自衛隊によるアフリカ・ソマリア沖での海賊対策は7年目となり、海賊の被害は激減しています。 こうしたなか、今、現地では、自衛隊に加え、海上保安庁の役割にも注目が集まっています。 ソマリア沖での海賊対策には、自衛隊のほか各国の海軍が、今も部隊を派遣していて、海賊の被害は、4年前の年間237件をピークに減少し、去年は11件に激減しました。 ところが現地では密航者が急増し、自衛隊に加え、海の警察として密航などの犯罪を専門とする日本の海上保安庁の役割にも注目が集まっています。 このうちジブチでは、海賊が減り治安が安定するなか、ここ数年、密航者が毎年5000人前後に達し、4年前、海上保安庁に当たる沿岸警備隊を発足させました。 しかし犯罪捜査のノウハウがないため、海賊対策のため護衛艦に職員を同乗させている日本の海上保安庁に協力を求めました。 これを受けて海上保安庁は、この1年半、ジブチに講師を派遣し、容