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2024増田に関するsrgyのブックマーク (2)

  • オムライス婚

    今年の6月、私は彼女と結婚する。 私たちは、私の好物であったオムライスによって結ばれた。 私がオムライスを好きになったのは、歳の離れた兄の影響だった。共働きで忙しかった両親の帰りが遅い時、大抵は作り置きのものを温めたり渡された事代で出来合いのものを買ってべていたが、時々兄がアルバイト先で覚えた料理を作ってくれ、私はそれが楽しみだった。 中でもオムライスが大好きだった。半熟のオムはバターの良い香りがしてふわふわだし、ライスはベタつかずカラリとしている。しかし、決してパサついているわけではなくふっくらと美味しいのだ。ケチャップの甘酸っぱさもちょうど良く、トゲトゲしない。私の好きな「オムライス」像は兄の作ってくれたこのケチャップオムライスだった。 対して、私の元彼女はオムライスが下手だった。 元彼女の作る、大量のケチャップのせいで酸味がきつく団子か糊のようにベッチャリと粘ついたライスを、切り

    オムライス婚
  • もう駄目かもしれない

    連休前と先駆けてパチンコに行き、結果-50k負けてきた。 こんな馬鹿な俺を笑ってほしい。 30半ばにもなって彼女も居らず、毎日9時から17時の工場勤務。一日誰とも口を利かずに終わる日なんてざらにある。 元々趣味なく、これまで何かに熱中するようなことがない人生だった。今ではパチンコが唯一の趣味と呼べるのかもしれない。 かといって大勝ちしたところで使い道はなく、ソープ行って居酒屋で一杯するのが関の山だ。 今年に入ってから一度、驚くほど勝てた日があった。 その日もソープに行った。土曜の夕方。馴染みの店だった。指名したのは一番若い子。初指名だった。 くつろぐようにと案内された黒革のソファで待ち、並びには50近くに見えるスーツ姿の男と、大学生ぐらいのカジュアルな格好をした青年が居た。 ようやく俺の名前が呼ばれると立ち上がり、迎えに来た嬢が一瞬眉をしかめる。俺はそれを見逃さなかった。 こちらへどうそ、

    もう駄目かもしれない
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