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いま、消費者の間でモノやサービスを共有しようという「シェア」が広がっている。車を共有するカーシェアの会員数はこの一年で4.5倍。ビニール傘などの日用品の共有から、オフィス、一軒家のシェアまで、その動きは今、急速に拡大している。背景にあるのは大量消費社会への疑問。そして若年層を中心にした、「シェア」を通して「誰かと繋がりたい」という欲求の高まりがある。インターネットの普及によって、地縁や血縁とは異なる、趣味や好みを「共有する」コミュニティが誕生し、「シェア」の広がりを後押ししているのだ。さらに、「シェア」によって誕生した新たなコミュニティは、跡継ぎ不足に悩む農業を応援し未来の地域社会の形を探ろうというプロジェクトなどにもつながり、いわば「夢」の共有にも発展している。大量消費を追求してきた人々の前に現れた新しい価値観「シェア」。その可能性に迫る。
いま、他人と一緒に暮らす人が増えている。首都圏では「シェアハウス」とよばれる若者向けの賃貸住宅が急増。一人一人に個室はあるが、リビングやキッチンなどは共有する「シェアハウス」。人気の秘密は「住人の交流」にある。料理や食事を共にしながら語り合える生活は、一人暮らしにはない豊かさをもたらしてくれると言う。都会暮らしの悩みを分かち合える「地方出身女性限定のシェアハウス」や、「シングルマザーとお年寄りが共に暮らすシェアハウス」など、「支え合い」をキーワードとしたシェアハウスも次々と誕生。。“シェアの住まい”は独身者向けに止まらない。多摩市には20世帯がリビングやキッチンをシェアするマンションが出現、世代を超えて共同生活を送ることでコミュニティの絆を取り戻そうという試みだ。無縁社会といわれる現代に広がりを見せる“シェアの住まい”。その現場を取材し、可能性を探る。 坂倉 杏介さん(慶応義塾大学講師)
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