これは自分のことである。 これまで学生時代を含め、様々な発表をさせていただいたり、文章を書かせていただくことがあった。 そんな時に、褒められることもごく稀にあるのだが、ありがたいと思いつつも、照れくさい方が強かった。 ただ最近このように思う。 自分自身を作ってきたのは、自分ではなく周りの人ではないか。 これまでの人生、人と違う経験も多々してきたが、考え方や性格については、これまで育ててくれた親、関わってきた友人や恩師含めた人たち、読んできた本や新聞、少なからず影響を受けたテレビなどなど、そういったところから形成されている。遺伝的なものもあろうが、そうしたものは両親に依拠する。 褒められたときは自分ではなく、そうした自分の背景にいる人たちが褒められている、そう考えると急に誇らしくなる。また、素直に受け入れられる。 素直に自分が褒められることを喜べない人は、自分をこれまで作ってきた人たちが褒め