大正3年、国内において製造。 船底型(ふなぞこがた)、漆塗で車体の胴は海老茶色、重量1,398㎏(鳳凰含む)、長さ4.48m、幅1.93m、高さ3.27m(鳳凰含む)、8頭立6頭曳の騎馭式(きぎょしき)、4人乗りの馬車です。 屋根に鳳凰(ほうおう)を戴き、車体の上縁全体に菊葉の彫刻と中央に菊花御紋章を金色で装飾し、車体の胴両側に金色菊葉唐草模様及び金高蒔絵の御紋章があります。 昭和3年の「即位の礼」の際に昭和天皇が使用されました。 なお、当馬車は、大正3年に座馭式(ざぎょしき)8頭立6頭曳として製造され、大正4年の即位の礼で使用されましたが、昭和3年に座馭式から騎馭式に改造及び大修復を行い同年の即位の礼で使用され、現在に至っています。 昭和3年、宮内省主馬寮(しゅめりょう)工場において製造。 船底型割幌(ふなぞこがたわりほろ)、漆塗で車体の胴は海老茶色、重量1,125㎏、長さ4.51m、幅