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佐藤弘夫の検索結果1 - 5 件 / 5件

  • 人はなぜ宗教を信じるように進化したのか|河田 雅圭

    本稿は、人が超自然的存在を信じたり、宗教を信仰したりするようになぜ進化したのかを、認知心理学、脳神経科学、遺伝学、進化学などの研究成果をレビューして、独自に考察したものです。 なぜこんなにも多くの人が宗教や超自然的存在を信じているのだろうか 正月、近所の神社に行くと、厄年を迎える人の生まれた年が大きく看板に書かれている。私は、宗教や神の存在は全く信じていないが、看板に書かれた年が自分の生年と一致していると、何の根拠もなく今年は病気に気をつけようとか、お守りぐらい買っておこうか、などと一瞬考えてしまう。これは、人を宗教にひきつける、人間の心理をついた「うまいやり方」である。将来への得体の知れない不安に対して、超自然的なものに頼ろうとする人間のもつ心理的特徴が宗教心を創り出しているのだろうと漠然と考えることができる。 現在、全世界の80%以上の人が宗教あるいは霊的な存在を信じているという(1)

      人はなぜ宗教を信じるように進化したのか|河田 雅圭
    • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

      2024年6月30日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,053点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

        ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
      • 靖国神社と「神国」日本を生んだ、人を「神」に祀り上げる思想の正体(佐藤 弘夫)

        明治維新から太平洋戦争まで、「日本国家」のために殉死した人々を英霊として祀る靖国神社。その誕生の背景には、江戸時代後期から強い影響力を持つようになった思想的な潮流があると、日本思想史の大家・佐藤弘夫氏は指摘する。 先史から現代まで、神(カミ)をめぐる想像力を通して「日本人の心の歴史」を解き明かす最新刊『日本人と神』より、「ヤスクニの思想」の歴史をお届けする。 浮上する天皇 江戸後期になると神を自認する者、他の人々によって生きながら祀られる者(イキガミ)が数多く出現する。幕末の民衆宗教は、そのピークに位置するものだった。 他方、江戸後期から幕末にかけて、まったく異なる文脈で人をカミに上昇させようとする論理がしだいに影響力を増していった。 山崎闇斎(1618〜1682年)に始まる垂加神道(すいかしんとう)とそこに影響を与えた吉田神道が主張する、天皇に奉仕することによって死後神の座に列なることが

          靖国神社と「神国」日本を生んだ、人を「神」に祀り上げる思想の正体(佐藤 弘夫)
        • 『日本学の教科書』伴野文亮・茂木謙之介 (編) - 文学通信

          初版年月日 2022年4月1日 書店発売日 2022年4月11日 登録日 2022年3月7日 最終更新日 2022年4月11日 紹介 これから「日本」を捉え返す視座をどう獲得していくのか。 「日本」を考えるうえで、既存の取り組みにとどまらない、新たな展開を考えるために。 日本学の「方法」と「実践」を提示した、初学者をはじめとした日本学に関心を持つすべての人への「導き」の書。 グローバルヒストリーや文学研究、表象文化論や宗教研究といった人文科学から、「キャラクタ」研究や東北経済学、家族社会学といった社会科学まで、多種多様な学問領野の先鋭的な研究を結集し、さらに〈東北〉という〈場〉を問題意識として共有した新しい日本学の取り組みを示す。 執筆は、茂木謙之介、伴野文亮、クリストファー・クレイグ、佐藤弘夫、高橋章則、大野晃嗣、仁平政人、荒井美咲、君島彩子、オリオン・クラウタウ、雲然祥子、田中重人 【

            『日本学の教科書』伴野文亮・茂木謙之介 (編) - 文学通信
          • 日本研究のための文献リスト - みちくさのみち

            本リストは、私、長尾が2023年度に「日本研究概論」という授業で学生に紹介した文献リストの一部を公開するものです。聴講者は1、2年生向けの入門講義でした。 講義としては、日本研究の来歴を振り返り、近代日本の文化を今日的な視点から研究する際の論点をトピックごとに論じるというものでした。学際的で多岐にわたる領域の話なので、何かしら気になったところから読書が広がっていけばいいなと思い、まだまだ不十分ですが、提示します。 ※各論については省略します。 日本学/日本研究の方法 日本文化論・日本人論 外から見た日本 日本研究を支える人と資料 日本学/日本研究の方法 西川長夫『国境の越え方』増補版(2001、平凡社ライブラリー) 〔増補〕国境の越え方 (平凡社ライブラリー) 作者:西川 長夫 平凡社 Amazon 齋藤希史編『日本を意識する』(2005、講談社選書メチエ) 日本を意識する (講談社選書メ

              日本研究のための文献リスト - みちくさのみち
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