2016年7月21日のブックマーク (2件)

  • 銅原子1個に1ビットを記録するメモリ技術--切手1枚に人類の全書籍を保存

    オランダの大学、Delft University of Technology(TU Delft)の研究チームが、銅(Cu)の原子を操作し、銅原子1個に1ビットの情報を記録する技術を開発した。この技術を応用すると、1平方インチに500Tビット(約62.5TB)の情報を記録できるメモリが作れるとしている。この記録密度は、現在もっとも高密度なHDDの500倍も高いそうだ。 研究チームは、銅原子の位置を0または1のデジタル情報とみなし、横96×縦126nmサイズで記憶容量8000ビット(1kB)のメモリを製作した。主任研究者のSander Otte氏によると、「理論上、この記録密度であれば、これまで出版されたあらゆる書籍のデータを、郵便切手1枚の面積に書き込める」という。 銅原子の操作には、走査トンネル顕微鏡(STM)を使った。STMで銅原子を動かすと、2つある状態のいずれかでその原子が安定するの

    銅原子1個に1ビットを記録するメモリ技術--切手1枚に人類の全書籍を保存
  • 「公共性」ノート:フレイザーの正義論 - 社会学者の研究メモ

    「公共性ノート」第三弾は、最初のノート(再分配か承認か)でホネットの攻撃対象になったフレイザーの論文から。 中断された正義―「ポスト社会主義的」条件をめぐる批判的省察 作者: ナンシーフレイザー,Nancy Fraser,仲正昌樹出版社/メーカー: 御茶の水書房発売日: 2003/11メディア: 単行 クリック: 21回この商品を含むブログ (10件) を見る このから、第一章「再配分から承認へ?」をまとめる。 サマリ 出発点となっているのは、20世紀末においてみられるとされる、政治を巡る変化である。 ...集団としてのアイデンティティは政治的動員の主要なメディアとして階級の利害に取って代わろうとしている。文化的優位性が基的な不公正=不正義(injustice)として、搾取に取って代わられ、不公正に対する治癒策あるいは政治的闘争の目標として、文化的承認が社会経済的な再配分に置き換えら

    「公共性」ノート:フレイザーの正義論 - 社会学者の研究メモ