上記のように簡単かつ汎用性が高い相関係数ですが、あまりに身近すぎて「ツールとして使えればいいや」の精神で用いられる事が多く、その理論的な正体については意外と知られていないのではないでしょうか? 相関係数の理論は多数の統計書籍で紹介されていますが、多くのページに分散して記載されていることが多いため、本記事ではPythonでの実装法も交え、「相関係数に絞ってカンゼンニリカイ」できる記事を目指してまとめたいと思います。 まとめてみて思ったところとして、極端に高度な内容を含まず、かつ確率論の頻出テクニックを多く組み合わせて求める指標のため、統計学の理解を深めるのにピッタリのテーマだと感じました。 統計について勉強したいという方も、ぜひご一読頂ければと思います。 本文に進む前に 本記事の内容をより深く理解するためには、「共分散」に関する知識があることが望ましいです。 共分散については以下の記事にまと