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  • 音階の数学|じーくどらむす

    私の大好きな数学者の名言で、「音楽は感性の数学であり、数学は理性の音楽である」という言葉があります。 数を原理とするピタゴラス教団がピタゴラス音律を作り出し、そこから純正律という整数比率によるハーモニーを重視した音律が作られたことからも、音楽と数学の関係性は深いと言えるでしょう。 しかし、 実際に数学を多少わかって、音楽を多少嗜んでいる方であれば、音楽で使われる様々な単位への違和感を感じたことがあるのではないでしょうか。 とにかく既存の音楽理論や音楽文化が、「12音種」「7幹音」「5線譜」「1から数える」すべてが噛み合っていない感じがすごい。この噛み合ってない上で究極の覚えゲーを重ねがけして理論作り上げてんのヤバい。 — じーくどらむす/岩本翔 (@geekdrums) July 12, 2020 音楽を取り巻く数への違和感まずこの「12音階」(ド~シまで、#、♭も含めた1オクターブ以内の

      音階の数学|じーくどらむす
    • 初代プレイステーションの「起動音」はどのようにして生まれたのか、制作者が25年前を振り返る - AUTOMATON

      今年は、初代プレイステーションが1994年12月3日に日本で発売されてから25周年の節目の年である。「プレイステーション」はその後ブランドとして発展。現行機種であるPS4までの据え置き型コンソールの累計販売台数は4億5000万台を超え、先日12月3日に開催されたPlayStation Awards 2019にて、プレイステーションは「史上最も売れた家庭用ビデオゲームコンソールブランド」としてギネス世界記録に認定された。 多くのゲーム機において、ユーザーであれば誰もが目にするのは起動画面である。そして同時に流れるサウンドは、そのコンソールの象徴のひとつとなる重要な要素だろう。米国PlayStation.Blogは12月5日、初代プレイステーションの起動音を制作した藤澤孝史氏へのインタビューを掲載した。 Discover the origins of the original PlayStat

        初代プレイステーションの「起動音」はどのようにして生まれたのか、制作者が25年前を振り返る - AUTOMATON
      • くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷

        くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷 くるりの新作『愛の太陽 EP』が3月1日にリリースされた。映画やドラマのタイアップ曲を中心に、歌に重点を置いた6曲がパッケージされた同作は、岸田繁(Vo/Gt)曰く「全曲普通にいい曲よね」と思える楽曲がEPになるという、くるりとしては珍しいリリース形態。そんな作品性ゆえ、“聴き手に寄り添うくるり”と、“実験精神に溢れたくるり”という二面性に今一度思いを馳せたくなると同時に、特にこの10年のくるりのディスコグラフィと並べて聴いても違った感触を得られるEPと言えるだろう。 今回リアルサウンドでは、くるりの岸田、佐藤征史(Ba)と、初期から彼らの作品を追ってきた音楽評論家・田中宗一郎の鼎談をセッティング。アルバム『天才の愛』(2021年)を経て今作に繋がるモードを紐解いていくうちに

          くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷
        • 【雑記】遊ぶベートーヴェン

          ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770~1827)と言えばクラシック音楽においては巨人の中の巨人、誰もがその存在と作品群を崇め奉ってきた作曲家でしょう。 僕がピアニストなので今回はピアノ作品に焦点を当てたいのですが、まず彼のピアノ作品の中で何が凄いかと言われれば真っ先に挙がるのは32曲のピアノソナタと考えて間違いないと思います。俗に「ピアノの新約聖書」などと呼ばれたりもするようです(ちなみに「旧約聖書」と呼ばれるのはバッハの《平均律クラヴィーア曲集》らしい)。その所以としては、大小の規模の差はあれど、ベートーヴェンがその創意をフルに注ぎ込んで1曲1曲において音楽的実験プロジェクトを試みた点にあるでしょう。ここにおいてベートーヴェンのソナタは奥深いと言われるわけです。 次いでベートーヴェンのピアノ作品の中で注目されるのは変奏曲でしょう。彼はあの手この手で多様な変

            【雑記】遊ぶベートーヴェン
          • 最高の鍵盤について考える - Imaginantia

            ある音高の音を鳴らすという目的を叶えるUIのことを此処では「鍵盤」と呼ぶことにします。 私は良いUIで操作がしたかったので、いろんな試行錯誤をしてきました。 最終的にだいぶわかりやすい配置になった pic.twitter.com/WApl8cm7GC— phi16 (@phi16_) 2020年9月24日 最終的にこれになりました (今現在)。始まりからここへ至る過程についての解説を書きます。 これは単に私が辿り着いた結論であり、「正しさ」を与えるようなものでは勿論ありません。 音程の持つ情報 まず音は波です。「音高を持つ」と呼ばれる音はある特定の周波数の波を多く含んでいます。 含んでいるだけではあるので一般に音から音高は「計算」できません。出来るのはスペクトルで見せることくらい。 そして波であるという点で、比が単純な波同士は綺麗に混ざるようにみえます。混ざるというのは人間の認知的な側面で

              最高の鍵盤について考える - Imaginantia
            • レミオロメン「粉雪」の「こなーー!!」をグラフにする

              カラオケに行くと、サビで声を張り上げることがある。「粉雪」の「こなー!」とかが有名だ。 そこで、曲ごとに最低音から最高音までどれくらいの音が分布しているのかをグラフにするのはどうかと思った。この曲は自分に歌えそうなのか、この歌手の音域はどのくらいなのか、曲や歌手ごとの差はどれくらいなのか。分かったりしないだろうか。 まず実例から示したほうがいいと思う。「かえるの歌」でやってみよう。 「かえるのうた」 かえるのうたがきこえてくるよ、という歌だ。ドレミファミレドーという音階だったのを覚えているだろうか。あの歌の「ド」や「レ」といった音がそれぞれ何回出てくるを数えてグラフにしたものがこれだ。 緑で示したのがいわゆる「まんなかのド」を含むオクターブで、子どもや女性にとって歌いやすい音域だ(と思う)。その左に青で示したのは、大人の男性にとって歌いやすい音域。 それを踏まえてみると、かえるのうたはこど

                レミオロメン「粉雪」の「こなーー!!」をグラフにする
              • 人生で影響を受けた本100冊。英語(77) 安全(45) LaTeX(9) 図(47) - Qiita

                はじめに 下記には、typewriterまたはcomputerのkeyboardで全文写経した本は数冊(すべて英語)あります。 輪講で全部読んだ本、日本語と英語でも読んだ本などもそれぞれ10冊以上あります。 100回以上読んだ本が10冊以上あるような気がします。 影響を受けた本というよりは、愛読書かもしれません。 引用は、 https://bookmeter.com/users/121023 https://booklog.jp/users/kaizen https://www.amazon.co.jp/gp/profile/amzn1.account.AEZYBP27E36GZCMSST2PPBAVS3LQ/ref=cm_cr_dp_d_gw_tr に掲載している自分で書いたreviewです。 最初にあるところに記録し、それからamazonに転載し、10,000冊になった頃にNo.1 R

                  人生で影響を受けた本100冊。英語(77) 安全(45) LaTeX(9) 図(47) - Qiita
                • アフリカ音楽 後編 - 音楽理論 ざっくり解説

                  アフリカ音楽 後編です。 前編(アフリカ音楽 前編)ではリズムについて学びました。後編ではメロディとハーモニーについて何となく見てまいりましょう。 メロディ まず音階ですが、西洋音楽で言うところの長音階に近いもの、短音階に近いもの、ドリアンスケールに近いもの、五音音階に近いものなど色々あり、とても「アフリカっぽい雰囲気を出すにはこのスケールを使え!」と一言では言えません。前編でも言いましたが、アフリカはとてつもなく広大なので当然です。 ピッチは平均律とはかなり異なります。全ての民俗音楽に言えることですが、採譜しようとすると、だいたいどこかしら高かったり低かったりするので苦労しますw どんなピッチを採用しているかは地域や民族によって一つ一つ異なるのですが、自然倍音列をルーツにしているためか、一般的には、長音階で言うところの3度と7度の音が低いパターンが多いようです。 スポンサーリンク クラシ

                    アフリカ音楽 後編 - 音楽理論 ざっくり解説
                  • 必聴! イスラエル発、世界中の音楽を詰め込んだ驚異のバンド『Pinhas and Sons』

                    必聴! イスラエル発、世界中の音楽を詰め込んだ驚異のバンド『Pinhas and Sons』 2020-05-30 2024-06-16 Funk, Israeli Jazz, Jazz, Music, Pops, Progressive Rock 2018, イスラエル, イスラエルジャズ, キーボード, ジャズ, ファンク, フュージョン, プログレ, ベース, ヴォーカル, 中東音楽 超弩級のミクスチャーバンド、ピンハス&サンズイスラエルのキーボード奏者、オフェル・ピンハス(Ofer Pinhas)率いるピンハス&サンズ(Pinhas & Sons, ヘブライ語:פנחס ובניו)が凄い。 男女ツインヴォーカルが特徴的で、ジャズやプログレ、クラシック、クレズマー、バルカン、ラテン、ブラジルなど幅広いジャンルに影響を受けた独創的かつテクニカルな音楽を展開する驚愕のミクスチャーバンド

                      必聴! イスラエル発、世界中の音楽を詰め込んだ驚異のバンド『Pinhas and Sons』
                    • BEST OF 2022|よろすず

                      2022年の年間ベストです。30作選び順位を付けました。全作感想付きなので記事が長くなってしまい読みにくいかもしれませんが、どれも素晴らしい作品なのでザっとスクロールしてアートワーク目に留まったものだけでも聴いてみていただければ幸いです。画像をクリックで試聴などできるサイトへ飛びます。ではどうぞ。 30. Blackhaine『Armour II』UKプレストンのラッパーによる新作。エクスペリメンタル/アブストラクト度合いでは2021年の『And Salford Falls Apart』には劣る印象ですが、しかしながらこの雰囲気の統一感は私にはめちゃくちゃ魅力的。そもそも彼の音に惹かれたのはデビューEP『Armour』の正に雰囲気の部分だったのでその続編たる本作がそこを崩さずしっかりと継承してくれていることに嬉しさがありました。近いシーンの音楽として語られている印象のIceboy Viol

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                      • 「全てのメロディの著作権を取得する」という試みがなぜ未来の音楽を守ることになるのか?

                        特許権を駆使して賠償金やライセンス料の獲得目的訴訟を起こすパテント・トロールの被害を受ける企業や人は年々増加しています。音楽の世界ではパテント・トロールを防ぐために、「できる限りすべてのメロディを作り出して著作権を取得する」という、逆転の発想に基づいた取り組みが行われています。 Every Melody Has Been Copyrighted (and they're all on this hard drive) - YouTube 男性が手にしているのは1台の外付けストレージ。「2.6テラバイトあって、ここにすべてが入っています。TARファイルに圧縮してね」と男性。 男性はDamien Riehlさん。弁護士として活躍するRiehlさんは、TED Talkであるプレゼンテーションをしたことで注目を集めました。 これがプレゼンテーションの様子。プレゼンテーションで、Riehlさんは「考

                          「全てのメロディの著作権を取得する」という試みがなぜ未来の音楽を守ることになるのか?
                        • プログラミング演習 Python 2021( Version 2021/10/08 (コラム編) )

                          プログラミング演習 Python 2021 コラム編 京都大学 国際高等教育院 喜多 一 京都大学 情報環境機構 森村吉貴 京都大学 高等教育研究開発推進センター 岡本雅子 Version 2021/10/08 目次 Next Chapter Table of Contents 2 目次 目次 2 0. コラム 0 始まり ........................................................................................................4 0.1 Python は 0 ではじまる .................................................................................. 4 0.2 1 始まりではいけないのか .......

                          • デジタルシンセ戦国時代に生まれたCZ-101。革新的発想で開発されたPD音源とは|DTMステーション

                            昨年2020年に40周年を迎えたカシオの電子楽器。今年、そのカシオが久しぶりに新方式音源システムの研究開発に向けて動き出しているようですが、そこに向けてまずは過去を振り返ってみようという連載の2回目。前回は「デジタルシンセの夜明け、1980年発売の『カシオトーン201』に搭載された画期的アイディア、子音・母音音源システム」という記事で、子音・母音音源システムについて紹介しましたが、今回は1984年に発売されたCZ-101に使われたPD音源システムについて見ていきます。 1980年代、各社しのぎを削って特許戦争も熱気を帯び始めたころ、アナログシンセサイザを構成する各モジュールのデジタル化を進めていたカシオ。MOOG博士が作り上げたVCO VCF VCAを鍵盤やエンベロープ、LFOで制御する、アナログシンセサイザの超定番方式を元に、現代のデジタルシンセサイザにも繋がる基礎を作っていった状況につ

                              デジタルシンセ戦国時代に生まれたCZ-101。革新的発想で開発されたPD音源とは|DTMステーション
                            • ブライアン・イーノ エリック・タム その2 - 本と奇妙な煙

                              アート・スクールでの教育 垂直の構造 「非ミュージシャン」であること アンビエント音楽 シンセサイザー、ギター インスピレーション 音声詩 自由な個人 「アート・ディケイド」「センス・オブ・ダウト」 前回の続き。 ブライアン・イーノ 作者:エリック タム 水声社 Amazon アート・スクールでの教育 イーノは、アート・スクールでの教育が「制作のプロセス」に重きを置いて行われていたことを強調している。芸術的行為の残留物である作品よりも、芸術のプロセスに宿るコンセプトのほうがより重要であるというのが、一九六〇年代の前衛の哲学の主要な提言であった。このような状況の中でイーノは、時代の風潮にぴったり合った研究作品を制作した。イプスウィッチの録音機器を用いて、彼は最初の音楽的作品を作った。それは大きな金的属性のランプシェードを叩く音を録音し、そのテープの再生速度を変化させたものだった。その結果とし

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                              • 不要不急でもない19篇――『ポストコロナのSF』総解説 文:飛浩隆|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                2021年春、いまこのときに向けた小説アンソロジー『ポストコロナのSF』が発売されました。寄稿者のひとりであるSF作家の飛浩隆さんがTwitter上で行った、収録作の総解説をお届けします。飛さんご自身の作品については樋口恭介さんにご紹介いただきました。 ―――――――――――――― こないだ「みんな、短篇についてもっと語ろうぜ」みたいなことをつぶやいた手前、収録作ぜんぶについてひとことずつ書いてみたいと思います。とりあえず前半まで。 ■最初は、小川哲「黄金の書物」。翻訳をなりわいとする「私」は、友人から紹介された人物とシュトゥットガルトの空港で遭い、二冊の本を日本に運んでほしいと頼まれる。これは晩餐の最初に出される、ミステリアスなひと匙のアミューズ。長い導入から本題が進みはじめるまで、「この料理はどの味覚へ行きつくのだろう?」と想像しながら舌触りを楽しんでいると、予想外の芳香があふれだし読

                                  不要不急でもない19篇――『ポストコロナのSF』総解説 文:飛浩隆|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                • 書評 「Speech!」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                  SPEECH! How Language Made Us Human (English Edition) 作者:Prentis, SimonhogsaloftAmazon 本書は通訳兼翻訳家(何カ国語も扱うが特に日本語通訳としてのキャリアが長い)であるサイモン・プレンティスによる言語が使えることによりヒトは何を成し遂げてきたのかを論じる本になる.プレンティスは言語学や進化生物学の専門家というわけではないが,ドーキンスやピンカーが推薦文を寄せているというので読んでみたものだ.副題は「How Language Made Us Human」 冒頭には「ウクライナのための序文」がおかれている.これは本書脱稿後にロシアのウクライナ侵攻が生じたことを受けているもので,(実は本書ではその最終章で,言語により世界が平和に向かってきたが,それはなお未完であり,国連の改革が必要であることを論じている)どうして

                                    書評 「Speech!」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                  • okadadaの音楽論に迫る5冊 「残された音源を使って、残らない一晩を彩るDJとは何か」(前編)|好書好日

                                    okadadaさん=寺沢美遊撮影 okadada(オカダダ) 1986年、滋賀県生まれのDJ/トラックメイカー。全国各地の多岐にわたるパーティーにDJとして出演中。ネットレーベル・maltine recordsやbandcampから楽曲をリリースしている。DJ仲間・shakkeとのおしゃべりポッドキャスト「チャッターアイランド」もSpotifyで配信中。 文字として残されたものには優位性もある。でも…… ――DJ仲間のshakkeさんとのポッドキャスト「チャッターアイランド」でたまに読書の話をしているので、今回はokadadaさんがどんな本を読んで、どんなことを考えているのか聞いていきたいなと思っております。 自分はDJなんで、言葉で何かを表現することが少ないんです。それにそもそもDJって何やってるかよくわかんない人も多いと思うんです。「(曲を)選ぶ人って……」みたいな(笑)。音楽の本を読

                                      okadadaの音楽論に迫る5冊 「残された音源を使って、残らない一晩を彩るDJとは何か」(前編)|好書好日
                                    • 音楽は「楽しく」ない -渋滞と無感覚-|Shun Fushimi 伏見 瞬

                                      1. 私にとっての「音楽」について書いてみる。もしかしたら特殊な事例かもしれないが、何らかの参考になる気がするので公表する。 「音楽は「音を楽しむ」と書く。だから楽しいものだ」みたいな言葉をみると、沸騰的に苛立つことがある。まず、熟語漢字を一文字ごとに意味で解釈する仕草への違和感がある。「最幸」のような当て字の不気味さに近い感覚かもしれない。ただ、それ以上に、自分にとって音楽は「楽しい」だけでなく、つらく険しい体験を伴うものでもあるから苛立つ。もちろん「楽しい」が間違っているわけではないのだが、その言葉一つで割り切れるものでもない。 音源を聴く場合でも、ライヴ・コンサートでの演奏を目前とする場合にしても、あるいはクラブで踊る場合でも、「楽しい」と思うことはかなり少ない。少なくとも、肉体的な快楽とは別のものだと感じる。空腹のときにご飯を食べたり、心地よい気温と湿度の中で散歩したり、疲れている

                                        音楽は「楽しく」ない -渋滞と無感覚-|Shun Fushimi 伏見 瞬
                                      • かすれた譜面もAIを使った認識で楽譜に入力。国産譜面ソフト カワイのスコアメーカーZEROの実力|DTMステーション

                                        国産の譜面ソフトとして、1995年12月に誕生したカワイのスコアメーカーZERO(スコアメーカー)は、楽譜が歌ったり、カメラで譜面を撮影してもきれいに楽譜を生成してくれたり、FinaleやSibeliusなど海外の楽譜ソフトとはちょっと違った進化を遂げています。というのも、FinaleやSibeliusなどは楽譜を作る人が使うソフトである一方、スコアメーカーZEROは楽譜を使う人が利用するソフトだからです。 最近では、かすれた譜面もAIを使って認識することで、精度よく楽譜にしてくれたりと日々進化をしています。前回のDTMステーション記事から5年経っているので、ほかにもあらゆる機能のアップデート、追加が行われてきました。そこで今回は、AI認識を中心に、この5年間でどんなアップデートが行われてきたのか、紹介していきたいと思います。 かすれた譜面もAIを使った認識で楽譜に入力。国産譜面ソフト カ

                                          かすれた譜面もAIを使った認識で楽譜に入力。国産譜面ソフト カワイのスコアメーカーZEROの実力|DTMステーション
                                        • sedが奏でるプレリュード | スラド IT

                                          route127曰く、 sedでバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻(WTC Book I)前奏曲ハ長調(BWV846)を演奏するスクリプト「bash.sed」が発表された(github、はてなブックマーク) Linux上での実行方法

                                          • 京都大学プログラミング演習Python2019コラム編.pdf

                                            プログラミング演習 Python 2019 コラム編 京都大学 国際高等教育院 喜多 一 Version 2020/02/13 0 目次 次の章へ 目次へ 2 目次 0. コラム 0 始まり ............................................................................ 4 0.1 Python は 0 ではじまる............................................................ 4 0.2 1 始まりではいけないのか ........................................................ 4 0.3 結局は .........................................................

                                            • 思い出ほろほろ、グノーのアヴェマリア - やれることだけやってみる

                                              年末から頭の中を「アヴェ・マリア」がぐるぐるしておりました。 J.S.バッハ作曲「平均律クラヴィーア第1巻」・前奏曲第1番ハ長調。 これにグノーがラテン語の聖歌を合わせたものです。 年が明けてもぐるぐるしているので、MuseScoreで楽譜を書きました。 仕上がったら、友人が動画を作ってくれました。 3猫のちびっこ時代ですよ。 ^・ω・^ ちいさいキジをごらんあれ。 www.youtube.com 伴奏部分はハープ。 メロディーは友人リクエストのオカリナ…。 が、なかったのでゲルスホルン(角笛)になりました。 この楽器はオカリナの仲間みたいですね。 きりたんに歌ってもらおうかと思いましたが断念。 ラテン語は敷居が高かったです。 おりしも昨日は『成人の日』。 3猫もしみじみ大きくなりました。 日本の人間界では十八歳が『成年』。 ※お酒や勝ち馬投票券はおとな(二十歳)になってから。 猫界で『お

                                                思い出ほろほろ、グノーのアヴェマリア - やれることだけやってみる
                                              • ウィークエンドサンシャイン 2024年6月22日(ブラッド・メルドー、パット・メセニー、ジャスミン・マイラ) - ラジオと音楽

                                                www.nhk.jp 【目次】 Brad Mehldau『After Bach II』 After Bach: Cavatina Prelude No. 7 in E-Flat Major from The Well-Tempered Clavier Book I, BWV 852(平均律クラヴィーア曲集第1巻~前奏曲 第7番 変ホ長調 BWV 852) Pat Metheny「Here, There And Everywhere」 Jasmine Myra「Glimmers」 Brad Mehldau『After Bach II』 ブラッド・メルドーの新作。2018年の『After Bach』の続編。バッハの曲の演奏とバッハからのインスピレーションを元にしたオリジナル曲で構成されています。 AFTER BACH II アーティスト:BRAD MEHLDAU Nonesuch Amazon

                                                  ウィークエンドサンシャイン 2024年6月22日(ブラッド・メルドー、パット・メセニー、ジャスミン・マイラ) - ラジオと音楽
                                                • ジャズ・トゥナイト 2024年7月13日(ジャボチカバ、ジュリアス・ロドリゲス、オブリーク・サインポスツ、ブラッド・メルドー) - ラジオと音楽

                                                  www.nhk.jp 【目次】 「フルーツJAZZ」特集 Jabuticaba「Wrong Key Donkey」 ホットピックス Julius Rodriguez『Evergreen』 Funmi’s Groove Love Everlasting(feat. Keyon Harrold) Oblique Signposts『Amidst Wayfares』 Luiza Manuel, O Audaz Brad Mehldau『After Bach II』 Between Bach 「フルーツJAZZ」特集 今回はフルーツに関わる題材のジャズの特集でした。 Jabuticaba「Wrong Key Donkey」 木の幹に直接ぶどうの巨峰のような黒い果実が実る南米原産のジャボチカバというフルーツがあるそうです。このフルーツの名前を付けたグループ。ピアニストの永武幹子とサックス奏者の加納奈

                                                    ジャズ・トゥナイト 2024年7月13日(ジャボチカバ、ジュリアス・ロドリゲス、オブリーク・サインポスツ、ブラッド・メルドー) - ラジオと音楽
                                                  • 百田尚樹『クラシックを読む2』 を読みながら音楽を聴いてみた - ヴィヴァルディ「四季」、バッハ「無伴奏チェロ組曲」、ベートーヴェン「交響曲第8番」 - - 時の化石

                                                    どうもShinShaです。 今回は百田尚樹さんの著書『クラシックを読む2』に関する記事です。 百田さんの本は、やはり面白いなぁ。 結局、続編も買ってしまいました。 この本の文章には熱があり、ついついApple Musicを聴いてしまいます。 どんどんクラシック音楽に引き込まれていきます。 この本のサブタイトルは「生きるよろこび 」。 今回は名曲ヴィヴァルディ「四季」、バッハ「無伴奏チェロ組曲」に隠されたドラマ、 そしてベートヴェンの交響曲に秘められた愛のエピソードを紹介します。 百田尚樹氏について 『クラシックを読む2』から ヴィヴァルディ「四季」 バッハ「無伴奏チェロ組曲」 サブスク ミュージックを聴こう ベートーヴェン「交響曲第8番」 あとがき 百田尚樹氏について 百田さんのプロフィールを下に載せました。 百田さんが書いた小説の累計発行部数は2,200万部。 これほどのベストセラー作家

                                                      百田尚樹『クラシックを読む2』 を読みながら音楽を聴いてみた - ヴィヴァルディ「四季」、バッハ「無伴奏チェロ組曲」、ベートーヴェン「交響曲第8番」 - - 時の化石
                                                    • ここに始まる〝不滅の9曲〟。ベートーヴェン『交響曲 第1番 ハ長調 作品21』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                      ベートーヴェン(1801年の肖像) 第1シンフォニーの評判は? 1800年4月2日にウィーンのブルク劇場で開催された、ベートーヴェン初のアカデミー(作曲家主催のコンサート)。 メインは、プログラム最後、大トリに持ってこられた記念すべき第1シンフォニー。 ベートーヴェンはすでに29歳になっていて、たくさんの名曲を作曲していましたが、シンフォニーについては長年構想を温め、推敲を重ねて、ようやく満を持して発表にこぎつけました。 モーツァルトが〝最後〟のシンフォニーを書いたのが32歳ですから、ベートーヴェンがいかにシンフォニーの作曲に慎重だったか、気合を入れたかが分かります。 〝不滅の9曲〟の一番目ですから、今から思えば別に不思議はないかもしれませんが、もともとオペラやコンサートのはじまりの曲、いわば前座に過ぎない〝軽い曲〟だったシンフォニーを、ベートーヴェンは初めから、自らの芸術の中核媒体として

                                                        ここに始まる〝不滅の9曲〟。ベートーヴェン『交響曲 第1番 ハ長調 作品21』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                      • 「教授とは社会を見るまなざし、文化を見るまなざしでつながることができた」後藤正文が語る、社会に生きる人間としての自分と坂本龍一 | TURN

                                                        「教授とは社会を見るまなざし、文化を見るまなざしでつながることができた」 後藤正文が語る、社会に生きる人間としての自分と坂本龍一 後藤正文が初めて本名名義でのアルバム『Recent Report I』を発表した。ASIAN KUNG-FU GENERATIONでもGotchでもなく、ただ、後藤正文として。だが、その作品を耳にすれば、これを何も纏わない自身の名前で制作する必要があったことに気づくだろう。そのくらいプライヴェートなアルバムであり、現代に生きる個人の想いがそのまま音に反映された作品だ。 ここには歌もなければメロディもない。リズムやビートもない。一般的な概念としてのポップス、ロック的な形式やスタイルもない。自らフィールド・レコーディングを重ねて収集した音のカケラを取り込みながらスタジオに籠ってたった一人で制作したという今作は、強いて言えば、いわゆるドローン作品、あるいはアンビエント

                                                          「教授とは社会を見るまなざし、文化を見るまなざしでつながることができた」後藤正文が語る、社会に生きる人間としての自分と坂本龍一 | TURN
                                                        • 数々の伝説に彩られた、ムーンライトソナタ。ベートーヴェン『ピアノソナタ 第14番(幻想曲風ソナタ)嬰ハ短調 作品27-2《月光》』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                          テーマは何か? ベートーヴェンの2曲セット『2つの幻想曲風ソナタ 作品27』の2曲目が、有名な〝月光ソナタ〟〝ムーンライトソナタ〟です。 ピアノソナタといえばまずこの曲の名が思い浮かぶ、ソナタの王者です。 まさに降り注ぐ月の光のように幽玄な第1楽章。 短いけれど憧れで胸がいっぱいになる第2楽章。 地獄から湧き上がるかのような激しい情念に圧倒される第3楽章。 この曲の与えるインパクトの強烈さから、ベートーヴェンがなぜこの曲を書いたのか、彼はこの曲にどんな思いを込めたのか、作曲当時から作曲者の死後に至るまで、様々な説、解釈が唱えられてきました。 いわく、叶わない恋へのやるせない思いをぶつけた。 いわく、盲目の少女に月光の美しさを伝えるために捧げた。 いずれもロマンティックなエピソードで、この曲を聴く人は、これらの〝伝説〟に思いを馳せることになります。 そうすると、この謎めいた曲の解釈に答えを与

                                                            数々の伝説に彩られた、ムーンライトソナタ。ベートーヴェン『ピアノソナタ 第14番(幻想曲風ソナタ)嬰ハ短調 作品27-2《月光》』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                          • くるり、『天才の愛』での“ひらめきと探求” 「0から1に生み出されたものがどこまで飛べるのか」

                                                            世にも不思議な音が鳴っている。形容しがたく、それでいて快感を伴う魅惑的な響き。ジャズやプログレッシブ、パワーポップやラテン音楽など、本作から音楽的要素を見出すことは容易だが、サウンドの質感はことごとく未知。このアルバムは、音そのものが魔法なのである。 前作『ソングライン』から2年7カ月ぶりに届けられる、くるりの13作目のフルアルバム『天才の愛』。取材後の雑談で岸田繁は、「『THE PIER』以来の勝負に出た作品」とこぼしていたが、冒険心溢れる音の数々はまさしくそれに通ずるものである。長い時間をかけて作られたという本作は、きっと2人にとっても新鮮な響きをもたらしたアルバムに違いない。 本作に収録された楽曲のほとんどが、ゴミのようなアイデアから生まれたものだという。つまり、本来は捨てられていたかもしれないタネを育むことで完成されたアルバムだ。価値なきものに命を吹き込む探究心と遊び心、通奏低音は

                                                              くるり、『天才の愛』での“ひらめきと探求” 「0から1に生み出されたものがどこまで飛べるのか」
                                                            • 数学ドラマ「ハードナッツ!」を観る - まねき猫の部屋

                                                              生活 固い記事の合間のコーヒーブレイクです…。仕事が減って時間が出来たので、録画した昔のドラマを一気観してしまいました(^_^;) 観たのは「ハードナッツ!数学girlの恋する事件簿」。全8話を1日で見終わりました(;゜ロ゜) どれだけ暇だったんだか?他にやることあるでしょ?と自分に突っ込みを入れてしまいました(^◇^;)。せっかく観たのだからブログに記録しておきます。その他の数学ドラマも合わせて徒然に書いています。お時間があったらお付き合いください。 目次 1.ハードナッツ!数学girlの恋する事件簿 2.ラプラスの魔女 3.おわりに 1.ハードナッツ!数学girlの恋する事件簿 簡単にあらすじをご紹介します。(下記から引用) 難波くるみは大学1年生ながら研究室に出入りを許されるほどの数学の天才。常々この世界を支配しているのは数式で、全ては誰かがどこかで計算していると考える少々変わり者だ

                                                                数学ドラマ「ハードナッツ!」を観る - まねき猫の部屋
                                                              • Maxの17年

                                                                マックス・マシューズに敬意を表して命名したライブエレクトロニクスを実現するためのコンピュータ環境について、私は長年取り組んできた。現在サポートされている3つのコンピュータプログラムであるMax/MSPとJmax、Pdは、ここで「Max」として参照してゆく共通のパラダイムを拡張した実装と見なせる。Maxパラダイムは今では十分に安定しているように思われ、出版された説明がすぐに古びる恐れは最早あるまい。Max(のパラダイム)が何をうまくでき、何をうまくできず、またこの知識から私たち皆が何を学べるのかを、いまこそ私たちは有益に評価できる。エリック・ライオンが主催する音楽ソフトウェアの未来に関するダートマス・シンポジウムは、このプロジェクトを開始する絶好の機会である。明らかな理由で全く客観的または公平ではないと思われる部分がこの論説にあれば、あらかじめ謝罪しよう。様々な形や舞台でMaxに、あるいはM

                                                                • 国王に大喝采を浴びた、ベルリンのベートーヴェン。『2つのチェロ・ソナタ 作品5』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                                  チェロ・ソナタ作品5をベートーヴェンと初演したジャン=ルイ・デュポール ベートーヴェンがたどるバッハ巡礼の旅 初の長旅に出た若きベートーヴェン。 1796年4月半ば頃、かけがえのない出会い、そして名声を獲得したプラハを後にして、次の目的地に向かいます。 彼を旅に連れ出したリヒノフスキー侯爵は、すでにウィーンに戻っていました。 最初はベルリンまでベートーヴェンを連れていって、プロイセン王に引き合わせる予定だったはずですが、所用ができたものと思われます。 ベートーヴェンはここからは一人旅になりますが、侯爵は十分にお膳立てしてくれていたと見えて、行程に支障はありませんでした。 次の目的地は、ザクセン選帝侯の都、ドレスデン。 到着したのは4月23日でした。 当時の選帝侯は、バッハがロ短調ミサやカンタータを捧げて、宮廷楽長の称号を求めたフリードリヒ・アウグスト2世の孫、フリードリヒ・アウグスト3世(

                                                                    国王に大喝采を浴びた、ベルリンのベートーヴェン。『2つのチェロ・ソナタ 作品5』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                                  • くいなちゃんノート - くいなちゃん

                                                                    1ページ目 真っ白なノート 2024年09月03日くいなちゃん くいなちゃんが思ったことを書き連ねる、ちょっぴり秘密のノートです。 1ページ目 真っ白なノート 2ページ目 くいなちゃん語録1~8 3ページ目 サイコロで1~10を作る 4ページ目 くいなちゃん語録9~16 5ページ目 平均律と純正律 6ページ目 くいなちゃん語録17~24 7ページ目 数えパズル 8ページ目 くいなちゃん語録25~32 9ページ目 くいなちゃん語録33~40 10ページ目 くいなちゃん語録41~48 11ページ目 2でπが作れるか 12ページ目 くいなちゃん語録49~56 13ページ目 くいなちゃん語録57~64 14ページ目 くいなちゃん語録65~72 15ページ目 神経衰弱でわざとミスすべき場面 16ページ目 くいなちゃん語録73~80 17ページ目 くいなちゃん語録81~88 18ページ目 くいなちゃん

                                                                    • Pythonで音を鳴らす

                                                                      はじめに なにか音を鳴らすプログラムを組みたくなる時があります。以下ではJupyter Notebook (Google Colab)上で音を鳴らすサンプルです。 ソースコードは以下においてあります。 kaityo256/python_play_sound Google Colabで開いてそのまま試すこともできます。 音の鳴らし方 音を鳴らすには、波形データをNumPy配列で作ってIPython.display.Audioに突っ込むのが簡単です。例えばサンプリングレート48kHz、長さ1秒で、基準となるラの音(440Hz)を鳴らすには、以下のようなコードになります。 import numpy as np import IPython rate = 48000 duration = 1.0 t = np.linspace(0., duration, int(rate*duration)) x

                                                                        Pythonで音を鳴らす
                                                                      • 天才少年が作った前衛作品と、最大の師ネーフェ。ベートーヴェン『選帝侯ソナタ』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                                        クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェ(1748-1798) 学校の勉強はできなくても ベートーヴェン少年は、学校の勉強は苦手だったようです。 公立の小学校に入学したものの、当時の同級生からは、怠け者だったという証言があります。 大人になってからも、ベートーヴェンは計算が苦手だったとか、文章にも誤りが多いとか言われ、幼い頃サボっていたからだ、といわれていますが、学校の成績は将来の成功とは必ずしも因果関係はありません。 中学・高校にあたるギムナジウムには進学しませんでしたが、大人になってからのベートーヴェンは読書家で、インド哲学にまで興味を示していますから、知的好奇心旺盛で高い教養を身につけています。 要するにベートーヴェンは、嫌いなことは一切やらず、好きなことには没頭するタイプだったのです。 没頭したのはオルガン、クラヴィーアといった鍵盤楽器の演奏で、教会や修道院に行っては修道士に教えを乞

                                                                          天才少年が作った前衛作品と、最大の師ネーフェ。ベートーヴェン『選帝侯ソナタ』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                                        • 牛尾憲輔インタビュー アニメ『平家物語』の音楽を支える「コンセプチュアルな思考」のプロセスに迫る

                                                                          湯浅政明、白石和彌、沖田修一、山田尚子……気鋭の映像作家が送る作品の音楽を次々と手がけ、ソロ名義・agraphでも先鋭的な電子音楽作品を発表する牛尾憲輔さんに、今回インタビューの機会を得ることができた。 最新作は2022年1月よりフジテレビ系「+Ultra」枠で放送中のテレビアニメ『平家物語』(山田尚子監督・サイエンスSARU制作)。山田監督とのタッグは『映画 聲の形』『リズと青い鳥』という2作の劇場公開作品に続き、3作目となる。物語や世界観を(時には物理学や数学の言語も用いて!)抽象的なレベルで共有し制作に入っていくという手法は、今回も健在。しかしながら劇場作品と異なり「オートクチュールではない」(牛尾さん談)テレビシリーズ音楽の特性上、異なる発想も求められたとのこと。西洋楽器とは異なる響きを持つ和楽器とのコラボレーションも、新しい挑戦となったという。 アニメ『平家物語』PV ソニーが開

                                                                            牛尾憲輔インタビュー アニメ『平家物語』の音楽を支える「コンセプチュアルな思考」のプロセスに迫る
                                                                          • サウンドプログラマー濱哲史に聞く、坂本龍一のインスタレーション作品 制作の流儀:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

                                                                            濱哲史(サウンドプログラマー、アーティスト)/畠中実(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員) 2023年05月15日号 3月28日に逝去された音楽家・坂本龍一氏は、多岐にわたる創作活動で知られているが、さまざまなアーティストやエンジニアたちとともに多くのインスタレーション作品も手がけていた。展示空間をアルバムやコンサートとは異なる音空間として、坂本氏はそこで何を探求し、どのように音を構築していたのだろうか。サウンドプログラマーとして協働していた濱哲史氏を、音楽批評および、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC](以下、ICC)で坂本氏の展覧会のキュレーションも手がけた畠中実氏にインタビューしていただいた。(artscape編集部) 坂本龍一 with 高谷史郎《IS YOUR TIME》(2017)展示風景 [撮影:丸尾隆一 写真提供:NTTインター

                                                                              サウンドプログラマー濱哲史に聞く、坂本龍一のインスタレーション作品 制作の流儀:フォーカス|美術館・アート情報 artscape
                                                                            • 値引き販売された1作目。ベートーヴェン『ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                                              新発見のロンドを所収したブライトコップフ&ヘルテル社のベートーヴェン全集(1863年刊行) 師匠が変わるたびに書き直された? ベートーヴェンの最初のピアノ・コンチェルトは、前回取り上げた第1番 ハ長調ではなくて、第2番 変ロ長調でした。 今回はこのコンチェルトの数奇な誕生物語を綴ります。 長い間通説とされてきたのは、この曲はベートーヴェンがウィーンに来た1793年頃から書きはじめられ、1795年に完成して、その年3月29日のブルク劇場でのデビューコンサートで初演を飾った、ということでした。 しかし、近年の研究では、そのコンサートで演奏されたのは、第1番 ハ長調だということになったのは前回取り上げた通りです。 さらにベートーヴェンのスケッチ帳の詳細な研究が行われた結果、第2番はもっとはるか以前のボン時代、16歳前後の1786年頃から書きはじめられ、2つの『皇帝カンタータ』を作曲した1790年

                                                                                値引き販売された1作目。ベートーヴェン『ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                                              • 音楽理論は必要なのか - 音楽理論 ざっくり解説

                                                                                たまにはこんな荒れそうなテーマに挑戦してみましょう。 芸術の弱点(?)は、作品の良し悪しを点数などで明確に決められないところです。 私の絵とピカソの絵を比べたらピカソの圧勝に決まっていますが、それを万人が納得するように数値化することは出来ません。 写実性を評価基準にしたら、ワンチャン私が勝ってしまうかもしれない。 音楽も同様です。 音楽理論を勉強すれば良い曲が書けるようになりますが、では「良い曲の定義とは何か」「この曲は何点か」と聞かれたら、私は答えられない。 いや、答えられますが「それはお前の主観だろ」と言われたら反論できない。 高度な音楽理論に則った曲は、一流シェフの料理のようなもの。そうでない曲はジャンクフードです。 世の中にはジャンクフードのほうが好きな人もいます。 これが料理の話ならば「体に悪いからやめろ!」と言えるのですが、音楽の場合「理論に則っていない曲は体に悪い」という科学

                                                                                  音楽理論は必要なのか - 音楽理論 ざっくり解説
                                                                                • 【PLAYLIST】初めてには刺激が強すぎる“微分音ジャズ”の世界

                                                                                  【PLAYLIST】初めてには刺激が強すぎる“微分音ジャズ”の世界 2021-10-29 2023-09-12 Feature, Jazz, Middle Eastern, Music, Playlist ジャズ, プレイリスト 平均律に慣れすぎた耳を刺激する、微分音ジャズのプレイリスト私たちが普段耳にする音楽のほとんどは、西洋音楽の標準である「十二平均律」で作られています。 あまりにもそれが当たり前になりすぎていて、まるで十二平均律の音楽だけが世の中の音楽の全てであるかのように思えてしまいます。 しかし世界を見渡してみれば、十二平均律の範疇を外れる「微分音」を用いた魅力的な音楽やメロディーも実はたくさんあるのです。 今回は現代的で比較的聴きやすい、「ジャズ」と「微分音音楽」のハイブリッドな楽曲たちをSpotifyとApple Musicのプレイリストにまとめてみました。 普段は意識するこ

                                                                                    【PLAYLIST】初めてには刺激が強すぎる“微分音ジャズ”の世界