いま思うと、とんでもなく的外れな分析だったことは明白なんだけど、その昔、"オタク"というのは「男子の属性」だと思われていた時代があったんですよね。 かつて、"オタク"というのは、一般的には「アニメやコミックなどの趣味に没頭する男子」を指す言葉だったんですよ。20世紀あたりまでは。女子の"オタク"なんてものは、ほとんど存在しなかったかのように語られてたりしたんです。 とんでもない話ですよね。 そもそも、少女マンガというジャンルが存在しているのだから、マンガに親しんでいる女子がたくさんいることなんか、データ上からも明白ですもんね。存在しないことにしてどーする、という話です。 このように、"オタク"には男子しかいない——とまではいかなくても、圧倒的に男子が多いかのように世間一般で認識されていたのは、男子の"オタク"が、かなり以前から、きちんと可視化されていたからなのでしょう。 かつて、男子は、ほ
