まず、カレーフェアがやっていない日について考えましょう。カレーフェアの無い日は35+140=175日ありました。そのうち、Aliceが学食に来たのは140日ですから、4/5の確率で学食に来ています。 カレーフェアとAliceの関係を表す重みW_{ac}は、「カレーフェアが開催されており、かつAliceが学食にくる可能性の高さ」を表すパラメータなので、カレーフェアが開催していない時には関係ありません。そこで、新たに「他に何も条件がない場合にAliceが学食に来る可能性の高さ」を表すパラメータを導入しましょう。これを バイアス(bias) と呼び、b_aで表します。b_a>0なら、何もない時にAliceが学食に出現する確率が高いことを、b_a<0なら、出現する確率が低いことを表します。全く同様にして、Bobの学食の出現しやすさを表すバイアスb_b、カレーフェアの開催確率の高さを表すバイアスb_