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第 38 巻第4号 『立命館産業社会論集』 2003 年3月 199 ボードリヤールと他者性 ―他者性の喪失問題考察に向けて― 藤井 友紀* 80 年代の消費社会論ブームの時代に取り上げられたボードリヤールの理論は,しかしその後 90 年代 以降になると,国内ではほとんど取り上げられることがなくなってしまう。そもそも,国内でのボー ドリヤールの扱いは非常に断片的であり,また正当な批判も評価もされてはいなかった。しかし 90 年 代以降,彼は初期の作品からの驚くべき一貫性を発揮し,現代社会の抱える本質的な問題へと言及し ている。当初の彼の課題は,記号化の進展した消費社会でのモノや人間の疎外問題であった。初期の 彼の理論では,モノは消費されるために,固有の役割を手放して機能性などの記号の支配下におかれ た。90 年代以降,彼はさらに合理化が進展し,クローンやヴァーチャルな世界を生
「「知」の欺瞞」、アラン・ソーカル、ジャン・ブリクモン著、田崎晴明、大野克嗣、堀茂樹訳、岩波書店、2000年5月、2800円、ISBN4-00-005678 著者のソーカルはニューヨーク大学の物理学の教授であり、ブリクモンもやはりベルギー生まれの物理学者である。本書の内容は原題「ファッショナブルなナンセンス・・・ポストモダン思想における科学の濫用」に端的に表現されている。日本を含む世界の思想界に大きな影響を与えた、現代フランスの思想家であるラカン、クリステヴァ、ボードリヤール、ドゥルーズ、ガタリといった人々の著作、言説を批判的に検証し、かれらが数学や科学の概念を濫用していることを、膨大な引用を元に証明している。彼らは科学の言葉を盛んに引用するのだが、その内容をほとんど理解していないか、誤解しているかであり、本来の彼らの哲学や人文、社会科学的な主張を飾るためにだけに使っている(それも全く不適
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