任天堂などが開発し米国などで爆発的にヒットしているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」が、サービスの対象国になっていない韓国の一部地域で利用できると評判になっている。韓国メディアは14日までに、北東部の北緯38度線より北の港町、束草などで若者がスマホを片手に歩き回っていると報じた。 ポケモンGOは、衛星利用測位システム(GPS)とグーグルの地図情報を利用し、スマホ画面で架空のキャラクターを捕らえて集めるゲーム。 韓国メディアによると、韓国政府は安全保障上の理由で、精密な国内地図データの国外持ち出しをグーグル側に認めていないため、グーグル側が38度線より北を韓国外の地域と設定したデータを運用している可能性が指摘されているが真偽は不明。 朝鮮半島は38度線で朝鮮戦争の休戦協定で軍事境界線が引かれた。束草など半島東端は38度線より北に位置しているが、韓国領になった。(共同)