量子力学の井戸型ポテンシャルを超格子構造で実現、英国のスタートアップQuinas Technology社は、メモリの国際会議であるFlash Memory Summit 2023において、Most Innovative Flash Memory Startup部門で最優秀賞を受賞した。このメモリは英ランカスター大学のManas Hayne教授が発明したもので、同教授はQuinas社のCSO(Chief Scientific Officer)も兼務している。 図1 QuinasのCEO兼共同創業者であるJames Ashforth-Pook氏(左)とCSO兼ランカスター大学教授のManas Hayne氏(右) 出典:Quinas Technology このメモリは、DRAMよりもずっと速く、フラッシュメモリのような不揮発性を持つ。つまり、電源をオフにしてもメモリ内容を記憶する、という優れもの
7月5日、河野太郎デジタル担当大臣は、マイナンバーカードをめぐる問題を受けて開かれている衆院特別委員会に出席し、2026年の導入を目指す新しいマイナンバーカードについて「仕様によっては、新しい読み取り機が必要になる可能性は当然、ある」との考えを示した。立憲民主党の長妻昭氏の質問に答えた。 【写真】「マイナ保険証」を利用するための読み取り機 「3年後にマイナンバーカードを新しいカードに変えると。いま、マイナ保険証を読み取るために、病院などでもカードリーダーを買っている。この機械は継続して使えるのか?」(長妻氏) 「2026年から、新しいカードの導入をしようと思っている。いま、マイナンバーカードで使っている暗号が、量子コンピュータなど技術が革新すると、強度的にさらに強いものが必要になる。強い暗号に切り替えたものに順次、変えていこうと思っている。最初の発行から10年たって、カードを更新する際に新
用語.sudo 「sudo」は、標準アカウントを超える上位権限を付与するためのコマンドだ。OS「UNIX」とUNIXをベースにしたOSで利用できる。上位権限を持つユーザーを指す「superuser」(スーパーユーザー)と、「do」(動作をする)の組み合わせから成る。OSによっては、「switch user」(ユーザーアカウントを切り替える)とdoという意味を含む。 sudoの読み方には一般的に「スードゥ」「スードー」などがあり、「柔道」と似た発音になる。 用語.daemon UNIX系OSのバックグラウンドで動作するプロセス「daemon」は、「悪霊」を意味する「demon」とは違う。UNIX系OSにおいて、エンドユーザーが霊界から悪霊を召喚するわけではない。 映画『Good Will Hunting』(グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち)に登場する俳優マット・デーモンの名前と同じく、d
HIKKY(東京都渋谷区)は6月20日、VRイベント「バーチャルマーケット2023 Summer」の案内役としてChatGPTを活用して会話ができるAIキャラクターを試験導入すると発表した。 【その他の画像】日清食品は「カップヌードル」をモチーフにした大型ブースを出展し、オリジナルの脱出アクションゲームを展開するという ユーザー主導のプロジェクト「VRC Connections API Project」とHIKKYの共同開発。詳細は明らかにしていないが、「まるで人間が接客しているかのようにユーザーからの問いかけに対し会話形式で受け答えする」という。 HIKKYは「ロボットなどの特殊な機械がなくても、無人での接客を実現することが可能になる。またメタバース空間でのAIキャラクターは、アバターを介することで、その先が人間かAIか区別する必要がなくなる可能性も秘めている。これらAI技術の発展とメタ
筆者の膝の上には、小型のキーボードとトラックパッドが置かれている。しかし、ディスプレイはない。少なくとも、周囲からは見えない。しかし、拡張現実(AR)メガネをかけた筆者の目には、自分を囲むように湾曲した作業空間が広がり、数十ものウィンドウが開いているように見える。 筆者がこの「Spacetop」を初めて使ってみたのは1月、ラスベガスでのことだったが、開発元のSightfulは今回ついに同製品の先行アクセスプログラムを開始すると発表した。これまでARや仮想現実(VR)のヘッドセットを数多く見てきたが、こうした未来のゴーグルやメガネと連携するように設計されたユニークな周辺機器はほとんどなかった。Spacetopの最大の売りはゲームやソーシャルの体験ではなく、ノートPCを無数の仮想ディスプレイを備えたAR対応デバイスに変えることだ。 これを売りとするのが奇妙に聞こえるなら、筆者のようにすでにそれ
画像生成AI「Stable Diffusion」で「普通のおじさん」の生成を試みたら……実在した!? まさかの珍事がTwitterで話題を呼んでいます。 【画像】本人の写真 事の起こりは、Web制作会社ベイジ代表のsogitaniさんによる実験。Stable Diffusionは2次元や美少女は得意ながら、ありふれた普通のおじさんを描くには向いておらず、その難題に挑んだといいます。 「おっさん作るのムズい」と言いつつ、出力されたおじさんの画像は、「確かに普通にいそうな感じがする」と話題に。ところが、その中にまさかの反応がありました。なんと、名作RPG「ハイドライド」を手掛けたゲームデザイナー、内藤時浩さんがツイートを引用し、生成画像が自分にそっくりだと発言したのです。 AIの画像について、内藤さんは「自分でも自分に見える」とコメント。友人のakindoh(あきんどー)さんも、内藤さんの写真
中国のゲームメーカーは、画像生成AIツールを使用してキャラクターや背景、宣伝資料をデザインするようになった 画像生成AIツール「DALL-E2」、「Midjourney」、「Stable Diffusion」などが2022年に発表され、AIを活用した画像生成技術は飛躍的に進歩した。ユーザーがテキストを使ってヒントを与えるだけで、AIが精巧で美しい画像を生成する。テンセントなどの業界大手から小規模な開発チームまで、中国のゲームメーカーはこの数カ月に相次いでこれらのソフトウェアを使用してキャラクターや背景、宣伝資料をデザインするようになった。 フリーのイラストレーターとして働くAmbeさんは、これまでゲームのポスターを1枚制作するごとに約3000~7000元(約5万8000~13万6000円)の報酬を得ていた。しかし、今年2月以降こういった仕事の機会は失われてしまった。多くのゲームメーカーがA
4月24日、Twitterで「メタバース」がトレンドに入り、米Metaがメタバース事業から撤退するとの憶測が広まっていたようです。 その元となった記事には追記がされており、誤報といえそうですが、こうした見方が広まる背景を考察してみます。 コスト削減に追われるMeta今回の騒動の元になった記事には、英国のMetaからのコメントが追記されており、「メタバース・ビジョンに向けた計画は中止していない」と明確に否定しています。 主要な海外メディアはメタバース撤退などとは報じておらず、またMetaの株価にも大きな動きはみられません。 そのため、Metaがメタバースから撤退するという見方は誤りといえそうですが、こうした見方が広まる背景として、メタバースへの期待感が下がっていることが考えられます。 Metaが置かれている状況をあらためて整理してみましょう。Metaは2021年にFacebookから社名を変
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