『マイマイ新子と千年の魔法』という題名を聞いて想像したのは、忌まわしい呪いをかけられ、哀れかたつむり人間にされてしまった新子ちゃんが、呪いを解いてもらうために千年生きている魔女の棲むカッペ郷に向かう。しかし、そこはかたつむり人間の歩みの遅さ、カッペ郷へあと100メートルというところで新子ちゃんは寒さに力尽き、その遺体は人間の姿に戻っていた――。という、比較的想像しやすいというか、原作読んでねえのに題名だけ聞いて適当なことデッチ上げてんじゃねえよダボというか、まあ別に映画感想書いて金もらってるわけじゃないんだからそれはいいとして、そんな漠然とした印象を『マイマイ新子と千年の魔法』というタイトルから抱いておったわけなのである。 今でもあるのかは知らないが、一時期、企業から金もらって作る電気紙芝居まあ平たく言うとテレビですね。そのテレビで、田舎に泊まろうだとか、田舎で暮らそうだとか、田舎を燃や