「サムスン電子が減産に加わっても業況の早期回復は確信できない」 世界のメモリー半導体市場シェアのトップ企業であるサムスン電子が「半導体減産」を公にした後、今年下半期の半導体業況回復を尋ねた質問に対し、12日、半導体メーカーの高位関係者が言った言葉だ。生産量を減らしても世界景気の鈍化で需要不振が続けば、半導体価格の下落傾向が持続する可能性があるという話だ。半導体輸出部門で赤信号が消えないならば、輸出不振と貿易赤字からの脱出は容易でない。 サムスン電子の第1四半期(1~3月)暫定実績発表以外にも、最近は半導体業況不振の行く先を占う指標が相次いで出てきた。世界首位の半導体委託生産企業であるTSMCは11日(現地時間)、4年ぶりに月間売上が前年同期に比べて減少した3月の実績を発表した。先月の売上は1454億1千万台湾ドル(約6340億円)で、2022年3月より15.4%減少した。市場アナリストたち