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ブックマーク / globe.asahi.com (95)

  • ドラマ「VIVANT」見た別班員が「ありえねー」その理由とは 非公然組織ゆえの悲哀:朝日新聞GLOBE+

    話を聞かせてくれた人物は、ドラマの放送開始後、現役の別班員たちに感想を聞いたという。皆、一様に面はゆい表情で、「こんなシーンあるあるじゃなくて、ありえねー、ですよねえ」と言いながら、楽しそうにおしゃべりしていたという。 ドラマのどんな場面が「ありえねー」なのか。 別班員の質からずれた描写が多いのだという。別班は非公然組織であるため、自衛官の身分は維持しつつも、所属は「陸上幕僚監部付き」になる。政府が答弁書で「ない」と答えたのも、「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」という組織はそもそもないからだ。 別班員は自衛隊の組織から切り離され、身分を偽装しての活動を求められる。当然、その第一歩は「自衛官の匂い」を消すところから始まる。 ドラマでは、堺雅人が演じる乃木たちが拳を握って腰に添えた「無帽の敬礼」を行い、時刻の「12時30分」を「ヒトフタサンマル」と表現している。「あれじゃあ、自衛官だと丸わ

    ドラマ「VIVANT」見た別班員が「ありえねー」その理由とは 非公然組織ゆえの悲哀:朝日新聞GLOBE+
  • ジャニーズ事務所のメディアコントロール手法 「沈黙の螺旋」は破られるのか:朝日新聞GLOBE+

    間接的に疑惑認めた、民事訴訟でのジャニー喜多川氏の証言 まず、簡単に番組内容とジャニー氏の性的虐待問題について整理しておこう(内容は国版を参照している)。 この一件を追うのは、モビーン・アザー記者だ。ミュージシャンのプリンスを追った評伝『プリンス 1958-2016』 (2016年)や、イギリスのムスリムが共同生活をするリアリティ番組”Muslims Like Us”(2017年)でイギリスアカデミー賞を受賞した実績がある。 冒頭、アザー氏が向かったのは文藝春秋社だった。1999年から翌年にかけて、『週刊文春』はジャーナリストの中村竜太郎氏を中心に、ジャニー喜多川氏の性的虐待疑惑を連載した。一般にこの問題が広まったのもこの記事の影響が大きいだろう。 だが、この連載が続いていた最中の1999年11月、ジャニー喜多川氏とジャニーズ事務所は文藝春秋側を相手に名誉毀損で民事訴訟を起こす。2002

    ジャニーズ事務所のメディアコントロール手法 「沈黙の螺旋」は破られるのか:朝日新聞GLOBE+
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    sumoa 2023/03/31
  • ジャニー喜多川氏の少年たちへの性加害疑惑 英BBC番組の制作者「沈黙の壁あった」:朝日新聞GLOBE+

    番組名は「J-POPの捕者 秘められたスキャンダル」(原題=Predator: The Secret Scandal of J-Pop)。イギリス国では3月7日(日時間8日)に放映された。日では3月18、19両日に放送や配信が予定されている。 日での放映に先立って17日、東京都内の日外国特派員協会(FCCJ)で編が上映され、取材にあたったジャーナリストとディレクターとによるオンライン会見が開かれた。 会見で、取材にあたったジャーナリストのモビーン・アザー氏は「私たちは取材でここまで『沈黙の壁』にぶつかるとは思っていませんでした。組織やジャーナリスト、企業、音楽業界の人々は自分たちの経験を共有したがらず、意味のある形で関わろうとしませんでした。番組の最大の狙いは議論を呼び起こすことにあります」と述べた。 オンラインで会見したジャーナリストのモビーン・アザー氏=2023年3月17

    ジャニー喜多川氏の少年たちへの性加害疑惑 英BBC番組の制作者「沈黙の壁あった」:朝日新聞GLOBE+
  • 家事の分担が家族の関係をつくる:朝日新聞GLOBE+

    ■リスト化で解決? 男女分担バトル 女性の家事負担を減らすには、外注や機械化に加え、夫婦で分担するという方法もある。だが言うはやすし。なにしろ経済協力開発機構(OECD)の2014年統計によると、日の男性が家事や子育てなどに費やす時間は1日1時間2分。対して女性は4時間59分と、男性の分担割合は先進国で最低レベルだ。 男が女なみに家事をやる日など来るのだろうか。このやるせないバトルに、一筋の光明が見えているらしい。その名も「家事リスト」。やるべき家事を洗い出し、「見える化」を進めるのだという。たったそれだけで何が変わるのか。 長野県松市のイラストレーター山香織(39)は、家事リストをつくるワークショップを主宰する。浴室の排水口の掃除は週2回、トイレの手洗いの掃除は週1回とリストアップし、終わったら印をつける。「あれもやっていない、これもやっていない、とマイナス思考に陥りがちなのが家事

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    sumoa 2023/01/09
  • 子どもの気持ちを引き出すコツ、まず「今日どうだった?」をやめてみる:朝日新聞GLOBE+

    香港、中国、日で新しくを出版することになり、その材料集めのために親御さんやと教育者の方からの質問を募集しました。 そこで見えてきたみなさんの悩みは、いろいろあります。 分類してみると、20種類以上の悩みがありました。 パンデミック下での子育ての問題、子供の注意力不足にどう対応するか、子供に死をどう教えればいいか。このほか、兄弟関係、学業、道徳、などなど。 どれも、若い親たちにとって、身近で深刻な悩みでした。 その中に、近年の香港らしい悩みがありました。 それは親と10代の子供たちとの間で衝突や争いが起きている問題でした。 「子供が私たちの意見を受け入れてくれない」 「子供たちは聞く耳が持てない」 「話をしてくれない」 香港では特に最近、親子の間にコミュニケーションが途絶えているというのです。 勝ち負けを重視する風潮が一時期香港に流行り、自分と意見が異なる人に攻撃的になることを勧めた思想

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    sumoa 2022/09/17
  • 業界2番手だから作れた、湖池屋「プライドポテト」 ある冊子が社員を変えた:朝日新聞GLOBE+

    昨年末、東京都板橋区の社を訪ねると、会議室では20代の若手を中心とした社員8人が、年明けに発売する新商品「愛をコメて」の販売戦略を話し合っていた。お米を三角のおにぎり状に固めた一口サイズのスナックで、「今までにない、ご飯のようなべ物」だという。 お米を使った新商品を開発した湖池屋の小林重文さん=中村靖三郎撮影 「乱時代の若者に、米の魅力を再発見して再び好きになってもらおうという超ビッグプロジェクトです」。開発リーダーの小林重文さん(28)が力説する。ザクザクした感の中に米のうまみを凝縮させ、たんぱく質も取れる。「ジャンクで味が濃くてうまそう、と見せかけて、実は栄養があるという裏切り。この裏切りこそが愛です」。そしてこう続けた。日の米文化を守り、農業も応援したい――。あまりに壮大な野望に面らったが、メンバーたちは真剣そのもの。約2年をかけて開発してきた。 この熱気が象徴するよう

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    sumoa 2022/09/12
  • 【小泉悠】「いいところなし」の少年に、「細部から全体像を描く」を教えてくれた人:朝日新聞GLOBE+

    手元に置いた携帯電話がひっきりなしに鳴っている。ほとんどが取材依頼だという。2月24日のロシアによるウクライナ侵攻後、時の人になった。 引っ張りだこになるのには訳がある。相手に目線を合わせつつ、複雑な事象をわかりやすく説明する力。ロシアにもウクライナにもくみせず、膨大な軍事情報をつないで全体像を描き出す分析力。 「彼は言葉の力で一種の社会現象を起こしている」。そう話すのは、2019年、小泉さんを東大先端科学技術研究センター(先端研)に誘った先端研教授の池内恵さんだ。 「彼が話すと議論が整理されていくんです。いろんな人が投げた球を一つずつ拾い、それに答えつつまとめるという、非常に高度なことをやっている」。だが、人気の理由は、明晰さだけではなさそうだ。ときおり垣間見せるユーモアや、硬軟とりまぜた引き出しの多さ。自ら「軍事オタク」ぶりを見せて、楽しんでいるふしもある。 東京大学先端科学技術研究セ

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    sumoa 2022/08/18
  • 戦争画は芸術かプロパガンダか 日本人は鑑賞禁止の美術展、「再現」した藤井光の視点:朝日新聞GLOBE+

    間もなく77回目の「終戦の日」(8月15日)がやってくる。日の人口の8割以上が戦後生まれとなったいま、戦争の体験や記憶を継承することはますます難しくなっている。 一方でロシアによるウクライナ侵攻は世界に衝撃を与え、戦争の生々しい有様が報道を通じて日々伝わってくる。 遠ざかる過去の出来事と現在を、私たちはどのように結びつけることができるのだろうか。アートを通して戦争という歴史に接続する試みを紹介したい。 アーティストの藤井光は綿密なリサーチを通して歴史上の出来事に接近し、「リエナクトメント」(再演)という手法を用いて多くの作品を制作してきた。 先日東京都現代美術館で開催された「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)2020-2022 受賞記念展」(2022年3月19日〜6月19日)注1)において、藤井は、日中戦争、太平洋戦争中に日人画家たちによって描かれた「

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    sumoa 2022/08/08
  • 寄付や募金の「中抜き」批判を考える NPOやNGOが支援活動する意味、義援金との違い:朝日新聞GLOBE+

    10代の若者たちの「孤立」を解決するため、LINE相談を受け付ける認定NPO法人「D×P(ディーピー)」の理事長を務めている今井紀明です。 先日うれしいことがありました。D×Pに小中学校時代の同級生たちが寄付してくれたのです。 彼らにとって、NPOという組織は決してなじみのあるものではなかったようでした。それでも、「NPOってよくわからないけれど、応援するよ」と言ってくれて、自分の組織について「信頼が少しずつ積み上がってきたのかもしれない」と思えた瞬間でした。 ただですね、昨年末に以下の記事を書いたら、Twitterで「NPOは中抜きしているし、信頼できない」というコメントの嵐がきました汗。 「中抜き」、つまりNPOに寄付しても、直接支援する物資やお金になるのは一部であって、人件費やその他の経費として使われてしまうのではないか、という指摘です。そういったことがあって信頼できないと、多くの

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    sumoa 2022/06/06
  • 銀座で見た派手な行列、フィリピン大統領選の選挙運動だった なぜ外国で?:朝日新聞GLOBE+

    フィリピン大統領選の候補者ボンボン・マルコス氏と、副大統領候補のサラ・ドゥテルテ氏の顔が描かれたマスクをつけ、シンボルカラーの赤で飾った帽子をかぶる日在住のフィリピン人支援者=東京都千代田区、鈴木暁子撮影 昼前から、東京千代田区の日比谷公園には、赤いトレーナーやシャツを着た250人ほどが集まっていた。東京のみならず関東一円から集まったのは、フィリピン大統領選の候補者ボンボン・マルコス氏を支持するフィリピン出身の人たち。赤はマルコス陣営のシンボルカラーだ。 よく見ると、それぞれマルコス氏や、副大統領候補のサラ・ドゥテルテ氏の写真がプリントされたTシャツやマスク、パーカなどを身につけている。「自分たちでフィリピンに注文してオリジナルで作ったんです。1枚あげる!」と取材者の私にくれる人もいた。マルコス氏を支援するフィリピンのスポンサーが、シャツなどを日の支援者のために送ってくれることもあると

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    sumoa 2022/05/04
  • ナチスも目をつけた「土の皇帝」、ウクライナのチェルノーゼムが直面する危機:朝日新聞GLOBE+

    ウクライナは、土壌の6割がその黒い土だ。第2次大戦中、侵攻してきたナチスが土を貨車で運び出そうとしたという逸話が残るほどで、土の肥沃さは折り紙つきだ。 首都キエフから特急で5時間かけてたどりついたのは、東部の古都ハリコフ。そこからさらに車で1時間ほど走ると、寒風が吹きつける丘の上の畑に、真っ黒な土が広がっていた。ハリコフにある国立科学センター土壌科学・農芸化学研究所の試験畑だ。 畑の隅にはまだ雪が残っていた。一歩足を踏み入れると、雪解け水を吸った真っ黒な土が底にねっとりと絡みつく。想像していたよりも、はるかに重い。 「典型的なチェルノーゼムです。黒い土の層は1メートルほどあるでしょう」。同研究所のヴァディム・ソロヴェイさん(55)が教えてくれた。 土が黒いのは、枯れ草などの有機物を微生物が分解したあとに残る「腐植」という物質が多いからだ。腐植は養分を蓄える力を持っていて、土を豊かにする。

    ナチスも目をつけた「土の皇帝」、ウクライナのチェルノーゼムが直面する危機:朝日新聞GLOBE+
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    sumoa 2022/03/09
  • 「フィリピン麻薬戦争」死者6000人超、なぜ支持やまない「俺たちのドゥテルテ」:朝日新聞GLOBE+

    ■「俺たち」の大統領参上 ベトナムのハノイ特派員としてフィリピンを担当した2016年の秋から、私は就任直後のロドリゴ・ロア・ドゥテルテ氏(76)を追いかけた。いや振り回されたといった方がいい。一番の友好国である米国のバラク・オバマ大統領(当時)をののしって首脳会談をおじゃんにし、自らをヒトラーになぞらえ「麻薬中毒者を喜んで殺したい」と話す。そのたびに出稿に追われた。 そんなドゥテルテ氏に魅了される自分がいた。17年4月、マニラであった東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の記者会見でのこと。彼は女性の記者とだけ写真を撮ると言いだし、「女性たち!」と呼びかけた。「まったく。女好きでしようがないな」と思いつつ、キャーッと壇上に押し寄せる人を押しのけて近づいた。「もてるんですね」と声をかけると、「そうかなあ」と肩をすくめてはにかむ姿がかわいらしかった。 フィリピンで現地生産する日車のPRイベ

    「フィリピン麻薬戦争」死者6000人超、なぜ支持やまない「俺たちのドゥテルテ」:朝日新聞GLOBE+
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    sumoa 2022/02/20
  • 銀河英雄伝説の田中芳樹さん「ナンバー2は綱渡り」 オーベルシュタインの不要論語る:朝日新聞GLOBE+

    業界の首位と2位は単純に言えば競い合うだけの関係ですが、同じ組織のトップとナンバー2となると、支えもすれば競いもする複雑な人間模様を描きます。 最初の出版から今年で40年、2度目のアニメ化が進み、国境も世代も越えて読み継がれているSF小説の大作「銀河英雄伝説」(銀英伝)では、その序盤、異彩を放つ登場人物がトップに「ナンバー2不要論」を具申します。「組織にナンバー2は必要ありません。無能なら無能なりに、有能なら有能なりに、組織をそこねます」――。 この発言は物語の展開を大きく変え、多くの銀英伝ファンの心を揺さぶることになるのですが、著者の田中芳樹さんはこの発言にどんな思いを込めていたのでしょうか。(大牟田透) 「銀河英雄伝説」のオーベルシュタインが唱える「ナンバー2不要論」を語る田中芳樹さん 銀英伝は、銀河帝国のラインハルト、自由惑星同盟のヤンという2人の若い戦略家の攻防を軸に描かれた壮大な

    銀河英雄伝説の田中芳樹さん「ナンバー2は綱渡り」 オーベルシュタインの不要論語る:朝日新聞GLOBE+
  • 北京五輪に憤り 家族不明のウイグル人「日常壊され、何もなかったかのように開催?」:朝日新聞GLOBE+

    北京オリンピックが2月4日に開幕する。世界屈指のアスリートたちが熱戦を繰り広げる中、忘れてはならない問題がある。 新疆ウイグル自治区での人権問題だ。この問題に家族が巻き込まれたという日在住のウイグル出身の男性は「私たちの日常平和を破壊しておきながら、何事もなかったかのように開かれるオリンピックには反対」と訴える。 新疆ウイグル自治区は中国北西端にあり、中央アジアなどに隣接している。中国の行政単位(省または自治区)としては最大の面積で、約2500万人が住んでいるとされる。多様な少数民族が暮らしてるが、最も多いのがウイグル族だ。18世紀半ばに清朝が征服して以降、今の中国に属している。2009年に広東省の工場で漢族がウイグル族を襲う事件があり、自治区のウルムチでウイグル族が抗議デモをしたところ、治安部隊と衝突。これをきっかけに当局の締め付けが強まり、ウイグル族を「テロ分子」「分離独立派」なとど

    北京五輪に憤り 家族不明のウイグル人「日常壊され、何もなかったかのように開催?」:朝日新聞GLOBE+
  • 寄付をしない、「人助け指数」も最下位 そんな日本に言いたい「寄付は自分も変える」:朝日新聞GLOBE+

    「寄付で社会なんて変えられるわけがない」 今から10年ほど前、自分が設立したNPOの起業のストーリーをテーマにした講演をした後、聞きに来てくれた人からそう言われました。 このとき僕は10代の若者たちの「孤立」を解決するため、LINE相談を受け付ける認定NPO法人「D×P(ディーピー)」を設立したばかりでした。 運営費を寄付でまかなう形にしたのですが、当時は寄付で成り立っているNPOは国連系の組織や外資系など指で数えるほどしかありませんでした。 冒頭の発言主はきっとそのような状況を分かっていて心配してくれたのだと思います。 そして現在。僕の団体は2千200人以上のサポーターさんたちから月額の寄付を頂き、その規模は1億円を超えました。スタッフも20人以上になりました。相談サービスである「ユキサキチャット」も利用者が増え、7000人以上が登録しています。 こうした運営経験から、寄付とは市民によ

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    sumoa 2022/01/23
  • 対面授業再開、キャンパスに来るけど教室に来ない学生たち どうすべきか悩む教員:朝日新聞GLOBE+

    対面授業再開後の筆者の授業風景。教室で受講したのは4人だが、オンラインで40人近くが「出席」した=筆者提供 ■「対面」は76人中4人 まず、写真を見ていただきたい。これは対面授業再開から約2カ月後の12月7日の筆者の授業の様子である。この授業には76人が受講登録しているが、この日教室へやって来た学生は4人だけ。一方、教室で筆者が話している様子はZoomで同時中継されており、オンライン空間では40人近い学生が授業に「出席」している。この日は全15回実施する授業の11回目だったが、それまで教室へやって来る学生が10人を超えたことは一度もない。一方、オンライン授業の出席者は毎回少なくとも30人前後、多いと50人近くに達する。 感染拡大で大学が原則として全授業をオンラインで実施していた当時、学生や保護者からは「なぜ、小学校、中学校、高校は感染対策を取りながら対面授業を続けているのに、大学だけはオン

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  • ソ連は娯楽少なく…声優ジェーニャ「アニメは二つ。チェブラーシカとヌー・パガジー」:朝日新聞GLOBE+

    ソ連が崩壊してから12月25日で30年になる。史上初の社会主義超大国としてアメリカと世界を二分し、冷戦を繰り広げたが、経済の悪化や、政権弱体化を招いたゴルバチョフ氏の改革などにより、1991年に消滅した。 物不足、厳しい情報統制…そんなイメージが強いソ連だが、実際はどうだったのか。1980年代末から崩壊までのソ連で子ども時代をすごし、現在は日で声優として活躍しているジェーニャさんに「私が生きたソ連」を語ってもらった。 ソ連の記憶について語る声優のジェーニャさん ――ソ連での暮らしぶりを教えて下さい。 私はシベリアのノボシビリスクという都市で生まれたんですけど、父が軍人だった関係でリャザンやゴーリキー(現在のニジニノブゴロド)など転々としていました。 ものは少なかったですね。それはあとから分かったことで、当時は普通だと思っていました。商店に行っても、陳列棚が空っぽの記憶しか残っていません。

    ソ連は娯楽少なく…声優ジェーニャ「アニメは二つ。チェブラーシカとヌー・パガジー」:朝日新聞GLOBE+
  • 渋沢栄一が新一万円札の顔にふさわしい理由 LGBTの学生を採用面接して悟った彼の凄さ:朝日新聞GLOBE+

    2024年から新一万円札の顔になることが決まっている渋沢栄一。 最高額面の紙幣といえば文字通り国の顔であり、国家を象徴する人物や風景などから選ばれるのが、おそらく世界的な常識だろう。 しかしここでふと、疑問に思うことがある。日人のうちどれくらいの人が「なぜ渋沢栄一なのか」と聞かれた時、自分なりの考えを述べることができるだろうか。 日史に少し興味がある人であれば、おそらく渋沢のことを 「第一国立銀行や東京ガスなど、多くの社会インフラ企業を立ち上げた人物」 「500近い会社を立ち上げた、日主義の父」 という程度には知っているかも知れない。 あるいはもう少し詳しい人なら、「合主義」という言葉に象徴されるように、道徳的な経営者としての側面から、渋沢の活躍に注目する人もいるだろう。そして「だから選ばれたのでは」と考えるのではないだろうか。 しかし私はそのいずれも、「理由の一つではあるだろ

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    sumoa
    sumoa 2021/11/02
  • Kawaiiは文化の盗用なのか 黒人のコスプレを自称日本人が批判、紅林大空さんは擁護:朝日新聞GLOBE+

    「カワイイは(日人への)差別表現だ(Kawaii is a slur)」という主張のきっかけとなった黒人の女子大生のコスプレ動画=人提供 女性はアメリカ西海岸に住む黒人の大学生(23)。コスプレイヤーとしても活動し、SNS上で人気を集めていた。 女性が9月6日夜、「新世紀エヴァンゲリオン」の式波・アスカ・ラングレーのコスプレでダンスしている動画をTikTokに投稿したところ、コメント欄に日人を自称する匿名アカウントが、英語で次のような主張を始めた。 「『カワイイカルチャー』は日人のものだから、外国人が『カワイイ』という言葉を使ったら、文化の盗用だ。日人を侮辱し、差別することになるから、『カワイイ』を使うな」 これをきっかけに批判や誹謗中傷するコメントが次々と書き込まれた。 「炎上」状態になっていることに女性が気づいたのは翌朝。大量の通知に驚いた。当時の心境をこう打ち明ける。 「日

    Kawaiiは文化の盗用なのか 黒人のコスプレを自称日本人が批判、紅林大空さんは擁護:朝日新聞GLOBE+
  • ファストフードを批判し続けてきた私が、ついにハンバーガーを口にした:朝日新聞GLOBE+

    私が加工度の高いファストフードをどう思っているか、みなさんすでによくご存じかもしれない。特に、アメリカの巨大複合企業によって地球規模で製造されているハンバーガー、ピザ、フライドチキン、冷凍即席ミール、あの緑と黄色のロゴのカウンター式サンドイッチチェーン。これらは私たちののシステム、教育、健康、環境、文化などあらゆる面にとって問題となる。脂肪、糖分、炭水化物を巧みに合成した安い工業用部品(私は「原材料」、まして「べ物」などと呼んで威厳を持たせたりしたくない)をところかまわず複製・構築しながら、世界中でその土地固有の文化や農業、そして人々の健康を破壊しているのだから。 だからこれから言おうとしていることは、どこかこう、矛盾して見えるかもしれない。しかしながら告白しようと思う。私は先日、世界で最も有名なハンバーガーチェーン二つのうち一つでハンバーガーを購入、摂取した。パティを「直火焼き

    ファストフードを批判し続けてきた私が、ついにハンバーガーを口にした:朝日新聞GLOBE+