カラダに良い影響を与える微生物、プロバイオティクスを含む食品は、骨を強くするのにも効果的だということが、最新の調査で明らかになった。 消化に良いとされ、胃腸系の病気の治療などに用いられるプロバイオティクス。米ミシガン州立大学がおこなった実験では、マウスに乳酸菌の一種ラクトバチルス・ロイテリ菌を4週間与えたところ、オスのマウスの骨密度が増加していることがわかったという。残念ながらメスのマウスには同じような効果が見られなかったそうだが、現在の骨粗しょう症治療薬は副作用が問題視されているため、研究員らは、プロバイオティクスがそれに変わる薬の開発につながるのではと期待している。 なおプロバイオティクスは、お腹と骨に良いだけでなく、悪玉コレステロール値を下げたり、上気道の炎症を抑える効果があることも過去の研究でわかっている。もはや万能薬のようなプロバイオティクス。ヨーグルトや納豆などにたくさん含まれ