犬の殺処分ゼロの取り組みに共感した人から「ふるさと納税」が相次いでいる広島県神石高原町に本部があるNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(PWJ)が30日、県内で殺処分対象となった犬のすべてを引き取ると発表した。6月15日から県内の犬の殺処分をゼロにするという目標が2カ月半前倒しされた形で、PWJの大西健丞代表理事は「ゼロを維持していく新たな取り組みがスタートした。県民の皆様にも協力頂きたい」と述べた。 PWJは平成25年9月、「1000日(今年6月15日)以内に県内の犬の殺処分をゼロにする」目標を打ち立てて活動を開始。神石高原町とも連携して、犬舎建設などのための募金活動を同町の「ふるさと納税」を使って展開した結果、これまでに1万人以上から4億円近くの寄付が寄せられた。 これらの寄付金は犬舎の建設や新しい飼い主が見つかるまでの飼育費(食事代、医療費など)、動物福祉の啓発活動などに活用。広島