東浩紀氏がカッコいい。 ところで歌野晶午の「密室殺人ゲーム王手飛車取り」を読んだ。期待していたがネタもオチも「六枚のとんかつ」レベルだった。しかしこれは単なる布石だったようで、続く「密室殺人ゲーム2.0」にはぶったまげた。この本はしょっぱなにweb2.0の説明がある。読み進めると、そう来たか!とひざを打った。ありそうでなかったメタトリック。歯噛みしてる作家も多いんでは。この作品は三部作のようで、最終巻が楽しみでならない。少し前に「どうしてラノベ層はミステリになじめないのか。情弱?」みたいな話があった。この密室殺人ゲームを読んでおもしろいと思う心性こそ原因だろう。この本の基本設定では、ビデオチャットを介して互いをハンドルネームで呼び合うミステリ同好会のメンバが毎回交代で、無辜で無関係な人間をバラバラにしたりして殺して、トリックを仕掛けて、残りのメンバに出題して解答を競うという不謹慎なものだが