サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
夏の料理
www.ableton.com
「背景を電子的に挿入する、あるいは背景を前景と分けて削除するような映像編集技術“キーイング”のように、さまざまな時代や地理的起源の音楽にちらばったサウンドをすべて同一の作曲フレームに統合できる機能は、歴史的にユニークな転換点となった」- ニューヨークのトランペッター兼作曲家のJon Hassellは『Aka / Darbari / Java』のリリースに際し、そのライナーノーツへこのように記した。このアルバムがリリースされたのは1983年。Hassellが言及する「歴史的にユニークな転換点」とは、デジタルサンプリングの登場を指している。この技術は、当時、彼の新作にあたるアルバムで大々的に活用されていた。当時まだ初期段階にあった技術を導入したアーティストとして異彩を放っていたHassellは、サンプリングの可能性を新たな音楽的方法論として即座に認識していた。 いや、もしかしたら、サンプリング
正体をはっきりと明かそうとしないSeekersinternationalについてわかっていることと言えば、ブリティッシュ・コロンビア州のリッチモンドを拠点にするフィリピン系移民と第1世代フィリピン系カナダ人がメンバーで、メトロ・マニラ(マニラと周辺地域で構成されるフィリピンの首都圏)と強いつながりを持っていることくらいだ。彼らの出自や居場所は定かではないにしても、ここ5~7年間にSeekersinternational(SKRSINTLやSKRSと記載されることもある)名義で生み落とされてきた音楽が、サンプリングを基調にしたダブ的アプローチによる斬新な音楽制作を提示しているのは確かな事実だ。 1970年代のジャマイカにおけるスタジオの技巧とサウンドシステム・カルチャーをルーツとするダブ・ミュージックの誕生から数十年。その間に膨大な数の変異形が現れた。レゲエの確立されたスタイルに則ったものが
Learning Synthsウェブ上で動作するシンセサイザーを操作しながら、音作りの方法を学べる無料サイト。 「万人に共通するダンスミュージックの定義が存在しない」。これは、ダンスミュージックで興味深いことのひとつだ。もちろん、ほぼすべての人の共通認識として「少なくとも踊る音楽として機能するように考えられていること」が挙げられるが、ダンスミュージックという領域の境目付近では、さまざまな要素がおぼろげになり、刺激的な可能性が生まれている。そこには、そうした共通認識として考えられているダンスミュージックの機能面を見つめ直すことで、既成概念をくつがえす独創的な活動を行うアーティストが存在している。 極めて特異なサウンドを開拓してきた日本人プロデューサー、食品まつり a.k.a Foodmanもそのひとりだ。フットワーク、ハウス、テクノ、ポップス、アンビエントといったジャンルと表層では類似してい
Learning Synthsウェブ上で動作するシンセサイザーを操作しながら、音作りの方法を学べる無料サイト。 アーティストのChristopher Willitsによる運営のもと、3Dサウンドの新たな可能性を切り開く非営利組織Envelopが、Live 10で使える無料の空間音声ツールをリリースした。 空間音声とは?まず、空間音声について知っておこう。3次元で音を聞くというのは、なにもハイテクな仕掛けであるわけはない。わたしたちの耳は普通に3次元で音を聞き取っている。実際の仕組みは複雑で、Wikipediaの概要説明ですら難解な内容だ。しかし、目を閉じて、頭を少し傾けて、注意して周囲の音を聞いてみてほしい。そこには空間が広がっていることに気付くはずだ。 音声がモノラルからステレオになるときも、空間が音声ミックスに変化を与える。それにより、新しい方法で音素材の明瞭度や構成を表現することが可
新しいLiveセットを開き、空っぽのセッション・ビュー・ウィンドウを前に考えを巡らせ、どう進めるべきかと頭を悩ませる…。誰しも経験があることでしょう。音楽理論の知識はほぼゼロという場合、無限の選択肢はあっても、新鮮なコード進行、ベースライン、メロディを考え出してプロジェクトをスタートさせるのは、かなり手強いタスクです。 そんなとき、シンプルなツールを巧みに利用することで、そんなタスクの一部をLiveに任せることができます――ELPHNT名義で活躍する認定トレーナー、Thomas Glendinningによる全2回のビデオ・シリーズでは、そういった方法を紹介しています。 Thomasはまず、ベーシックな数点のMIDIデバイスとLiveでの綿密なシグナル・ルーティングを使用して、リズムとハーモニーを完璧にコントロールしながら、コード、ベース、メロディのアイデアをエンドレスに生成しています。音楽
本シリーズの前編で、コンプレッサーのサイドチェイン機能の概要と起源について学んだが、後編では実際の使い方を見ていこう。今回もDavid Abravanelによるガイドのもと、一般的に知られている弾むようなハウスコードの音作りや、複雑なルーティングで目まぐるしく変化する実験的なトリガー方法など、Live 10のサイドチェインを使った例を紹介する。 無敵のキックを作る最も一般的なサイドチェインの使用方法として間違いなく挙げられるのは、強烈なキックに合わせて他の楽器音を小さくすることだろう。ハウス、テクノ、ヒップホップといったジャンルでは、ミックスの中に埋もれているキックが、サイドチェイン次第で力強く重い一撃に変化する。 サイドチェインを使い始めるには、次のようにすると簡単だ。まず、オーディオエフェクトのCompressorを、キックでダッキングさせたいすべてのトラックにドロップする。一般的にC
ポップミュージック、ヒップホップ、サウンドデザイン、さらにはヘヴィなテクノにいたるまで、サイドチェインは現代の音楽制作に欠かせない機能となっている。サイドチェインという言葉を知らないという人でも、それがどんな効果か耳にしたことがあるだろう。キックが鳴る瞬間に合わせて他の音が小さくなるときの、あの弾むようなサウンドだ。本シリーズではDavid Abravanelによるガイドのもと、サイドチェインの歴史と活用法について理解を深めていく。使い方のヒントもまとめているので参考にしてみてほしい。 コンプレッサーことはじめダイナミクスの処理、とりわけコンプレッサーを使う処理は今や当たり前のようにおこなわれているため、あらためてその起源について知ろうとすることはあまりないだろう。レコーディングがおこなわれ始めたころは、DAWはおろかマルチトラック・テープレコーダーすら存在しておらず、その場の音がライブで
Learning Synthsウェブ上で動作するシンセサイザーを操作しながら、音作りの方法を学べる無料サイト。 「偶然生まれたようなものなんですよ」とソフトウェア開発者のMarc Résiboisが語るのは、Live 10の新たなエフェクト・デバイスDrum Bussの誕生についてだ。「フィルター用のプログラム・コードがあって、それでしばらく遊んでいたんです。鳴り方をすごく気に入っていたので。そのコードを適当にいじっているときにフィルターをハイパスからローパスに変えてみたら、すごくいい感じの低域を急に出し始めたんです。これはもっと突き詰めてみた方がいいと思いましたね」 こうしてDrum Bussのプロトタイプが生まれることになった。この嬉しい偶然は音楽制作者が新曲をひらめく瞬間に似ている。とはいえ、Live 10へ追加されたエフェクトは、こうした偶然だけで誕生したわけではないだろう。真相を
音楽を作ったことは一度もないけど、チャレンジしてみたい人。音楽の基礎について理解を深めたい人。出先で思いついた楽曲のアイデアを軽く形にして、続きはLiveで制作したい人。そんな人たちにAbletonから朗報です。 新しく開設されたインタラクティブな学習サイトLearning Musicでは、ビート、メロディ、ベースライン、コード、楽曲構造など、音楽制作の基礎を今お使いになっているブラウザ上で学ぶことができます。現在、言語は英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、イタリア語に対応しています。 制作した音楽をAbletonのLive Setとしてウェブ上にエクスポートすることもできるので、一歩進んだ音楽活動が可能です。 Learning Musicの利用は無料です。インストールしなければならないプログラムは一切ありません。インターネットに接続されていれば、どんなデバイスでも閲覧可能でな
デジタル技術によって異なる制作手法をスムーズに組み合わせることが可能になりました。そんな中、音楽の世界で(とりわけライブパフォーマンスにおいて)重要になっているのが視覚効果です。スペインのLEV Festivalに代表されるように、A/Vパフォーマンス(オーディオヴィジュアル・パフォーマンス)に特化したアンダーグラウンドなフェスティバルは今や珍しいものではありません。大規模の音楽イベントではプラットフォームの異なる表現を組み合わせるパフォーマンスが何年もスタンダートになっています。Kanye West、Taylor Swift、Katy Perryらのスタジアム級ライブの映像を見ても、そのことが分かると思います。ある程度の規模のイベントになると、ミュージシャンは自分の音楽にとって視覚表現が重要であるかどうかをかかわらず、オーディエンスのためにA/Vを導入を検討することになります。 自分でビ
辞書の定義によると、「synthesis(シンセシス/合成)」とは、「個別の材料あるいは抽象的物体の構成要素を単体または統合された存在へと結合すること」を意味します。シンプルな波形から複雑なサウンドを生み出していくという技術的な意味以外にも、シンセシスという語には、私たちが影響やインスピレーションを受け自らの音楽の基盤とする過程という意味も含まれています。 もちろん、影響とインスピレーションはあらゆるところからやって来ます。また、情報の流れ同様、実際に有益であろうものを探しだすためのフィルターが必要となります。アルゴリズム(Spotifyの「プレイリスト」、YouTubeの「あなたへのおすすめ」など)がこのフィルターの役割を担うようになっており、ユーザーのこれまでの操作に基づくマシンの予測機能がますます向上する一方で、誰かに直接これまで存在すら知らなかった音楽を紹介され、それに一瞬にして魅
Learning Synthsウェブ上で動作するシンセサイザーを操作しながら、音作りの方法を学べる無料サイト。
Simon Greenは、世間ではBonoboとしての方がよく知られ、すでに15年以上に渡って音楽をリリースし続けています。6枚のアルバムを発表してきた中でこの英国人プロデューサーは、カット&ペースト、ヒップホップにインスピレーションを受けた『Dial M for Monkey』(2003)、より複雑で世界各地のサウンドを取り入れた『Black Sands』(2010)、全体的にアコースティックでヒプノティックな質感の『The North Borders』(2013)を通じてNinja Tuneの美学を受け継いできました。そして2016年、『Migration』というアルバムにおいて、彼は自身の環境の変化—それはツアーと同時に拠点をニューヨークからロサンゼルスに移したことも含め—によってもたらされた新たな音の風景が移り変わっていく様子を描き出しています。 Bonoboのプロダクションは時の
Watch Talks, Performances and Features from Ableton's Summit for Music Makers
プロテスト・ソングという概念が60年代にフォーク・シンガーたちにより広まったとすれば、その形態の多くは今も残っています。アーティストがプロテスト・ソングを作る「理由」を説明する必要はないでしょうが(敢えていくつか挙げるとすれば、人種差別、性差別、無慈悲な国際経済システムへの懸念などでしょうか)、インスピレーションの源であることも確かです。 それでは、そのエネルギーが動力化されたとき、何をするべきでしょうか?シンガーであれば、メッセージを伝えるのに歌詞や語り口を利用できます。ですが、主にインストゥルメンタルの音楽を制作するエレクトロニック・アーティストは創造力を働かせる必要があります。プロテストが取り得るさまざまな形態とその実現のために用いられる思考過程や手法についての知識を深めるべく、Abletonは、社会論評や評論を兼ねた作品を生み出している数名のアーティストに話を聞きました。 Loti
先日ベルリンにて開催されたLoopイベントでは、ミュージック・メイカーが世界各地から歴史的建造物Funkhausに集い、それぞれの体験を共有し、新しいアイデアやアプローチを検討しました。本サミットで提起および議論された未来志向のアイデアと奇抜な視点にとって、イベントのフォーマット自体、ミュージック・メイカーにとって同じ空間で同じ時間を過ごすことがわかり合える仲間と出会い、作品を共有し、時局を感じ取る唯一の方法だったかつての時代を思い起こさせるものでした。 これまでの世代は音楽とその制作者を様々な形態のメディア(レコード、テレビ、ラジオ、雑誌)を通じて発掘してきましたが、実際の音楽活動やその参加は極めて局地的なものでした。それはつまり、すぐそばの周辺環境外の誰かと音楽的に交流するには、他の人々が住む場所へ物理的に移動することを意味しました。インターネットは、人生におけるその他の様々な側面だけ
一般常識では、人真似にクリエイティビティはないと考えられていますが、真実はそれほど単純ではありません。模倣は、最も基本的な学習の手段であり、例えば赤ん坊は親の真似をすることで言葉を話すようになります。これはオリジナリティの追求を急ぐあまりに見過ごされがちなこと。誰もがあからさまなパクリを(ほとんどの場合は)嫌いますが、多様な「真似(コピー)」のあり方については、もう少し詳細に議論されるべきでしょう。 私たちの記憶の限り、音楽は何らかのスタイルやジャンルの中で演奏されてきました。音楽を作る人たちは、彼らの知識の及ぶ範囲の中でそれを行ってきたので、それが12小節ブルースであれ、古典インド音楽であれ、何らかの民族的な伝統として既に確立された様式を取り入れており、彼らがやっていることは、本質的にはその作風のバリエーションかあるいはその範囲内の即興です。それでも人は常に演奏や作曲に対する個々のアプロ
ここ最近、エレクトロニック・ミュージックにおいてポリリズムと伝統打楽器への関心が高まっているようです。もっとも、これは全く新しい現象というわけではありません―70年代、そして80年代には、ブライアン・イーノ、ジョン・ハッセル、エイドリアン・シャーウッドなどのアーティストが先進的なエレクトロニック・ミュージックを制作し、リズムと音色のインスピレーションを求めて西洋以外の世界に目を向けていました。しかし、(特にハウスとテクノの分野で)4つ打ちの優位が数十年にわたって続いたのち、今、西洋のポピュラー音楽のほとんどが成り立っている硬直したリズム構成を打ち破ろうとする新たな音楽が盛り上がりを見せています。 「踊りに行くとき、4/4だとすごく退屈します」Florian Meyerはこう説明しています。Don't DJの名で知られ、ベルリンを拠点に活動するMeyerは、魅惑的でポリリズムを多用した作品を
「楽器/インストゥルメントとしてのスタジオの歴史」パート1では、録音された音を用いた作曲の最古の先駆者たちに目を向け、現代のサンプリング、ルーピング、クリエイティブなレコーディング・テクニックの先人たちの軌跡を辿りました。ストーリーは続きます。今回は、テレビ画面、コマーシャル、ポップ・チャート上位へとたどり着いた革新的なプロデューサーの作品について見ていきましょう。 ジョージ・マーティンとビートルズ ビートルズは、現代の音楽に最も影響を与えたグループのひとつと言って間違いないでしょう。ですがこれは、グループの商業的大成功によるものではありません。リバプール出身の4人組であるビートルズは「ブリティッシュ・インヴェイジョン」を先導し、サイケデリック・ミュージックを大衆へともたらし、ポップ・ミュージックをシングル・ベース市場からアルバム・ベース市場へと転換させ、ライブ演奏を止め録音プロジェクトと
2016年の現在、「スタジオ」(プロフェッショナルなレコーディング・スタジオ、楽器やオーディオ機材を詰め込んだガレージ、ソフトウェアをロードしたラップトップなどその形態に関係なく)が、フィジカルな楽器/インストゥルメントや音楽アイデア同様、音楽作品の作成に必須であることはもはや当たり前になっています。ですが、一見基本的なことに思える音楽録音物の作成におけるスタジオの役割についてのこの理解は、人類の音楽的表現の長い歴史を考えると、比較的新しいコンセプトです。録音された音楽というコンセプト自体も、音楽が、人間の手によるリアルタイムでの生演奏としてのみ体験できるものだった数千年間に比べればまだ新しいものです。 音の録音と再生技術が音楽の理解をどれほど変えたかについては、誇張してもし過ぎることはありません。1800年末のエジソンによる蓄音機の発明により、音楽はもはや単なる瞬間的な芸術形式ではなくな
下のストーリーでは、Emile Hoogenhoutがどのようにアフリカの伝統楽器を録音し、世界各地のエレクトロニック・ミュージシャンがアクセスしプレイできるよう提供しています。 Loop 2016プログラムで、Hoogenhoutは、伝統楽器のサンプリングに関するテクニックと倫理についてのワークショップを提供する予定です。 約1年前、私たちは東アフリカにおいてこの地域で新たな刺激となっている、伝統音楽のアプローチとエレクトロニック・ミュージックのカルチャーの交差点で起こっているムーヴメントのことをレポートしました。1年が経ち、それがその後もどんどん発展を続けています。新しいフェスティバル、パーティーやイベントがこの地域から誕生し、ここで開花している新たなスタイルや興味深いコラボレーション、ライブ・パフォーマンスの新鮮なアプローチを、「アフロ・フューチャリスティック」あるいは「ワールドミュ
ウェブにある主要なオンライン・レポジトリをざっと見ると分かるように、今では有償、無償とも非常に多くのMax for Liveデバイスがあり、どこから手を付けていいか戸惑う人も多いのでは?その数は約2,600に上り、インストゥルメントやエフェクト、ビデオ・プロセッサーやシーケンサーなどまで多岐にわたります。比較的古い一部のデバイスでは、LiveおよびMax for Liveとの互換性を確認する必要があります。 膨大な数のツール・コレクションには、PushおよびPush 2の機能拡張用に特別に製作されたMax for Liveデバイスの数々も点在。無償アイテムもありますよ。今回はこれらの無償デバイスから特におすすめの製品をピックアップ。どうぞご覧ください。 MIDI関連PushでのMIDIメッセージの出力やマニピュレート向けのMax for Liveソリューションはたくさんありますが、特に便利
2009年以来、Grimes(グライムス)ことClaire Boucherは、エレクトロニック・ミュージックの独自のユニークなブランドを、ますます広がりつつあるインディーと目の肥えたポップ・ミュージックのリスナーであるオーディエンスに対して発表しています。批評家からの絶賛を受けているアルバム―直近のものに『Visions』と『Art Angels』がある―とシングル・リリースの数々は、並外れた歌唱力、ソングライティング、音響的に豊かで前進的な作品というGrimesの特徴を確立しています。これらの相乗効果により、YouTubeに公開されているビデオの視聴回数は数百万を超え、ヘッドライナーを務めるツアーや、グラストンベリーやコーチェラといった主要フェスティバルでのプライムタイム・パフォーマンスも多数こなしています。 Grimesは成功への道を完全に彼女独自のやり方で切り開いてきました。作家また
面白いことに、つい最近、初期の作品を聴いていて、あのときの私に今の知識があればよかったのに、と思ったことがありました。アイデアのいくつかは本当にクレイジーなものなのですが。 ミックスはいつも最後に、だいたいMark Pistelと一緒に行うのですが、彼は私がセッションに持ち込む膨大な数のトラックの扱いがとても巧みなんです。ミックスもマスタリングも自分でこなすアーティストもいて、それはそれですばらしいと思うのですが、私は自分の作品とあまりにも長い時間を過ごしていろんなバージョンを耳にしてきているので、私の耳をクリアにしてくれるフレッシュな意見が必要なのです。 このアルバムには、バラエティ豊かなボイスとボーカル・サウンドが使用されています。ボーカル素材に適用するテクニックや加工でお気に入りのものについてお聞かせいただけますか? 声は私の作品にとって重要なものです。私が構築する人工的な環境におい
Learning Synthsウェブ上で動作するシンセサイザーを操作しながら、音作りの方法を学べる無料サイト。 昨年11月にベルリンで開催されたイベント、Loopにおける基本的なテーマの一つは、プロデューサーたちが周囲の環境にある音をどのように取り入れているかを検証することでした ー Holly Herndonのインターネットにインスパイアされたデジタル・ユートピアや、Matthew Herbertが提示した音楽的マニフェストにまつわる議論、AGFによるフィールド・レコーディングのワークショップなどです。 広義に解釈すれば、「フィールド・レコーディング」はスタジオという制御された範囲外の音を捉えるプロセスのことを指します。しかしこの定義内には、様々なプロセスの違い、理論的アプローチ、及び結果が含まれています。Pierre Schaefferが牽引した1940年代のミュジーク・コンクレート運
アーティスト、キュレーター、活動家として、Lawrence Englishはここ数年、フィールド・レコーディングをベースとする音楽を新しいオーディエンスへともたらすためのさまざまな活動を行っています。自身のRoom 40レーベルからBen Frost、Tim Hecker、Marina Rosenfeld、Rafael Anton Irissariといった作品をリリースする一方、English自身は、没入感たっぷりのアルバムと魅惑的なライブで国際的な注目を集めています。どちらもその大部分がフィールド・レコーディングで収集したオーディオ素材から構成されているものです。近年のリリースには、風が吹きすさぶ南極大陸とパタゴニアのサウンド、地中海に浮かぶ島村の雑踏が聞こえる音風景が含まれています。 耳をそばだてて世界を駆け巡ることにかなりの時間を費やしている彼なら驚きではありませんが、English
LiveをArduino、レゴ®マインドストーム®、OSCといったテクノロジーと組み合わせて使用することに関心がおありなら、Max for Liveデバイスからなるこの無償セットがすべてを提供してくれます。LiveとのやりとりとLive拡張の新しい実験的な方法によるセットアップはこれまで以上にシンプルになりました。
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Creative tools for music makers | Ableton』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く