先日のキネ旬シアターは『パトリシア・ハイスミスに恋して』でした。 監督・脚本:エヴァ・ヴィティヤ 出演:マリジェーン・ミーカー、モニーク・ビュフェ ナレーション:グウェドリン・クリスティ 製作:2022年 スイス・ドイツ 2023年 日本公開 映画『太陽がいっぱい』や『見知らぬ乗客』の原作者として知られる、パトリシア・ハイスミスのドキュメンタリーです。その他『アメリカの友人』や『ふくろうの叫び』なども映画化されるなど人気女流作家です。 私も一時期この作家に凝ったことがあって何冊か読みました。もう随分前のことで内容はほとんど憶えていません。ましてや、彼女の生い立ちや人生については何も知りませんでした。ただ小説は面白かったのではまってしまったことを記憶しています。 彼女が世に出たのは1950年の処女作『見知らぬ乗客』が巨匠アルフレッド・ヒッチコックに認められ映画化されたことによります。 そし