連載「37.5歳の人生スナップ」 人生の折り返し地点、自分なりに踠いて生き抜いてきた。しかし、このままでいいのかと立ち止まりたくなることもある。この連載は、ユニークなライフスタイルを選んだ、男たちを描くルポルタージュ。鬱屈した思いを抱えているなら、彼らの生活・考えを覗いてみてほしい。生き方のヒントが見つかるはずだ。 主婦とは、家庭内で家事と育児を担う女性のこと。しかし、近年は少数ながらも、この役割を担う男性も現れ始めた。つまり「主夫」だ。少しずつ広がりを見せるなか、彼らの生き方も多様そのもの。連載の手始めとして、主夫という生き方を選んだ男たちの考えや生活を3回にわたって紹介することにしよう。 「主体的に家事・育児をする夫=主夫」という生き方 勝間直行さん(39歳)の朝は、今年5歳と3歳になる子供たちを起こすことから始まる。ふたりともやんちゃ盛りの男の子だ。 まず6時ごろにひとりで起きて、シ