広島市で起きた土砂災害で発生する大量のがれきについて、環境省は県や市の要望に応じて広域的な処理を検討する方針を示しました。 井上環境副大臣は22日の記者会見で、広島市の土砂災害で発生する大量のがれきについて、「被災した住民の一日も早い生活再建に向けて、がれきの仮置き場を確保して移動させる必要がある」と述べました。 そのうえで、井上副大臣は、「地元だけでがれきを処理することが難しければ広域的な処理についてアドバイスしたい」と述べ、県や市の要望に応じて広域的な処理を検討する方針を示しました。 今回の土砂災害を受けて環境省では、東日本大震災や去年、伊豆大島で起きた土砂災害などで、がれきの処理に当たった職員を現地に派遣していて、がれきの仮置き場の確保などを支援することにしています。