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  • 「手書き」と「関連づけ」で理解と記憶が進む。すごいメモ術「ツェッテルカステン」を勉強に活用してみた。 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

    20世紀を代表する社会学者のひとり、ニクラス・ルーマン氏は、インデックスカードに手書きしたメモを互いに関連づけるやり方で、本や記事など大量の良質なアウトプットを可能にしたといいます。この方法をツェッテルカステンというのだとか。 じつは、このツェッテルカステンを客観的に眺めてみると、学習にも役立つことが大いに期待できます。とはいえ、ルーマン氏のやり方を忠実にまねるのは、なかなか大変そう……。そこで今回は、現代の学習者にとって少しでも使いやすくなるよう、手書きのツェッテルカステンをアレンジしてみました。 ルーマンの「ツェッテルカステン」 「ツェッテルカステン」の分類方法 「ツェッテルカステン」が学習に有用だと考える理由 手書きは「自分の言葉で再構成」する 記憶は「常に再構成」されている 「ツェッテルカステン」を使いやすくアレンジする やってみた感想 ルーマンの「ツェッテルカステン」 2015年

      「手書き」と「関連づけ」で理解と記憶が進む。すごいメモ術「ツェッテルカステン」を勉強に活用してみた。 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
    • 日本人の「推し活」と宗教との類似性,そこに潜む課題とは。「消費社会の宗教:ファンダム・カルチャー」聴講レポート[CEDEC 2024]

      日本人の「推し活」と宗教との類似性,そこに潜む課題とは。「消費社会の宗教:ファンダム・カルチャー」聴講レポート[CEDEC 2024] ライター:柳 雄大 2024年8月21日,ゲーム開発者向け会議「CEDEC 2024」にて,関西学院大学神学部・准教授の柳澤田実(やなぎさわ たみ)氏による「消費社会の宗教:ファンダム・カルチャー」と題したセッションが行われた。 これは,「推し活」に代表される日本のファンダム(熱狂的ファンが形成するコミュニティ)カルチャーと宗教との類似性,そこに顕在化する問題点と共に,“ファンダムが「善い」宗教である”ために何が重要であるかを解説するという内容だ。講演者の柳澤氏は1973年生まれで,哲学・キリスト教思想を専門に長年の研究を続け,近年では宗教学の観点から「推し活」と宗教の類似性を指摘した評論が知られている。 一見,ゲーム開発とは直接結びつきにくそうな題材だが

        日本人の「推し活」と宗教との類似性,そこに潜む課題とは。「消費社会の宗教:ファンダム・カルチャー」聴講レポート[CEDEC 2024]
      • 人工培養された脳細胞によるゲームプレイの仕組み 〜自由エネルギー原理について〜|masa_kazama

        イントロ「実験室内で培養した人の「ミニ脳」にゲームをプレイさせることに成功、AIよりも速いわずか5分で習得」というニュースが話題になっています。 脳細胞をトレーの中で人工培養させて、その細胞に卓球ゲームの「Pong」をプレイさせたところ、たった5分で学習し、ラリーが続くようになったと報告されています。まるで、マトリックスの映画のようで、この技術を使った未来がワクワクすると同時にちょっと怖くもあります。一体、どんな技術を使って、脳細胞に卓球ゲームを学習させたのでしょうか。このニュースを取り上げている記事は多かったのですが、中身の仕組みについて解説している記事は多くありませんでした。そこで、このブログ記事では、ミニ脳にゲームを学習させた仕組みを自分の勉強がてらに、備忘録的にざっくりとまとめたいと思います。(そのため、自分の理解や記述が間違っている箇所があるかもしれません。もしありましたらお知ら

          人工培養された脳細胞によるゲームプレイの仕組み 〜自由エネルギー原理について〜|masa_kazama
        • 人はなぜ宗教を信じるように進化したのか|河田 雅圭

          本稿は、人が超自然的存在を信じたり、宗教を信仰したりするようになぜ進化したのかを、認知心理学、脳神経科学、遺伝学、進化学などの研究成果をレビューして、独自に考察したものです。 なぜこんなにも多くの人が宗教や超自然的存在を信じているのだろうか 正月、近所の神社に行くと、厄年を迎える人の生まれた年が大きく看板に書かれている。私は、宗教や神の存在は全く信じていないが、看板に書かれた年が自分の生年と一致していると、何の根拠もなく今年は病気に気をつけようとか、お守りぐらい買っておこうか、などと一瞬考えてしまう。これは、人を宗教にひきつける、人間の心理をついた「うまいやり方」である。将来への得体の知れない不安に対して、超自然的なものに頼ろうとする人間のもつ心理的特徴が宗教心を創り出しているのだろうと漠然と考えることができる。 現在、全世界の80%以上の人が宗教あるいは霊的な存在を信じているという(1)

            人はなぜ宗教を信じるように進化したのか|河田 雅圭
          • 「男性はセックス序盤で興奮しすぎるとオーガズムに達しにくい」ことを数学者が証明、男性がベストなパフォーマンスを発揮する興奮レベルとは?

            イギリスにあるサセックス大学の数学者が、「セックス中の男性が過度に心理的な興奮を覚えるとオーガズムを得にくくなることが分かった」と発表しました。男女数百人の性交を観察した研究データや、セックス中の人の脳をスキャンしたデータを数理モデルで分析したこの研究により、男性が絶頂に至れない問題を解決する糸口も見つかっています。 Sex, ducks, and rock “n” roll: Mathematical model of sexual response | Chaos: An Interdisciplinary Journal of Nonlinear Science | AIP Publishing https://doi.org/10.1063/5.0143190 Want satisfaction? Do the maths : Broadcast: News items : Uni

              「男性はセックス序盤で興奮しすぎるとオーガズムに達しにくい」ことを数学者が証明、男性がベストなパフォーマンスを発揮する興奮レベルとは?
            • 肥満の人は「もう十分食べた」というシグナルに脳が反応する能力が損なわれ減量後も回復しないことが明らかに

              肥満の人は1日に必要な摂取カロリーをオーバーした量を食べてしまう傾向がみられるほか、減量した後も体重を保つことができずリバウンドしやすいと指摘されています。イェール大学やハーバード大学の研究チームが発表した新たな論文では、「肥満の人の脳は『もう栄養素を十分とった』という胃腸のシグナルに反応しなくなっており、減量後もその能力は回復しない」ということが示されました。 Brain responses to nutrients are severely impaired and not reversed by weight loss in humans with obesity: a randomized crossover study | Nature Metabolism https://doi.org/10.1038/s42255-023-00816-9 Diminished brain r

                肥満の人は「もう十分食べた」というシグナルに脳が反応する能力が損なわれ減量後も回復しないことが明らかに
              • うつ病の人は健康な人と比べて特定の脳ネットワークが平均73%も拡大していることが判明

                人間の脳ではさまざまな領域が連携するネットワークが形成されており、このネットワークが特定のプロセスを実行しています。うつ病の人とそうでない人の脳を比較した新たな研究により、うつ病の人の脳では特定の脳ネットワークが平均73%も拡大していることがわかりました。 Frontostriatal salience network expansion in individuals in depression | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-024-07805-2 Part of brain network much bigger in people with depression, scientists find | Depression | The Guardian https://www.theguardian.com/society

                  うつ病の人は健康な人と比べて特定の脳ネットワークが平均73%も拡大していることが判明
                • 孤独な人は「世界の感じ方」が孤独でない人だけでなく他の孤独な人とも異なっているという研究結果

                  ロシアの文豪であるレフ・トルストイは、著書「アンナ・カレーニナ」の冒頭で、「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」と記しました。「孤独」を感じている人の脳活動を測定した新たな研究では、トルストイが記したように、孤独な人の脳活動は孤独を感じていない人だけでなく、孤独を感じている他の人とも異なっていることが判明しました。 Lonely Individuals Process the World in Idiosyncratic Ways - Elisa C. Baek, Ryan Hyon, Karina López, Meng Du, Mason A. Porter, Carolyn Parkinson, 2023 https://doi.org/10.1177/09567976221145316 Brain scans reveal that l

                    孤独な人は「世界の感じ方」が孤独でない人だけでなく他の孤独な人とも異なっているという研究結果
                  • 〝ゼロカロリー〟甘味料「ダイエットにはNG」WHOが勧告する理由

                    WHOが先月発表したガイドラインでは、いわゆる“ゼロカロリー”“糖質ゼロ”とうたわれる食品に使用されている甘味料が、実はダイエットにはNGであるという見解が示されました。「カロリーや糖質ゼロ」なのに「体重減少効果がない」とされたのは、どのような理由からなのでしょうか。甘味料に関するこれまでの研究結果をまとめます。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) WHOが5月15日付で発表したガイドライン(※1)は、ダイエットに興味がある世界中の人に衝撃を与えました。その内容は「砂糖代替の甘味料に体重減少効果はなく、むしろ病気のリスクを高める」というもの。 日本でも「健康に良さそう」という理由で、「ゼロカロリー」「糖質ゼロ」のジュース飲料などを選んでいる人も多いことでしょう。 しかし、WHO栄養・食品安全担当ディレクターのフランチェスコ・ブランカさんは、「砂糖をNSS(Non-Sugar Swee

                      〝ゼロカロリー〟甘味料「ダイエットにはNG」WHOが勧告する理由
                    • 多言語話者になるための脳科学的条件――新たな言語の文法習得を司る脳部位を特定―― | 東京大学

                      2024年1月19日 国立大学法人 東京大学 マサチューセッツ工科大学 一般財団法人 言語交流研究所 発表のポイント 英語やスペイン語等の習得経験のある日本語母語話者が、新たにカザフ語の文に音声で触れた時、その文法習得を司る脳部位を特定しました。 この新たな言語習得を司る脳部位は、これまで母語や第2言語の文法処理に関わる「文法中枢」として研究チームが特定してきた「左下前頭回の背側部」と完全に一致しました。 多言語の習得効果が累積することで、より深い獲得を可能にするという仮説「言語獲得の累積増進モデル」が、脳科学によって明確に裏付けられました。 発表概要 東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授と梅島奎立助教は、マサチューセッツ工科大学言語哲学科のスザンヌ・フリン教授との共同研究において、新たな言語に触れた時に「誰が、何時、何を」習得したかを司る脳部位を初めて特定しました。この研究は、一般

                        多言語話者になるための脳科学的条件――新たな言語の文法習得を司る脳部位を特定―― | 東京大学
                      • 「マジックマッシュルーム」がうつ病に効くメカニズムが脳スキャンで解明へ、依存症や拒食症の治療に使える可能性も

                        マジックマッシュルームの有効成分・シロシビンをうつ病患者に投与し、その脳をスキャンしたデータを分析する研究により、シロシビンには硬直化した脳の状態を柔軟にして再配線を促す働きがあることが判明しました。シロシビンがうつ病を改善させるメカニズムについての理解が進んだことで、シロシビンが依存症や拒食症など他の精神疾患にも効果を示す可能性があることも分かりました。 Increased global integration in the brain after psilocybin therapy for depression | Nature Medicine https://www.nature.com/articles/s41591-022-01744-z Psilocybin Rewires the Brain for People with Depression | UC San Fran

                          「マジックマッシュルーム」がうつ病に効くメカニズムが脳スキャンで解明へ、依存症や拒食症の治療に使える可能性も
                        • 犬は赤ちゃん言葉で話しかけられるとうれしい。特に女性の高い声だと脳がより強く反応する

                          犬と人間のコミュニケーションについて、興味深い研究が行われた。人間が話しかける声色の違いに、犬がどのような反応を示すかを調べたのだ。 ハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学、動物行動学の研究者らによって行われた研究による と、犬の脳は、”かわいらしい声”と言われる特定の声の調子に対して、敏感に反応し、喜ぶことがわかった。 人が幼児やペットに対してよく使うトーンの高い、いわゆる”赤ちゃん言葉”のことだ。一番反応が強かったのは、女性が話す赤ちゃん言葉だったという。 犬は誇張された韻律の赤ちゃん言葉にどのように反応するのか? 人は幼児や動物と戯れる際、トーンが高くなり、メロディアスで、愛情のこもった声をよく使う傾向があることが長年観察されてきた。 これまでの研究でも、子犬相手に高い声で、感情をこめて大げさに話しかけると、互いの結びつきの強さが高まることがわかっている。 また、イギリス、ヨーク大

                            犬は赤ちゃん言葉で話しかけられるとうれしい。特に女性の高い声だと脳がより強く反応する
                          • 脳に電極を埋め込まなくても「思考」がリアルタイムで読めるAI技術が登場

                            機能的磁気共鳴画像(fMRI)という手法で脳をスキャンしAIに解析させることで、人の思考を正確に読み取ることができたとの論文が発表されました。この技術により、病気やけがで話したり体を動かしたりすることができない人のコミュニケーションを支援する技術が大きく前進すると期待されています。 Semantic reconstruction of continuous language from non-invasive brain recordings | bioRxiv https://doi.org/10.1101/2022.09.29.509744 Researchers Report Decoding Thoughts from fMRI Data | The Scientist Magazine® https://www.the-scientist.com/news-opinion/res

                              脳に電極を埋め込まなくても「思考」がリアルタイムで読めるAI技術が登場
                            • 「美しさ」のサイエンス『美の起源』

                              多くの方が、直感で式①を選ぶだろう。正解だ。 式①の[オイラーの等式]が、世界で一番美しいとされる。ちなみに、式②の[ラマヌジャンの無限級数]は、最も醜いとされる数式だという。 最も美しい数式を探す実験は、認知科学者のセミール・ゼキが行った。 まずゼキは、fMRI装置を用いて、美しいと感じている人の脳の活性化している部位を特定した。美しい絵画を鑑賞する人の脳のうち、眼窩前頭皮質が活性化するという(*1) 。眼窩前頭皮質は、ちょうど眼球のソケットにあたる箇所に接している部分になる。 次にゼキは、数学者の協力を得て、多くの数式の中から、最も美しいと感じるものを選んでもらい、そのときの眼窩前頭皮質の状態を測定した。予想通り、美しい数式を見るとき、この部分の活性化が認められたという(*2)。数学的な美しさは、シンプルさなのかと考えると、興味深い。 問題:次の①と②のうち、どちらが美しいと評価される

                                「美しさ」のサイエンス『美の起源』
                              • AIの歴史と現在の問題 - デマこい!

                                ジョン・ヘンリーの教訓 19世紀の都市伝説に「ジョン・ヘンリー」という人物がいます[1]。 彼は屈強な肉体労働者で、ハンマーを振るって岩に穴を開ける達人でした。ところが蒸気機関で動くドリルの登場により、彼は失業の危機に瀕します。そこで彼は、人間は機械よりも優れていることを示すために、穴開け競争で蒸気ドリルに戦いを挑んだというのです。 伝説によれば、ジョン・ヘンリーは(驚くべきことに)僅差で勝利を収めたとされています。しかし、あまりにも肉体を酷使したために、勝利の直後にその場で倒れて帰らぬ人になりました。周囲の野次馬たちは言いました。「彼は人間らしく死んだ」と。 この逸話から得られる教訓は何でしょうか? 「機械と競い合うのは命にかかわる」とか「バカバカしい」とかではないと私は思います。それはあまりにも表層的な解釈です。生成AIが躍進する現在、ジョン・ヘンリーは遠い過去の伝説ではありません。現

                                  AIの歴史と現在の問題 - デマこい!
                                • 脳科学で実証!「画面」に勝る「紙」の優位性とは? | ダイレクトマーケティングラボ | リコー

                                  トレンドの移り変わりが激しいデジタルマーケティングについて、マーケターが押さえるべきトレンドをまとめました。デジタル変革期に欠かすことの出来ない最新情報をぜひご覧ください。 「紙」に印刷すると間違いに気づく理由とは?「あれっ!こんなところを間違えてる」―。パソコンの画面上で何回も見直して間違いはなかったはずなのに、紙に印刷すると原稿のミスを発見!こんな経験、皆さんにもあるのではないでしょうか? 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、リモートワークが増えてからは、より一層それを強く感じるようになった気がします。リモートワークではプリンターが無かったり、あっても印刷作業自体が面倒だったり、会社のプリンターに比べるとスピードが遅くて印刷に手間取ったり・・・。そんなわけで、紙でのチェックが怠りがちになってミスが生じる、いつもより目を凝らして画面とにらめっこ・・・なんてこと、増えているかもしれません。

                                  • 書評 「広がる! 進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                    広がる! 進化心理学 朝倉書店Amazon 進化心理学は基本的にヒトの行動や心理を進化的な視点から理解しようとする試みであり,極めて学際的な営みになる.本書はそのような進化心理学の周辺分野の専門家たち(その多くは同時に進化心理学者でもある)による進化心理学が周辺分野に与えてきた影響,あるいはその親和性を解説する一冊になる.編者は小田亮と大坪庸介. 冒頭の「まえがき」は「なぜ書店の『心理学』の棚には『進化心理学』というコーナーがないのか」という面白い掴みから始まっている.基本的に新しい分野でまだ認知度がなく,そういう書名の本が少ないからだと思われるが,ここでは,進化心理学は他の○○心理学と異なり,○○にあたる内容を研究するのではなく,進化はその視座を表しているからだと説明されている.つまり進化心理学は認知科学,社会心理学,発達心理学のような内容による区分に横串を通すような分野であり,そのよう

                                      書評 「広がる! 進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                    • 薬物はどのように精神を変質させるのか?──『幻覚剤は役に立つのか』 - 基本読書

                                      幻覚剤は役に立つのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIII-10) 作者:マイケル・ポーラン発売日: 2020/05/26メディア: 単行本LSDやマジックマッシュルームと聞くと僕などは「やばいドラッグ」ぐらいの認識しかないが、近年こうした幻覚剤が再度盛り上がりつつある。アングラな連中が製造しているというわけではなく、医療目的や研究対象として再注目を浴びているのだ。 たとえば、2010年頃、ニューヨーク・タイムズの一面に幻覚剤を用いる医師たちについての記事がのった。これは、ガンの末期患者に死を目前とした時の「実存的苦痛」に対処するため、マジックマッシュルームの有効成分であるサイロシビンを与える措置についての記事で、余命宣告されて精神的に参っている人に対して、幻覚剤を用いることでその苦痛を少しはやわらげられるのではないかという。 で、これを実施したところ、有志の被験者の多くがガンや

                                        薬物はどのように精神を変質させるのか?──『幻覚剤は役に立つのか』 - 基本読書
                                      • 「室温かつ常圧で超電導が可能になる」技術でどのようなことが実現可能になるかについての議論が白熱中

                                        by DFSB DE 2023年7月22日に提出された「常温でも超電導を実現する」という論文は、これまでの「特定の物質を冷やすと電気抵抗が0になる」という超電導の常識を覆すものでした。常温でも超電導が実現可能になった場合、どんなことが可能になるかについて、ソーシャルニュースサイトのHacker Newsで議論されています。 Ask HN: Room temperature superconductor: what to expect? | Hacker News https://news.ycombinator.com/item?id=36930707 金属や化合物など、特定の物質を極低温まで冷やすことで生じる超電導は、基本的に-200度近い温度まで冷やさないと生じないような現象として知られていました。 そんな中、韓国の研究機関「Quantum Energy Research Centre

                                          「室温かつ常圧で超電導が可能になる」技術でどのようなことが実現可能になるかについての議論が白熱中
                                        • 「時間はかかる」けど「覚えたらすごい」のがHSP。この “3つの方法” で勉強がもっと快適に! - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                                          些細な違いや細かいことが気になり、深くじっくり考えてしまう。見られているとすごく緊張し、他人の気分にも影響される。そして、とにかくよく疲れ、よく傷つく……。 これはHSPと呼ばれるとても敏感な人の特徴です。もしも思い当たるなら勉強で悩むこともあるのではないでしょうか。そこで今回は、HSPの特性を活かしながら快適に勉強するコツをお伝えします。 時間がかかるけど覚えたらすごい 「HSP(Highly Sensitive Person)」は、中枢神経系の感度の強さと、あらゆる刺激に対する認知処理の深さを表す、SPS(Sensory-Processing Sensitivity)の測定値が高い人だと言われています。つまり、人一倍「感受性」が強く、人一倍「深く考える」ということ。 自身も「刺激追求型」のHSP(HSS)だという、HSP専門のカウンセラー&キャリアコンサルタントのみさき じゅり氏がHS

                                            「時間はかかる」けど「覚えたらすごい」のがHSP。この “3つの方法” で勉強がもっと快適に! - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                                          • 産総研:統合失調症の脳における「意味関係の乱れ」を発見

                                            発表・掲載日:2022/12/21 統合失調症の脳における「意味関係の乱れ」を発見 -AI技術の応用により脳活動から思考障害のメカニズムに迫る- ポイント AI技術を使った脳活動の解析により、統合失調症患者の脳では、ものの意味関係が乱れていることを捉えることに成功しました。 統合失調症では、脳内意味ネットワーク構造が無秩序になっているために、妄想などの思考障害が生じると考えられます。 本研究結果は、統合失調症の病態理解や新規診断・治療法の開発につながることが期待されます。 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神行動医学分野の高橋英彦教授、松本有紀子助教、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT (エヌアイシーティー))の西田知史主任研究員、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の林隆介主任研究員、大阪大学大学院生命機能研究科の西本伸志教授、京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神

                                            • 「年を取るにつれ学習意欲が落ちる」原因となる脳の回路を特定、再活性化によりやる気を取り戻せる可能性も

                                              人は年を取るごとに新しいことを学習するモチベーションを失っていきます。マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、マウスを用いた実験で、モチベーション低下において重要な役割を果たす脳回路を特定しました。研究チームはこの回路を再活性化させることでマウスの学習に対するモチベーションが上がり、抑圧することでモチベーションが下がることを確認しています。 Striosomes Mediate Value-Based Learning Vulnerable in Age and a Huntington’s Disease Model: Cell https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(20)31301-5 Study helps explain why motivation to learn declines with age | MIT N

                                                「年を取るにつれ学習意欲が落ちる」原因となる脳の回路を特定、再活性化によりやる気を取り戻せる可能性も
                                              • ハーバード大が突き止めた「年をとるほど脳が活性化する条件」(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

                                                脳には年をとっても衰えない底力があることが、さまざまな研究から明らかにされている。中には、年をとるほど向上する能力もあるという。諦めるのはまだ早い。知られざる脳の可能性の最新研究報告。 【この記事の画像を見る】 ■言語力、空間推論力など、4種で高齢者が優る 「年をとれば物覚えが悪くなり、頭の働きが鈍くなるのは仕方ない」という既成概念を覆し、人の脳には加齢に抗する底力があることが近年の脳研究で明らかになってきた。脳は高齢になっても可塑性(自分とその周辺の状況に応じて変化する能力)を維持し、誰もが加齢に従って認知力の低下を体験するとは限らない。逆に中年以降に高まる能力もあるということなのだ。 研究者に加齢と脳の関係を再考させるきっかけとなったのは、約5000人を対象に加齢による脳の様々な変化を半世紀以上も追跡調査してきたワシントン大学の「シアトル縦断研究」。認知力を測る6種のテスト中4種で、高

                                                  ハーバード大が突き止めた「年をとるほど脳が活性化する条件」(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
                                                • 2022年に読んでよかった本はなんですか? はてなブロガーの「2022年ベスト本」まとめ - 週刊はてなブログ

                                                  積んで損する書物なし! 毎日さまざまな話題のエントリーが生まれるはてなブログの中から「旬な話題」をピックアップする企画「はてなブログで話題」。今回は「2022年ベスト本」をテーマに記事を紹介します。 2022年はどんな本を読みましたか? 2022年12月第5週のはてなブログランキング や 2023年1月第1週のはてなブログランキング を見てみると、2022年に読んでよかった本を紹介する記事がいくつも掲載されています。年末年始は1年間の読書を振り返るのにうってつけのタイミングですよね! そんな「ベスト本」を紹介するエントリーは、まだまだたくさんはてなブログに投稿されています。読んだことのある本の感想を読むのはもちろん楽しいですし、読んだことのない本の感想であってもこれから読みたい本を決めるための手引きとなりそうです。 この特集では「2022年ベスト本」をテーマに、はてなブロガーたちの2022

                                                    2022年に読んでよかった本はなんですか? はてなブロガーの「2022年ベスト本」まとめ - 週刊はてなブログ
                                                  • 人の脳は目で見た情報を「低解像度の圧縮データ」にエンコードして保存していることが判明

                                                    PCやスマートフォンの多くは、アプリなどをメモリ上に展開し、そこで処理したデータをさまざまな形式のファイルに変換してストレージに保存しています。しかし、データをそのまま保存するとすぐに容量が足りなくなるので、例えば画像データならJPEGなどのフォーマットで圧縮されます。人の脳も同様に、作業中の情報を一時的に保存する作業領域であるワーキングメモリの記憶を、要約された圧縮データとして保存していることが分かりました。 Unveiling the abstract format of mnemonic representations - PubMed https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35395195/ Human Brain Compresses Working Memories into Low-Res ‘Summaries’ – NIH Director's B

                                                      人の脳は目で見た情報を「低解像度の圧縮データ」にエンコードして保存していることが判明
                                                    • 再現性問題のはなし - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

                                                      経済セミナー2022年6・7月号 通巻726号【特集】経済学と再現性問題 日本評論社Amazon 最近は計量経済学・統計学方面の方々との交流が多いんですが、そのご縁で『経済セミナー』の2022年6・7月号が再現性問題を取り上げていたと知り、入手して読んでみました。特集部分の目次を以下に引用すると、 特集= 経済学と再現性問題 【鼎談】再現性の問題にどう向き合うか?……川越敏司×會田剛史×新井康平 心理学における再現性の危機――課題と対応……大坪庸介 経済学における再現性の危機――経済実験での評価と対応……竹内幹 フィールド実験・実証研究における再現性……高野久紀 健全な研究慣習を身に付けるための実験・行動経済学101……山田克宣 再現性問題における統計学の役割と責任……マクリン謙一郎 という内容で、幾つかの分野にまたがって論じられています。特に、このブログ含めて個人的に度々お世話になってい

                                                        再現性問題のはなし - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
                                                      • 音楽の快感は「アルコールと同じ脳領域」で発生していたことが判明 - ナゾロジー

                                                        音楽の快感は、アルコールや薬物と同じ脳領域で生じていることが判明しました。 カナダ・マギル大学の神経科学研究チームは、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)とTMS(経頭蓋磁気刺激)を用いて、脳内におけるポップミュージックの影響を調査。 脳の報酬経路を刺激することで、音楽による快感やモチベーションが高まることが分かりました。 これは聴覚と報酬領域の間のコミュニケーションが、音楽に喜びを感じる理由であることを脳科学的に実証した初の研究となります。 研究は、3月29日付けで『JNeurosci』に掲載されました。

                                                          音楽の快感は「アルコールと同じ脳領域」で発生していたことが判明 - ナゾロジー
                                                        • プログラミング上級者は脳活動が洗練されている――コード解析時の脳活動パターンが明らかに - fabcross for エンジニア

                                                          2019年4月に経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には日本で45万人のIT人材が不足するかもしれないという。小学校では2020年からプログラミング教育が必修になるなど、プログラミング人材の育成に対する重要性は年々増し、関心も高まっている。 プログラミング上級者と初心者の違いは、どこにあるのだろうか。プログラミングは人類史において比較的新しい活動で、成果はもちろん、知識を構造化したり重要だと認識するポイントがそのレベルによって違うことは既に報告されている。しかし、脳のどこでこうした違いが発生しているのかは、まだ分かっていないという。 奈良先端科学技術大学院大学の研究チームは、コンピュータプログラムを理解する能力について、個人の習熟度の高さと関連する活動が脳内の複数の領域で見られることを明らかにした。研究結果は、2020年12月14日付けの『eNeuro』に掲

                                                            プログラミング上級者は脳活動が洗練されている――コード解析時の脳活動パターンが明らかに - fabcross for エンジニア
                                                          • 人間が読書できるのは「もともと別の機能があった脳の領域をリサイクルした」からと示す研究結果

                                                            読み書きや手の器用さなど、人間の能力が他の動物と一線を画している面は多数ありますが、その中でも「本を読む能力」は特に異質なもので、その根底にある神経メカニズムはほとんど判明していません。読み書きのシステムが開発されてから数千年以内に、どのようにして脳が読書に特化した領域を進化させたのか、マサチューセッツ工科大学(MIT)の神経学者が研究結果を示しています。 The inferior temporal cortex is a potential cortical precursor of orthographic processing in untrained monkeys | Nature Communications https://www.nature.com/articles/s41467-020-17714-3 Key brain region was 'recycled' as

                                                              人間が読書できるのは「もともと別の機能があった脳の領域をリサイクルした」からと示す研究結果
                                                            • 脳が知覚した内容を「Stable Diffusion」が画像化 脳活動を解析 阪大などが技術開発

                                                              Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。Twitter: @shiropen2 大阪大学大学院生命機能研究科と情報通信研究機構CiNetに所属する研究者らが発表した論文「High-resolution image reconstruction with latent diffusion models from human brain activity」は、潜在拡散モデルを用い、磁気共鳴機能画像法(fMRI)により得られた人間の脳活動から画像を生成する手法を提案した研究報告である。実験参加者に画像を見せた際のfMRI信号から潜在拡散モデルで画像を生成する。 【修正履歴:3月8日午後6時40分更新:掲載当初のタイトルから一部内容を修正

                                                                脳が知覚した内容を「Stable Diffusion」が画像化 脳活動を解析 阪大などが技術開発
                                                              • 頭で思い描いた画像、生成AIで復元 正解率75%超 量研機構など | 毎日新聞

                                                                量子科学技術研究開発機構(QST)などの研究チームは30日、生成AI(人工知能)を活用して、頭の中で思い描いた画像をある程度まで復元することに世界で初めて成功したと発表した。成果は同日付の国際専門誌「ニューラルネットワークス」に掲載された。 脳の活動から画像を復元する研究はこれまでもあった。しかし従来は、実際に画像を見ている時の脳活動からの復元や、顔や文字、簡単な図形など種類を特定した上での復元に限られていた。今回の成果は、風景や複雑な図形など思い浮かべたあらゆる画像の復元が可能という。 研究チームはまず、被験者に1200枚のさまざまな画像を見せ、機能的磁気共鳴画像化装置(fMRI)で各画像を見ている際の脳活動を記録した。一方で、AIにもこれらの画像を認識させ、色や形、質感など約613万の指標からなる「採点表」を作成。脳活動の記録と採点表を照合させ、新たな脳活動の記録を入力すれば新たな採点

                                                                  頭で思い描いた画像、生成AIで復元 正解率75%超 量研機構など | 毎日新聞
                                                                • 「言語は思考よりもコミュニケーションのためのツールである」と研究者が主張

                                                                  言語は人間という存在を特徴付けるもののひとつですが、その機能については「思考のためのツール」なのか、「コミュニケーションのためのツール」なのかで議論があります。2024年6月19日に科学誌のNatureに掲載された論文で、研究者が「言語はコミュニケーションのためのツールである」と結論付けました。 Language is primarily a tool for communication rather than thought | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-024-07522-w マサチューセッツ工科大学とカリフォルニア大学の研究者らは、言語の進化的起源について結論を出すことは難しいものの、現代人における言語の機能について考えることはできると主張。過去のさまざまな研究結果を参考にして、言語は「思考のためのツール」なのか、それ

                                                                    「言語は思考よりもコミュニケーションのためのツールである」と研究者が主張
                                                                  • 脳は「美」にどう反応しているのか?

                                                                    有史以来、人類は美しい物にひかれ、美を追求することに情熱を傾けてきました。しかし、人間がどのように「美」を感じているかについては、現代の最新科学でもほとんど分かっていません。アメリカの科学誌Scientific Americanが、「人間の脳が美しさを捉えるメカニズムはどこまで解明されているのか?」を解説しています。 Seeking the “Beauty Center” in the Brain: A Meta-Analysis of fMRI Studies of Beautiful Human Faces and Visual Art | SpringerLink https://link.springer.com/article/10.3758/s13415-020-00827-z How the Brain Responds to Beauty - Scientific Amer

                                                                      脳は「美」にどう反応しているのか?
                                                                    • 脳の意識統合機構を解明

                                                                      理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター思考・実行機能研究チームの宮本健太郎チームリーダー、脳機能動態学連携研究チームの節家理恵子研究員、高次認知機能動態研究チームの宮下保司チームリーダー(脳神経科学研究センターセンター長)(研究当時)の研究グループは、脳の前頭葉の別々の部位で評価される、記憶のなじみ深さに対する自信と新しさに対する自信の情報が後部頭頂葉[1]において融合し、統合された内省意識を生み出すことを発見しました。 本研究成果は、内省に起因する精神疾患に対する器質的作用に基づいた生化学・薬理学的治療法の開発や、来るべきデジタルトランスフォーメーション(DX)[2]化社会において重要な基幹技術となる、脳のメタ認知[3]の仕組みに着想を得た効率の良い人工知能・機械学習アルゴリズムの構築に貢献すると期待できます。 今回、研究チームは、記憶への確信度[4]に基づいたギャンブル課題[5]遂

                                                                        脳の意識統合機構を解明
                                                                      • 社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学 – tatarabookmark.mark2

                                                                        再読するので内容メモ。 個人の感想も混じっているので気になったら買おう。(アフィではないので安心だ) カッコ書きは本文の引用、中丸から始まるのは要約と私見だ。こんなまとめで内容が正確に分かるわけではないので買おう。(呪文) はじめに 「わたしは本書で、人間には、(必然的に独善に至る)正義へのこだわりが一般的な本性として備わっていることを示したい。つまりそれは、進化によって設計された特徴のひとつであって、本来は客観的かつ理性的であるはずの私たちの心に混入した、異物や誤りなどではない。」 第1部 まず直感、それから戦略的な思考 「心は〈乗り手〉と〈象〉に分かれる。〈乗り手〉の仕事は〈象〉に仕えることだ」 第1章 道徳の起源 ・道徳は生まれ(遺伝子)と育ち(環境)のどちらかによって決まると考えられていたが、合理性によって獲得されるという見方が現れた。 ・子供は道徳的な規則と慣習的な規則を区別して

                                                                        • 現実も幻覚の一つであることが見えてくる研究『幻覚剤は役に立つのか』

                                                                          LSDやサイロシビンなど、危険ドラッグと呼ばれているものは、持ってるだけで重罪だ。依存性があり、自分の意志ではやめられなくなる恐れがあると言われている。 だが、毒か薬か量による。 専門家の監督下で、正しい用法・用量を摂取することで、うつ病や不安障害といった精神疾患や、末期ガン患者に対し、驚くほどの効果が期待できるという。そして、著者自らが幻覚剤を体験することで、治療薬としての可能性を追求したのが、『幻覚剤は役に立つのか』である。 幻覚剤の効果 幻覚剤の体験で特徴的なものが、「子どもの目で世界を見る」である。 大人の場合、「見る」という行為ひとつとっても、「それは見たことがある」「あれに似ている」など、過去の経験や知識に基づいた見方をする。 だが子どもは、(経験が少ない分)そうした影響を受けにくい。見たもののを、そのままダイレクトに受け取ろうとする。 たとえば、緑色の点がフラクタルなパターン

                                                                            現実も幻覚の一つであることが見えてくる研究『幻覚剤は役に立つのか』
                                                                          • プログラミング上級者は脳活動が洗練されている——コード解析時の脳活動パターンが明らかに|fabcross

                                                                            2019年4月に経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には日本で45万人のIT人材が不足するかもしれないという。小学校では2020年からプログラミング教育が必修になるなど、プログラミング人材の育成に対する重要性は年々増し、関心も高まっている。 プログラミング上級者と初心者の違いは、どこにあるのだろうか。プログラミングは人類史において比較的新しい活動で、成果はもちろん、知識を構造化したり重要だと認識するポイントがそのレベルによって違うことは既に報告されている。しかし、脳のどこでこうした違いが発生しているのかは、まだ分かっていないという。 奈良先端科学技術大学院大学の研究チームは、コンピュータプログラムを理解する能力について、個人の習熟度の高さと関連する活動が脳内の複数の領域で見られることを明らかにした。研究結果は、2020年12月14日付けの『eNeuro』に掲

                                                                              プログラミング上級者は脳活動が洗練されている——コード解析時の脳活動パターンが明らかに|fabcross
                                                                            • プログラムのコードを読む時に活性化される脳の領域は言語処理と同じではない

                                                                              コンピューターのプログラムはプログラミング言語によって記述されており、プログラミング言語を習得するために新たな用語や意味を学ぶ過程は言語学習に似ている部分があります。しかし、プログラムのコードを読む人の脳をfMRIで調べた新たな研究では、「コードを読む時に活性化する脳の部位は言語処理に使われる領域と一致しない」ことが判明しました。 Comprehension of computer code relies primarily on domain-general executive brain regions | eLife https://elifesciences.org/articles/58906 To the brain, reading computer code is not the same as reading language | MIT News | Massachus

                                                                                プログラムのコードを読む時に活性化される脳の領域は言語処理と同じではない
                                                                              • 鑑賞メモ:映画『In Silico』――巨大科学プロジェクト10年の顛末と教訓 - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

                                                                                映画『In Silico』(2020年、映画サイト)を見た。一般公開はされていないため、権利者と契約を交わして「バーチャル上映会」を実施する形となった。知り合いに紹介したりソーシャルメディア等で募るなどして、数十人の方に視聴いただいた(2022年3月11~12日に実施)。 その後2022年9月にストリーミング配信が始まり、いつでも見られるようになりました! 22歳の映画監督による「10年プロジェクト」 『In Silico』は、全脳のシミュレーションを目指す科学プロジェクトを追ったドキュメンタリー映画。当時22歳だった映画監督Noah Hutton氏が、2010年から10年かけて取材を続け、映画に仕上げた作品である。2021年には、科学系ノンフィクション作品を対象とした映画賞も受賞している*1。 若きHutton氏をこの10年がかりのプロジェクトに駆り立てたのは、2008年のTEDトークだ

                                                                                  鑑賞メモ:映画『In Silico』――巨大科学プロジェクト10年の顛末と教訓 - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
                                                                                • 「徹夜することでうつ病の症状が和らぐ」という不思議な現象の理由が脳スキャンで明らかに

                                                                                  徹夜や睡眠不足は認知機能を低下させる上に健康状態にも悪影響を及ぼし、百害あって一利なしと考えている人も多いはず。ところが、意外なことに徹夜することでうつ病の症状を改善する「断眠療法」という治療法が以前から知られており、新たな研究では徹夜が気分を改善する理由が脳スキャンによって明らかになりました。 Enhanced amygdala–cingulate connectivity associates with better mood in both healthy and depressive individuals after sleep deprivation | PNAS https://doi.org/10.1073/pnas.2214505120 Staying Up All Night May Actually Relieve Depression in Some People

                                                                                    「徹夜することでうつ病の症状が和らぐ」という不思議な現象の理由が脳スキャンで明らかに