サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
画力アップ
www.lovepiececlub.com
学生や親子連れで座席は埋まり、立っている人もそこそこ、混雑している夕方の電車内、私の隣の席の男子中学生が大股開きでずり落ちるように座っていた。調べものがありスマホを見ていた私の視界に、男子中学生が自らの股間をちょくちょく触る様子が入ってきた。ポジションを整えているにしても触りすぎだなと思って見たら、その股間がもっこりと山のほうに大きくなっている。それを自分の手でゆっくりなで回し揉んでいる男子中学生。目は左向かいの女子高生と右向かいの20歳くらいの女性を交互に見ていた。 知的障害者の人が、人前でそういう行動をしてしまうという話を聞いたことがあったし、脳内の本能と理性の連携がとれない何かしらの障害がある中学生なのかもしれない、と思ったけど、余りに堂々としていて気持ち悪すぎるので、注意してもいいんじゃないかと思った。(※)もしかして体が大きい男子だったら私はそう思わなかったかもしれない。華奢であ
2015年に発行した私のノンフィクション本「男しか行けない場所に女が行ってきました」の中の「竜宮城風ガールズバー」の章に登場する、「3歳と0歳の子どもがいて妻がワンオペ育児してるのに仕事が終わってもかたくなに帰らない40歳男性」を「GANTZ」で説明してみたい。 その「帰らない男性」は、夜の6時か遅くても8時には仕事が終わるのにほぼ毎日、終電までのあいだに男友達と飲みに行ったり風俗に行ったりする。周りの人に根回ししてまで、終電まで残業していることを妻に信じ込ませているという。さらにその風俗では風俗嬢から一方的に「気に入られた」ため、お店のサービスとは別に個人的にセックスをしているとも語った。あくまで求められたから仕方なく、意図せずモテてしまい自分でも困っている、という口調。本当に風俗嬢から求められているとしても、それに応えてチンポコ入れてるのは自分なくせに、あくまで受け身な感じ。 そして帰
付き合っていた女性から別れを切り出された、というI氏(40代)。プロポーズをしたのに、受けてくれなかったばかりか、別れて欲しいと言われた。彼は、もう、一生結婚はムリかもしれない、と肩を落とす。これまでにも、付き合った女性はいるが、どの人とも結婚には至らず、どのケースも女性の方から別れを切り出されている。 「君を守る、って言ったのに。幸せにするから、そう言ったのに。なんで、ですかね。女の人って、みんなそうなんですかね」 そう、って? 「プロポーズしたら逃げる」 みんな、じゃないでしょう。この世に結婚している女性は大勢いるんだし。 「自分に言わせればみんな、ですよ」 気持ちをぶちまけるにしても、なんでそこで、「女」をひとくくりにするかなあ。その後も、Iさんは「女の人って」と、持論を繰り広げ、わたしは、見たこともない彼女さんに「別れて正解」と声をかけたい気持ちになっていった。 結婚相手には同性か
このあいだ、漫画「GANTZ」(ガンツ・奥浩哉、著)を読破しました。全37巻。電子書籍で購入し2万円以上かかりましたが、読んでよかった。知らなかったことをたくさん知れた。 「GANTZ」は結構、人が死ぬ。結構どころかめちゃくちゃ死ぬし、かなりすごい状態で死ぬ。私はパニックものとかゾンビとかホラーの漫画や映画やドラマはもともと苦手なのであまり見ない。特に妊娠中と産後は100%無理だったから、ちょっとでもそういうシーンがあったらそこでやめる、という数年間を過ごしていた。 でも「GANTZ」は読めた。そういえば奥浩哉作品の「変」は高校生の頃好きで読んでいた。 「GANTZ」には私の知らないことがたくさん書かれていた。 「GANTZ」のような、主人公がある日突然、未知なる存在から戦士として任命され、通常では考えられない強靭な戦闘能力を与えられ、何かよく分からない敵と戦わされるうちにヒーローとなる物
ワールドカップの騒ぎの陰で、集団的自衛権を容認して「戦争のできる国」に向かっているこの国。そのうえ、集団安全保障もなんて、話はエスカレートするばかりで、「何だかよくわからない」と感じている人も多いのでは?そういうふうに戸惑っているうちに進めようという作戦なのだとしたら許し難いです。 この件に限らず、政治って、ホントは生活に身近なことのはずなのに、「何だかよくわからない」遠いことに見えがちじゃないですか?そのひとつの理由は、やってる人たちが縁遠く見えるからではないでしょうか?政治のニュースが流れて国会や閣議の様子が映るたびに、そこにいるのはいつも中高年の男性(オヤジとジジイです、はっきり言って)。東京都議会でのセクハラ発言にも、発言当事者もそれを笑ってみていたという周囲の議員たちもほとんど男という背景があります。政治家は「女には向かない職業」だとでもいうのでしょうか、いやいや、そんなわけはな
TOKIOのメンバー山口達也氏の事件、醜悪なハラスメントのデパートすぎてどの方向からも一切擁護できない。 それとは別に、「病院」についての報道に衝撃を受けた。スーパースターが、病院からテレビ局に通ってテレビに出ていた。もしかしたら芸能界ってそういうことが結構あるのかもしれない。でも初めて聞いた。 5年前、私はバラエティ番組に出演したことがあった。芸能人と専門家がたくさん出る、お悩み相談の番組。「毒親漫画家」という肩書きをつけられ、2〜3時間かけて打ち合わせしたのだが、当日になると自分の考えとはまったく違うセリフが用意されていて、ママタレントたちに向かって大きい声でそれを読み上げるように、と指示された。 控え室っぽいところで「練習してみましょう」とディレクターの人に言われて「あなたは毒親予備軍です」「もっと大きい声でお願いします」「あなたは毒親予備軍です!」と繰り返した。 「ほんとに? 私こ
財務省の福田財務次官のセクハラ音源公開が話題になっている。多くの人が、「ひどい」「下劣だ」「許せない」と怒っている。確かにそうなんだけど。でも正直、わたしは「この程度」のこと、「めっちゃよくある話」だと思ってしまった。そう思った女性は多いのではないか。酒の席でのこういう「冗談」めかした「セクハラ」はいまだにあるし、20年前なら、3歩歩けばそんな言葉が飛んでくるような状況で仕事していた女性も多いだろう。 もちろん、福田財務次官の場合は、権力関係がある。記者だったら話があるって言われれば当然取材に出かけるだろうし、それでこの発言は「完璧なセクハラ」で「アウト」である。でも、仕事関係の飲み会でこの手のちょっとしたエロめの冗談言われるとか、わたしですら(ですら、と言ってしまうが)ある。言われたことを周囲に話せば、「ひどい! セクハラじゃん!」と言われるが、しかしみんなが怒ると、なんだか逆に言った相
子どもが小学校に入学するんだけど、4月の3週目あたりまで給食がないので、弁当を持っていかなければならない。入学式までのあいだは、学童という子どもを預かってくれるところに通う。そこで食べる弁当も作らなきゃいけない。 子どもが生まれてから6年、弁当を作る機会は5回くらいしかなかった。毎回、1週間前くらいから「今から買っておくもの(なんか弁当便利グッズみたいなやつ)、前日に買うもの(果物とか)」を頭の中で唱え、当日は茹でたり詰めたりするのに2時間はかかるのでものすごい早起きした。 急に毎日弁当をつくる生活が始まることで、保育園のママたちは「大変だね、やだね、どうしよう」と言ってて、私も「どうしよう、2時間かかるんだよね」と言ったらビックリされた。 「弁当つくるのがすごく苦手なんだ」と言うと、弁当作りに慣れている人がいろいろ教えてくれる。下準備の仕方(前の日の夕飯の時にブロッコリーなど茹でておいて
しばらく前、東京で、女性専用車両に男性が乗り込んでトラブルになり、電車が遅れた…という「事件」があった。それに端を発して、女性専用車両は男性差別だとか、男性の権利が侵害されているとか、さらには女性専用車両の利用者を貶めるような話までもが、聞こえてきた。 痴漢防止には女性専用車両があればOK、なんて思っている人はどのくらいいるだろう。当たり前だが、それは、根本的な解決策ではない。だいたい、女性専用車両の存在自体、恥ずかしいことだ。日常生活が脅かされる、普通に通勤や通学ができない社会だということなのだから。 男性たちよ、女性専用車両の存在を快く思わないのならば、女性専用車両がいらない社会を作るにはどうしたらいいのか、を考えて欲しい。そもそも、痴漢がなければ女性専用車両は不要だったのだから。 わたしのところには時折、SNSやメールで、被害の声が寄せられる。その中に、電車通学をする女子高校生からの
先月、「フリースタイルダンジョン」(テレビ朝日)という即興ラップバトルの番組において、呂布カルマというラッパーが、対戦相手の椿という女性ラッパーに対し女性蔑視丸出しのラップをかましたことで、各方面から批判されまくっていた。 ラップフリークとしては、呂布カルマを擁護する「バトルで出た発言だし、ヒップホップとは正しくないもんだ! 分かってねえな!」という意見にも、呂布カルマを批判する「ヒップホップって差別的!」という意見にも違和感があり、とても複雑な心境だった。 この記事は、「テレビという媒体だからダメ」という角度からの批判や、フェミニズム的な批判は控え、あくまでヒップホップ的にどうか、に焦点を当てている。 少し脱線するのだが、本場アメリカのラップには、「俺はとんでもないワルだ」と、けしからんエピソードを語るものが多く、大体が不道徳だと言える。しかし、彼らなりのリアリティを赤裸々にラップした「
2月23日午前4時前、東京・千代田区にある在日本朝鮮人総連合会の中央本部の前に2人組の男が車で乗りつけ、拳銃の弾を数発撃ち込んだ。警戒に当たっていた警視庁の機動隊員が建造物損壊の疑いで男2人を逮捕。被疑者の一人は、在特会などのヘイトデモに参加していた排外主義者でもあった。 ちょうどこの事件の起こった翌日の24日は、5年前に大阪・鶴橋の駅前で女子中学生が「朝鮮人虐殺」を叫んだ日だ。今でも、女子中学生が叫んだ 「もう殺してあげたい!皆さんも可哀想やし、私も憎いし、死んで欲しい!いつまでも調子に乗っとったら、南京大虐殺じゃなくて、鶴橋大虐殺を実行しますよ!」 と云う言葉が、記憶の中に残っている。ふとした拍子に、思い出して震える。今回の事件を知ってからもそうだ。あれから5年も経って、ヘイトスピーチ抑止法や各地で条例が出来たというのに、なぜこんな事件が起こってしまったのだろう。このような事件やヘイト
2018年2月11日に放送されたフジテレビ系列の『ワイドナショー』で国際政治学者の三浦瑠麗氏が「スリーパーセル」という北朝鮮のテロリストが、日韓、日本の大都市では東京や大阪に潜んでいると発言した。 番組放送直後から、この発言がTwitter上で話題になっていたので、ネット上でアップされていた動画を確認したところ、本当にこんな内容のことを平然と語っていたので唖然とした。 大阪は、在日朝鮮人(在日コリアンのことを私は朝鮮人と表記している)が多く住む町だ。大阪の生野区には、コリアタウンもある。それは、朝鮮半島が日本の植民地となった時代に、移住してきた人たちが多いからだ。戦前から済州島と大阪の間に定期船が運航されていたことや、平野川の河川の改修工事のために多くの朝鮮人が労働者として集まったからでもある。 2013年から大規模になり、現在も続くヘイト街宣やヘイトデモで、何度も「不逞鮮人」という横断幕
その数日後、子育てについて講演する仕事があった。この一連の「逆子になって帝王切開が決まった」という話をしたら、「私も逆子で帝王切開しました」というお客さんが何人も話しかけてきてくれた。こんなにたくさんいるんじゃん! 落ち込んでいる時ってついつい「こんな状況になっているのは世界で私一人だけ」みたいな錯覚をしてしまう。そんなことなかった。 「私も、田房さんと同じで上の子の保育を誰にも頼れない環境だったから、帝王切開の日が決まって『ラッキー』と思った」と話してくれた人もいてうれしかった。 「うちの子は、ずっと横向きで帝王切開になった。生まれてきてから本人に聞いてみたら『パパとママに早く会いたくて、外に出ようとしてたら、横になったまま動けなくなっちゃったんだよ』と言っていた」という話を聞いた時は、涙が噴き出そうになった。 それに、保育園のママ友や学生時代の友人とか、話してみると帝王切開で生んだとい
去年、第二子を出産した。 5年前の第一子の出産は、経膣分娩だった。経膣分娩とは、自然分娩、普通分娩とも呼ばれる、アソコから赤ちゃんを出す出産方法のことである。第二子も経膣分娩になるのだろう、と思い込んで過ごしていた。 しかし今回は妊娠9ヶ月の後半に「逆子になっている」と診断され、帝王切開をすることになった。帝王切開というのはお腹を切って赤ちゃんを取り出す出産方法のことである。 いきなりの事態に、心臓がドキドキした。 帝王切開は「術後が痛い」とよく聞くし、産後も普通分娩よりも「大変」みたいなことを“噂”で聞いていた。“噂”というのは、誰かの体験談や人づてに聞いたことをなんとなく耳にした、というニュアンスである。 つまり、よく知らないのである。 妊婦雑誌に載っている「お産当日の流れ」の表には、陣痛から分娩まで、体の状況や気をつけたほうがいいこと、呼吸法、夫がするべきアクション等々、「経膣分娩」
先日、私の講演に来ていた女性から以下のような質問を受けました。 ”今年9月に発売された中村うさぎ氏の「エッチなお仕事なぜいけないの?」に、北原が中村さんからの対談依頼を拒否したとあった。なぜ拒否したのか。対話するべきじゃないか” 私は「エッチなお仕事なぜいけないの?」を読んでいないのですが、これまで数人の方から同じようなことを指摘されているので、ここに事実と私の考えを記しておこうと思います。 事実として、中村氏から本書への対談の依頼を私は受けていません。 もしかしたらこのことか、と思うのは、伏見憲明氏から2017年1月3日にメールにて、伏見氏が運営する http://aday.online/ 上での対談依頼でした。伏見氏は、「(ネット上で)セックスワークや女性差別について中村うさぎさんと議論していただきたい」と連絡を下さいました。 ちょうど、この依頼メールをいただく前に、私は中村氏と別の方
去年「自意識過剰で被害妄想な女は笑ってよい」というコラムで、「視聴者の既にある心理の形に有吉やマツコ・デラックスが変形して入ってきて、ピッタリおさまるのが快感、というタイプの笑い」が、最近の流行だということを書いた。 「5時に夢中!」と「マツコの知らない世界」と「ホンマでっか!?TV」以外のマツコ・デラックス(敬称略)のレギュラー番組は毎週ほぼかかさず見てる。 マツコ・デラックスはグネグネと変形するタレントだと思う。冠番組でも一つ一つその態度やキャラクターがちょっとずつ違う。 番組によってキャラクターを微妙に変えるというのはどのタレントもあるし、特にMCの位置にいるタレントはかなり変えるものだと思う。所さん(所ジョージ)なんて、BSでやってる「世田谷ベース」だと高圧的な人物に見える時が大変に多く、地上波で見る「理想の父親ランキング1位」なイメージの所さんとは別人で恐ろしいくらいだ。 そうい
覚醒剤取締法違反で逮捕されて、保釈許可が出た清水良太郎。その父・清水アキラが「保釈はさせない」と11月1日の記者会見で言っているのをワイドショーで見た。 良太郎が逮捕された時の10月の会見では、アキラが「何かあればひっぱたいて育てた」「それがよくなかった」と言っていた。殴って育てて、保釈もさせないってスゴイな…と思った。 芸能人だし、良太郎はアキラよりぜんぜん知名度の低い2世だし、父親であり所属事務所の設立者であるアキラが記者会見するのはある意味当然のことだと思う。でもなんかどうしても、昭和の犬の飼い方みたいだなーって思ってしまった。普段から、悪いことしたらお仕置(せっかん)、特に悪いことをしたら「俺の飼い方がまずかった」と言いつつ更なるお仕置(締め出し、家に入れない)をする。お仕置に次ぐお仕置。褒めて“やる”時は、自分が仕込んだ芸をうまくできた時だけ。みたいな。 清水良太郎は29歳。妻が
先日、インドの偉大なる聖人女性、アンマの来日イベントに行った。アンマは世界で最も影響のあるスピリチュアルリーダーの一人。分かりやすく言うとダライ・ラマ的な人である。アンマ来日イベントの件はまた別で詳しく書きたいのだが、今回はアンマが入場してきた時のことに触れたい。すごかった。 会場は、アンマを待つ何百人もの人たちの熱気であふれていた。入場口から舞台まで、赤いじゅうたんが敷いてある。アンマが歩く花道だ。朝8時から並んだ私が誘導されたのは、偶然にもアンマが入場の儀式をするポイントの目の前の座席だった。 白い布に身を包んだアンマが歩いてくる。オレンジ色の布に身を包んだインド人男性の僧侶たち5名ほどが、アンマの背後を囲むように並んでいる。日本人スタッフたちがアンマに丁寧におじぎをし、アンマに花びらをかけたりしている。ここにいるみんながアンマを慕い、尊敬し、感謝している。今日集まった人たち全員へこれ
7月4日、私はその日東京地裁である裁判を傍聴していた。5年前に起こった、ある性暴力事件の民事訴訟が結審したのだ。被告は、菅野完氏。著書『日本会議の研究』で話題になった人物で、先頃は森友学園問題の籠池夫妻の取材を取り仕切る姿が、メディアに多く露出されていたので記憶にある人も多いかもしれない。 事件が起こったのは今から5年前、2012年夏のことだ。被害者のAさんは、当時生活保護バッシングに対する意見広告を新聞に出す運動をしていた菅野氏にツイッター上で賛意を示し、数回のやりとりの後、直接一度会って挨拶したいという氏の希望により都内で彼と会った。氏は会うなりAさんに公安に追われている旨を記したメモを渡し、「今日一日ずっと尾行されている」「殺されるかもしれない」と怯えた様子を見せつつ、早急にPC作業をする必要があるのでAさんの自宅のパソコンを借りたいと申し出た。Aさんは戸惑ったが、その切羽詰まった様
妊婦に対しての、定型のフレーズというのがある。 5年前、1人目を妊娠していた時は主に、「陣痛、痛いよ〜!(笑)」「生まれたら、今より大変だよ〜!(笑)」という2大お決まりフレーズを頻繁に浴びた。 これらに意味はない。単なる挨拶であり、会話の穴埋めであり、大人として交流をリズミカルにするための手拍子、みたいなものである。それについて深く考える必要は無いとされている。 だけれども、そういった軽さのあるフレーズこそ、ものすごくネガティブな成分を含んでおり、洗脳濃度が激的に高く、後に「本当にその通りだった」と感じて必要以上に暗い方向へひっぱられるきっかけとなるのである。つまりそれは呪いである。 2人目の子どもを妊娠してる時は、「陣痛痛いよ」とは一切言われなかった。上の子の同級生のママたちは、私の大きいお腹を見て「あ〜」と大変そうだねえ、という表情で「早く出したいでしょ」とか「最後のほう(妊娠後期)
6月19日「在日特権を許さない市民の会(在特会)」と元会長との控訴審判決があり、地裁判決に続いて、全面勝訴となりました。ほんま嬉しいです。判決の言い渡しの冒頭で、「棄却」と聞いたときは一瞬ドキッとしたけど、その後裁判長が要旨について述べられ、その際に「女性差別」「複合差別」との文言を聞き、判決文にそれらが加えられたことが分かって、胸がいっぱいになった。上瀧浩子弁護士の方を見ると、目を真っ赤にして「良かったね」と。うん、本当に良かった。 3年に渡った裁判でしたが、ずっとたくさんの支援者のみなさんが傍聴に駆けつけてくれた。傍聴席が毎回満席になるたびに、安心した。傍聴は無理でも、ネット上や日常で出会うみんなにもいっぱい応援してもらって、支えてられた。ありがとうって言葉しかみつからない。 今回の判決では、「原告が女性であることに着目し、容姿などをおとしめる表現を用いている」とし、在特会らの行為が、
「冤罪被害への文句は、痴漢か司法に言ってくれ!」 SNSで痴漢や性犯罪について怒っていると必ず、 「痴漢冤罪ガー!」 と、日本は痴漢冤罪大国と信じる人たちに攻撃されることがよくある。 まず、冤罪は暗数になりやすく、きちんとしたデータがない。 実態が掴みにくい犯罪を「たくさん起きている」として、なぜか痴漢に怒っている女性に解決を迫る輩が多く、いつも辟易している。 2011年に警視庁が作成した「痴漢撲滅に向けた取組みに関する報告書」によると、検挙件数は約3800件。痴漢被害にあっても警察に通報、相談をしていない人は304人中271人で、約89%が泣き寝入りしているとある。 つまり、暗数になりやすく、正確な事件数の把握が難しいのは、痴漢も痴漢冤罪も変わらず、前者のほうが圧倒的によく起こる犯罪だということだ。 騒ぐ人がむちゃくちゃ多いわりには「痴漢冤罪はレアケース」だと言い切ってしまってもかまわな
「そろそろ大人になりやがれ」 『変態大国ジャパン』という記事でも、一部の論客による「表現の自由」に関しての歪みについて触れたのだが、きちんと掘り下げる必要を感じた。 まず、「表現の自由」とはなんでも言っていいという権利ではない。脅迫や殺人予告など、刑法に触れる表現がダメなのは当然だし、「人権侵害を伴う表現」もダメだ。 2016年にヘイトスピーチ解消法が成立した。「●●人は日本から出て行け」という表現が守られたら、●●人は国籍を隠し身を潜めなければならなくなる。 この「●●人は日本から出て行け」は、「人権侵害を伴う表現」ということだ。 つまり、ヘイトスピーチが違法になることによって、守られる人権があるということ。 そして、ネットで公開された発言は公の場でなされたものとして扱われる。 「こんな危ない考えは友だちにや同僚にはとても言えないからSNSに投稿しよう」 という考えの人が少なくないのだが
熊谷俊人千葉市長が、朝鮮学校の美術展に従軍慰安婦の絵があり、解説で日韓合意を否定したなどという理由で、朝鮮学校の補助金不交付を決定したと4月27日、自身のTwitterで明らかにした。 「朝鮮学校の地域交流事業への補助不交付を決定。朝鮮学校の運営に補助する他自治体と異なり、千葉市は外国人学校が地域と交流する事業に対して実施後に内容を精査し、経費の一部を補助します。昨年実施された美術展に従軍慰安婦の絵があり、解説で日韓合意を否定している等、目的に反すると判断しました」 千葉市長のTwitterを見てみると、トップページは子どもとハイタッチしている写真が掲載されていた。補助金不交付の発表をする前にはこんな投稿があった。 「今朝はありがとうございました。政治家になる前から、子どもと向き合うと自然としゃがんで目線を合わせる習慣があります。自分に子どもが生まれ、改めて大事なことだと気付かされました」
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『フェミニストマガジン&ショップ - LOVE PIECE CLUB(ラブピースクラブ)』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く