光る。Y字型の真空管を収めた「次元転移装置」。行きたい時代の年月などを表示する「タイムサーキット」。劇中でタイムトラベルの核をなすファン垂ぜんのメカに囲まれた運転席で、オーナーの津和敏夫さん(36)が言う。「特別なものではなく
生き方を変えてしまう作品があった。 人生における嗜好、思考、指向、志向を定め付けられたターニングポイントにして、特撮オタクになる以外の岐路は完全に消滅したバニシングポイント。 『ウルトラマン』である。 ウルトラマンと私 涙腺、2分で決壊 符丁のつるべ打ち 「虚構対現実」から「空想と浪漫」へ 冴えたリライト そして、友情 醒める酩酊 憧憬の中で 関連商品 ウルトラマンと私 『シン・ウルトラマン』の話に入る前に、昔話をさせて欲しい。 私の幼少期、TVにウルトラマンの姿は無かった。 ウルトラマンとの出会いは、父親が買ってきてくれた一冊の図鑑。 読む。読む。読む。夢中になって読む。記憶の底にある、最古にして原初の耽溺。ウルトラマン、ウルトラセブン、バルタン星人、レッドキング、ゴモラ、キングジョー、グドン、バキシム……砂漠に降る雨のように、ウルトラ兄弟や怪獣の名前、容姿、特徴が、幼い脳へどんどん染み
仏カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに裸で乱入し、警備員に取り押さえられる女性(2022年5月20日撮影)。(c)Valery HACHE / AFP 【5月21日 AFP】フランスで開催中のカンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で20日、レッドカーペットに女性が乱入して服を脱ぎ、ウクライナ国旗の色のボディーペイントをして「私たちをレイプするのをやめろ」と書かれた体を露出する騒ぎがあった。 女性は、下半身には赤色に染まった下着を着用。叫んだり、カメラマンに向かってポーズをとったりする抗議を行った後、警備員に連行された。 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は先月、ロシア軍が占領していた地域で、乳幼児に対する性的暴行を含め「数百件のレイプ」の報告が捜査当局にあったと明らかにしていた。(c)AFP
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 Fear can hold you prisoner. Hope can set you free. 恐怖は人を檻の中に閉じ込める 希望は人を自由にする これは1994年に公開された映画『ショーシャンクの空に』のポスターに書かれたタグラインだ。その言葉にあるようにこの映画が''希望''をテーマとした作品というのは承知の通りだろう。 タグライン入りのポスター だが、この映画が主題として描くのはそれだけではない。 日本では『ショーシャンクの空に』という爽やかな邦題が付けられているが、原題は『The Shawshank Redemption』という少々お堅いもの。 The Shawshankはそのままショーシャンク刑務所のことで、Redemptionという単語はあまり見慣れないが日本
※以下、映画『シン・ウルトラマン』のネタバレが含まれます。また、内容も本作への賛否が入り混じったものとなるため、ご注意ください ※ 「ねぇこれヒットする!?!?!?!? 大丈夫!?!?!?!?!?!?」 というのが、第一の感想だった。 自分で言うようなことではないけれど、筆者はそれなりの熱量を持ってウルトラシリーズに入れ込んでいる生粋のオタクだ。 『ウルトラマンダイナ』でシリーズに出会い、『ガイア』で育ち、『コスモス』に色濃く影響され、『ネクサス』の難しさに置いていかれ、『マックス』で戻り、『メビウス』に信じられないくらいハマり、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』にトドメを刺されて今に至る、というのがこれまでの経緯。 そんな自分にとって、ウルトラシリーズは誇張なく青春そのものであり、何度も救われたある種の恩人 (?) でもある。だからこそ、シリーズの新作に何より願うことは「自分の好きなものでなく
「金曜ロードショー」で5月13日に放送される「ローマの休日」の一場面 TM,(R)& COPYRIGHT (C)2022 BY PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. 女優のオードリー・ヘプバーンさん主演の名作映画「ローマの休日」(ウィリアム・ワイラー監督、1953年)のデジタルリマスター版が、日本テレビの映画枠「金曜ロードショー」(金曜午後9時)で5月13日に放送されることが分かった。同作が「金曜ロードショー」で放送されるのは約18年ぶり。新たな吹き替え版が放送されることになり、声優の早見沙織さんがアン王女(ヘプバーンさん)、浪川大輔さんが新聞記者のジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペックさん)の吹き替えを担当することも発表された。
ウクライナで市民の犠牲が増え続ける中、今、再び全国各地で上映され、注目されている映画があります。それが、第2次世界大戦中、戦火に引き裂かれた男女の悲しみを描いた、映画史に残る名作「ひまわり」です。東西冷戦のさなかに西側が初めてソビエト国内で撮影した作品としても知られていますが、ロケ地を取材すると、いまのロシアにつながる国家の“うそ”が見えてきました。 (鹿児島放送局・茶園昌宏ディレクター) 【「ひまわり」のロケ地をめぐる謎を追って】 1970年、昭和45年に公開されたイタリア映画「ひまわり」。 厳冬の地、ソビエトの東部戦線に送られ、消息を絶ったアントニオをマルチェロ・マストロヤンニが、そして、冷戦下のソビエトに単身乗り込み、愛する夫の行方を探すヒロインのジョバンナをソフィア・ローレンが演じました。 映画のハイライト、地平線まで広がるひまわりは、この地に眠る無数の兵士や市民たちの墓標。撮影が
日本テレビ系「金曜ロードショー」では、10月29日に「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」テレビシリーズの特別編集版、11月5日に「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」が放送される。日本テレビで放送実績のないアニメシリーズを再編集し、「金曜ロードショー」でオンエアするのは今回が初。そこにはどんな思いが込められているのか、番組プロデューサーの北條伸樹に話を聞いた。 また北條は「『金ローはジブリやルパンばかり』という声はよく聞きます」と正直に語る。真摯に現状と向き合うプロデューサーが思い描く、「金曜ロードショー」の未来とは。 取材・文 / 小澤康平 きっかけは「映画『聲の形』」──まずは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を2週連続で放送することになった経緯を教えてください。 2020年の7月に「映画『聲の形』」を放送しました。この映画が素晴らしかったので、京都アニメ
東京五輪の公式記録映画の監督を務める河瀬直美氏/ Yohei Osada/AFLO SPORT/Alamy Live News 映画監督の河瀬直美氏は、タクシーの後部座席で電話をかけている。このインタビューを受けつつ、次の撮影に移動する。詩情あふれる映画作りで知られる監督だが、コメントは手短だ。時間が押している。無理もない。インタビューは、東京五輪開幕までわずかというタイミングで行われた。 日本で最も著名な女性映画監督である河瀬氏は、1年延期となった五輪の公式記録映画の制作に没頭している。自ら計算したところによると、すでに300時間を超える映像を撮影。今後少なくともあと100時間分の映像を撮る予定だという。大会の形式については把握しているものの、残りの部分は全く予測のつかない時間になりそうだ。ここで言う不確かさとは、大会期間中の選手の勝敗と一切関係がない。 CNNとの今月初めのインタビュー
日本でも興行収入の新記録を打ち立てた『劇映画「鬼滅の刃」無限列車編』が、アメリカでの公開でも好成績を収め、全世界で年間の興行収入ランキングで1位になる見込みとなった。 5/10の時点で、米国の映画興収データサイト「THE NUMBERS」の集計で1位で、「見込み」というのは、もうひとつの、よりメジャーな興収サイト「Box Office Mojo」では、まだ僅差の2位。しかし北米および日本の数字の推移や、この4月から公開された国も多いことから、間もなく1位になるのは確実だ。そもそも全世界の興行収入を完璧に網羅するのは現在でも難しい作業で、為替レートの計算法もあったりして、こうしたズレは生じる。いずれにしても快挙である。 これは「2020年公開作品」という枠組みの1位で、2021年の今も興行収入が加算され続けている結果である。つまり、2020年公開の別の映画が今から世界的大ブームを起こしたら、
#30DayFilmChallenge DAY 20 - a film that changed your life 『Titanic』(1997) 考えたけどやっぱりこれしかないなあと思う レオナルド・ディカプリオのせいでグザヴィエ・ドランの人生がメチャクチャになったみたいにわたしの人生もこの映画にむりやり舵を奪われた 今でも圧倒的な存在感 pic.twitter.com/8ytl71Aa9Z — 𝐬𝐥𝐨𝐰 (@__slowlikehoney) May 19, 2020 『タイタニック』に人生をめちゃくちゃにされた人は割とたくさんいる。映画監督グザヴィエ・ドランは自身のインスタグラムでこの映画を「that's where it all began.」と紹介し、銀幕のレオナルド・ディカプリオに夢中になってファンレターまで送り、その記憶を基に20年の時を経て『ジョン・F・ドノヴァンの
初めに、この度の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)被害に遭われた皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。また、今現在も対応に当たられている医療従事者、その関係者の皆様へも感謝と敬意を表します。 再延期の発表以降、検討を重ねました結果、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開日を西暦2021年3月8日(月)に決定しました。 緊急事態宣言発出より、皆様が安心して本作をご覧いただける時期に向け、関係各所と様々な検討と準備を進めてまいりましたが、継続的に各劇場にて有効な感染対策がなされていること、さらに感染リスクを軽減する新たな鑑賞マナーの定着に鑑み、今回の決定に至りました。 現時点で緊急事態宣言発出中の地域がある状態ではございますが、公開にあたり劇場などでの準備が必要となるため、本日発表の運びとなりました。ご理解賜れますと幸甚に存じます。 ご鑑賞の際は各劇場での感染対策へのご協力をお願い申し
結論から言うと、映画館は閉めて補助金くれ。 これに尽きる。 去年の一月から二月は平常運転だった。 ただ、パラサイトが大ヒットしてミッドサマーが予想外に大ヒットしている間、ニュースで流れる感染の話題に若干の不安も感じつつあった。 三月になる頃には、子供向けの映画が延期になり始めた。しまじろうやアンパンマンやクレしん、ドラえもんそしてコナンなどが次々と延期になっていった。閉めなくていいのかな?映画館内にそんな空気が漂い始めていた。 三月上旬でマスクは7割ぐらいのスタッフが着用。中旬ぐらいからは着用が義務づけられたがしかし、既に市場から消えていたので消毒液もマスクも支給されず、ティッシュを中敷きに同じマスクを使い続けることに。 三月下旬から都市部の映画館が週末休館に。都会は大変だねーと愚痴りあう余裕はまだあった。 四月、ついに都市部で緊急事態宣言が。映画館も終日休館となり、地方の映画館は流す映画
概要本日(2021年1月3日)21時、新海誠監督作品『天気の子』が地上波初放送された。まだ視聴されていない向きのためにネタバレ抜きで書くと、あらすじは概ねこうだ。 「離島・神津島から東京都心へ家出してきた少年・帆高は、しかしすぐに生活に行き詰まり、離島からの連絡船で知り合った男・須賀の事務所に転がり込み、須賀のライター業の手伝いを始める。異常気象で連日雨が降り続く東京。母を亡くし、弟と二人だけで暮らす少女・陽菜と知り合った帆高は、陽菜の"祈ると100%晴れにできる"不思議な能力を知り、陽菜とその弟・凪と共に、"晴れ屋"を始める。連日の雨の東京の中ですぐに大人気となる晴れ屋。楽しい日々を過ごす帆高と陽菜たちだったが、しかし帆高に捜索願とある容疑がかけられていることから警察に追われることに。3人で異常気象下の東京を彷徨い、警察から逃れ、ようやくホテルに落ち着いた3人は楽しいひと時を過ごすが、し
惜しくも2020年に亡くなられた著名人をまとめました。今年はつらい一年ではありましたが、数々の映画や作品を残してくれた故人に感謝するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。 ※投稿済みのツイートベースで調べたため、見落としている方もいるかもしれません。その際はご指摘いただけますと幸いです。よろしくお願い致します。
※日本での本作の公開は3月26日だが、海外では先駆けて2020年の12月に公開が始まっており、これはIGN USのレビューの翻訳となる。ネタバレ等が気になる方は公開まで読まないことをおすすめする。 単刀直入に言おう。映画版『モンスターハンター』はゲーム史に新たな汚点を残す作品だ。2020年に公開されたパラマウント・ピクチャーズの『ソニック・ザ・ムービー』が、大方の予想に反して家族で楽しめるおおむね素晴らしい映画化となっていた事を考えると、本作ももっと優れた作品になり得たのではないかと思えてならない。銀幕でのソニックの活躍を見れば、ゲームの映画化という悪評高いジャンルにも明るい未来が待っていると期待する人がいても無理からぬ事だろう。しかし、ポール・W・S・アンダーソン監督による映画版『モンスターハンター』は、名作ゲームの看板に泥を塗るひどい映画化であり、優れたゲーム原作映画という存在がどれほ
映画『モンスターハンター』は中国で12月4日に公開されたばかりだが、その直後に全国で上映が中止された。原因は作品内の人種差別的なセリフに起因しているようだ。 ゲームシリーズ「モンスターハンター」は中国でも非常に人気の高いフランチャイズで、その映画版も注目を浴びた。映画『モンスターハンター』の全米公開が12月25日で、日本では2021年3月に封切されるが、12月4日にリリースされた中国は世界で最も本作の上映が早い国の1つである。 ところが、公開翌日の12月5日から、全国での上映が中止された。中国の映画館などで掲示されている本作のポスターは「管理当局からの通知を受け、12月5日より映画『モンスターハンター』は公開中止になります。すでに販売されたチケットは払い戻しとなります。再公開の日程につきましては、後日お知らせ致します。ご迷惑をお掛けしたことをお詫びすると共に、ご理解頂けますようお願い致しま
動画配信サービスの普及により、観たいときに観たい映画を視聴することができるようになった現在。テレビで映画を観る機会が少なくなってきている中で、今も根強い人気を誇る番組がある。日本テレビの「金曜ロードSHOW!」とテレビ東京の「午後のロードショー」だ。 映画ナタリーでは「金曜ロードSHOW!」のプロデューサー・北條伸樹と、「午後のロードショー」のプロデューサー・岡本英一郎の局をまたいだ対談をセッティング。今の時代にテレビで映画を放送する意味について聞いた。また「金曜ロードSHOW!」で「ミスト」は放送可能か、「午後のロードショー」とは無縁そうなしっとりしたラブストーリーを岡本プロデューサーは観ることがあるのか、といった素朴な疑問もぶつけてみた。両番組が来年予定している取り組みも紹介している。 取材・文 / 小澤康平 個人の番組ではない──北條さんと岡本さんは面識はあるんでしょうか? 北條伸樹
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