服を着て竹馬に乗るチンパンジーのパンくん=日本テレビ「天才!志村どうぶつ園」から テレビ番組で人気のチンパンジー「パンくん」(雄、7歳)を飼育する熊本県阿蘇市の民間動物園「カドリー・ドミニオン」が日本動物園水族館協会(会長=小宮輝之・上野動物園長)の勧告を受け、協会を今年1月に退会していたことがわかった。 パンくんは宮崎市フェニックス自然動物園で生まれ、04年に繁殖目的でカドリー・ドミニオンに移った。人のまねをした愛らしい表情が評判となり、園内のショーのほか、テレビ番組に頻繁に出演するようになった。 服を着て、犬を散歩させたり、写真を撮影したりする芸が人気となったが、日本動物園水族館協会の倫理委員会は05年に「服を着せ芸をさせる擬人化は野生動物本来の個性や形態を誤解させ、繁殖活動にも支障が出る」とカドリー・ドミニオンに改善を勧告。しかし、改善がみられないとして、協会は08年11月、退