テーマNo.1019 「楽器作りよもやま話」 その7 *** ディジタル電子楽器の黎明期と特許係争 *** 1.アナログからディジタルへ 今日では電子楽器でも携帯電話の着メロでもコンピュータの原理と同じディジタル方式で音楽信号が作られている。若い世代はそれで当たり前のように思っているであろう。しかしコンピュータが音楽信号を出す装置になり得ること、すなわち楽器の機能を持ち得るということはコンピュータが出来てからしばらくは容易に気づくことではなかった。当時ベル研究所のマックス・マシューズが一九五〇年代後半から手がけていた作曲用のコンピュータプログラムMusic VI,V を発表し大いに着目された。作曲といっても音の高低長短を指定するだけの伝統的な楽譜情報だけではなく一音一音に持たせる細かい情報も指定して音楽用の音響信号をコンピュータに計算させることが出来る「高級な作曲作業」が可能であっ
IIJ(株式会社インターネットイニシアティブ)がコンテナ型データセンターに関する特許(第5064538号)を取得したというプレスリリースが出てましたので、ちょっと中身を調べてみました。 念のため書いておくと、コンテナ型データセンターとは、貨物用コンテナの中に、データセンターに必要なサーバ、ストレージ、ネットワーク、電源、冷却などの機器を入れることで、設置コストや設置時間を大幅に向上するテクノロジーです。特に、クラウド系のサービスにおいて多数のサーバを使用する際には重要なテクノロジーです。 本特許のポイントはびっくりするほどシンプルで、コンテナの中でサーバラックを斜めに配置するというだけのことです。他にもいくつか付加的なアイデアをクレーム化しているのですが、結局、一番シンプルな(=一番範囲が広い)クレームで権利取得できています。この配置により、コンテナの奥行きを短くできて標準サイズのコンテナ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く