「第71回毎日映画コンクール」(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の受賞作・受賞者が決まり、こうの史代さんのマンガが原作の劇場版アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直監督)が「日本映画優秀賞」に選ばれたことが19日、明らかになった。「この世界の片隅に」は同賞のほか、「大藤信郎賞」も受賞。さらに音楽を担当したコトリンゴさんが「音楽賞」を獲得し、3冠を達成した。 【写真特集】「この世界の片隅に」 感動の声も続々 名場面公開 「この世界の片隅に」は、「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したマンガが原作。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。劇場版は、女優ののんさん(能年玲奈から改名)がすずの声優を務めていることも話題になった。 「毎日映画コンクール」は、日本で最も長い歴史を持つ