[ロンドン 11日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁は11日、英中銀による四半期インフレ報告の発表を受け記者会見した。以下はその内容。 ◎格付け機関による警告について 「格付け機関が出す警告を、額面どおりに受けとることは決してあってはならないと考える。そのようにしなければならない理由はない。明確で信頼の置ける戦略の策定を主導するのは政府の役割だが、われわれはそれを行う手腕を有している」 ◎量的緩和策の縮小は、量的緩和策の終了を示唆しない 「量的緩和策を終了させることを決定したと判断するのは、全くの誤りだ。われわれは何も判断を下していない。資産買い入れを拡大させるかについては、完全にオープンだ。先週の決定は、何かに向けた第1歩ではない」 ◎量的緩和策の効果について 「いかなる種類の金融刺激策であろうと、銀行セクターの脆弱性という形の困難に直面する。これは量的緩和策が効果