「03」 インドでは、こんなことが よく言われたものだ。 年取った聖者や その追随者たちのところへ行くと、彼らは 今でも こう言いつづけている…… 一滴の精液というのは身体(からだ)の 四十日間の仕事を 意味する。 つまり 一滴の精液をつくるためには 身体は 四十日間 働かなければならない ということだ。 だから、もし 一滴失ったら、四十日分の生命が無駄にされた ということになる ーー 小さな 子供たちは何も知らない。 それでなくとも 彼らの感受性は非常に鋭敏になっている。 社会全体が こう教えるとしたら、彼らは催眠術にかかったようになる。 そうなったら 彼らには もう何もできない。 精液が放出されるのは 身体に その用意ができているからだ、精子が出て行かねばならないからだ。 ところが まわり中 この教えが頑張っている。 彼らには、自分が 精液を失っているとは 誰にも話せない。 そこで 隠