先達エンジニアに学ぶ 思考の現在地 Online Conference https://findy.connpass.com/event/313119/
「伝わる文章」とはどのようなものか 私はWEB媒体の編集者/ライターをかれこれ17年ほどやっている。日本語で情報を伝えるのが仕事だ。 ジャンルとしては長文の体験レポートを中心に扱ってきた。ライトな読み物で、書くのも簡単そうだと思われるかもしれない。いやいや、そうでもないのだ。それぞれのバックグラウンドを持ち観察力に優れた書き手が、五感をフルに使い数時間かけて体験取材をすると、情報量がとんでもないことになる。それを限られた字数で読者にわかりやすく伝えるのは、実は技術のいる作業なのだ。 また、私は特に編集部の中でも新人ライターを多く担当しており、書き慣れない人が書いた文章を一緒に直し、読み手に伝わる書き方をアドバイスする経験をずっと積んできた。 そんな私が、小学生の子供の中学受験によってあらためて「伝わる文章の書き方」を見つめ直すことになった。本稿ではその経験について少し語らせてほしい。
こんにちは。壮(@sew_sou19)と申します。 メガベンチャー企業でエンジニアとして働いています。 エンジニアにジョブチェンジした当初は、ドキュメントの書き方なんてこれっぽっちも分かりませんでした。読みやすいドキュメントを書くことが本当に苦痛だったのですが、考えて、試行錯誤し続けた結果、以下のような評価を得るに至りました。 リーダーから「君は情報の整理が上手でドキュメントが本当に読みやすい。チーム全体の能力向上に繋げたいからドキュメント書く際のポイント共有してほしい」と言われたので、意識していることを言語化しつつテクニカルライティングの本でインプットしてるけど、学びが多い。ついでにnoteにもまとめてる — 壮 (@sew_sou19) November 28, 2022 そこでこのnoteでは、僕がドキュメントを作成するときに、特に意識して実践している7つのことを書きます。(本当は2
相手に誠実に、わかりやすい文章を書くための心がけをまとめました。 どういう思考プロセスからどんな表現が生まれるのか、参考として実例を紹介しています。実際に読み比べ、SmartHRの従業員として何かを伝えようとするときの、参考にしてください。 伝わる文章のガイドライン何を伝えるかによって、必要な情報の量や説明の粒度は異なります。 情報が不足していたり、逆に情報が多すぎたりすると、読者が意図を読み取れないことがあります。 読み手となる相手の状況(読む場面、事前知識など)を踏まえ、言葉にする内容や表現を厳選することが大切です。 目的に合わせて情報を取捨選択する読者の目線に立ち、コンテンツの目的に合わせて情報を取捨選択しましょう。 実例1:法律や業務に関わる記事目的業務に関係する「厚生年金保険」について正確に知りたいと思っている人に、わかりやすく内容を伝える。 Before日本の年金制度は、全国民
筆を選ばない弘法大師も、テキストエディタは選ぶかも 毎日さまざまな話題のエントリーが生まれるはてなブログの中から「旬な話題」をピックアップする企画「はてなブログで話題」。今回は「執筆ツール」をテーマに記事を紹介します。 編集という仕事柄、テキストエディタは毎日触る大事な仕事道具です。仕事の内容にあわせて設定などを変えると非常に捗ります。 VSCodeをメインのエディタにして半年たったので入れてある拡張機能を紹介します - 壁に飾られた絵画を見ようとしてその絵に近寄ってはいけない blog.ayako-m.work こちらは10月第1週のはてなブログランキングにランクインした、はてな編集部・ayako_m(id:ayakoya)のエントリー。仕事で使っているコードエディター「VSCode」のカスタマイズを紹介しています。便利そうですね。 ayako_m(id:ayakoya)の場合は「Web
「文章を書くのが苦手。ライターなんて絶対にできない」 この仕事をするようになってから、何度かこう言われることがあった。 書くことが苦手な人は、どうやら結構多いらしい。 わたしは書くのが大好きな人間なので、いまいちその気持ちがわからず、なにが・なぜ・どういうふうに苦手なのか、いろいろと聞いてみた。 すると、 「なにから書けばいいかわからない」 「言いたいことをうまく文章にできない」 「とにかく時間がかかって嫌になる」 といった答えが返ってくる。 どうやらみんな、「最初から完璧に書こうとしている」ようだ。だから、「ちゃんと書けない」と投げ出してしまう。 正直、そういうのって、くだらないなーと思う。 文章なんて、好きなところから好きなように書けばいいのに。 書くのが苦手でノウハウに手を出し、さらに頭を抱える「書けない」人たち デジタル化が進み、メールやチャットなど、文章能力が求められる場面が増え
哲学者であり作家としても活動している千葉雅也さんは、長年「書けない」悩みと対峙(たいじ)し続けてきた。 近年はSNSやブログなど、自分の言葉をアウトプットできる機会が増えた。そういった自己発信の場以外でも、企画書や取引先へのメールなど、「書く」という行為は私たちの生活と密接している。「書けない」悩みや「書く」ことへの苦手意識を抱く人も少なくないだろう。 それらの根底には「ちゃんとした文章を書かなければならない」という呪縛がある、と話す千葉さんに「書けない」悩みを克服する手がかりを伺った。 インターネットの広がりにより、ブログ、SNS、小説投稿サイトなど言葉で自己表現できる多種多様なサービスが身近な存在になった。文章を書く機会は増えたが、文章を書くハードルが下がったかといえば、意外とそうでもない。 何かを書きたい気持ちはあるのに、いざ書こうと思うと「うまく書けない」「まとまらない」。 読み手
書けない。 最初の一行に呻吟し、次の段落で懊悩し、そこから先が続かない。あるいは、言葉が詰まって出てこない。「これじゃない」言葉ばかり並んでいる。支離滅裂の構成で、書いても書いても終わらない。 そんな悩みを抱えた4人が集まって、お互いの「書けない」病をさらけ出す。学者、文筆家、編集者と、書くことが仕事みたいな人なのに、書けない悩みを打ち明ける。 「書けない」ことへの生々しい告白の中で、まるで私のために誂えたような手法や、まさに今、自分が実践しているやり方が紹介されている。 書かずに書く 千葉雅也さんが喝破してたこれ、まさに私が今やっている 「ファイル」→「新規作成」で、新しい白いページを表示させ、そこに一行目から書き出す……なんて執筆は、しない。そんなことすると、白いワニが来る(by 江口寿史)。 書かずに書く、って禅問答みたいだけど、言い換えるなら、「書く」というプロセスが始まった時点で
中村明博(編集者) @naka727 【編集者からのお願い】 著者やライターさんへ、原稿が完成したら、 ・「という」をカット ・「と思います」をカット ・「こと」をカット ・「もの」をカット ・過剰敬語をカット できないか見直していただけないでしょうか。ざっとでもかまいません。関係者全員が幸せになります。なにとぞ、、! 中村明博(編集者) @naka727 【なぜこんなお願いをするか】 誰かが直さなければならないからです。その分、「磨き上げ」の時間が減り、本のクオリティーが落ちます。本の売り上げが落ち、関係者全員が不幸になるためです。 中村明博(編集者) @naka727 さらに可能なら、 ・40字を超える長文は短く・簡潔にする ・「これから説明します」的な余計な前置きはカット ・「ひとつ・1つ」「ひとり・1人」あたりの表記統一を行う このあたりまで見ていただけると、編集者はみな泣いて喜び
理科系の作文技術(リフロー版) (中公新書) 作者:木下是雄発売日: 2016/10/14メディア: Kindle版 いまさら紹介するまでもないけど、とりあえず作文方法を学びたい時は、まずはこの「理科系の作文技術」を読むことをお勧めする。 最近ブログのエントリをざっと書いてそのまま公開してしまうことが多かったので、少し反省し、それを直すためにこの本を改めて読み直した。そうしたら、タイトルで全部言い切っているのだけど、とにかく「6 はっきり言い切る姿勢」「7 事実と意見」だけは絶対にみんな読んだ方がよい、と思った。 日常的にメールや、ブログの記事など、それなりの量の文章を書くことが多いけど、論文や雑誌の記事など、きちんと他人の目を通した上で公開される文章を書くことは、まずない。一度だけ、雑誌の記事原稿を書いたとき、自分なりにかなりの推敲を重ねたつもりでも、プロの編集の方から見れば言葉使いや、
パラグラフの重要性とその書き方 1998.8.26 多くの日本人は、パラグラフを意識して文章を書いていません。しかし、パラグラフはライティング上、非常に重要な意味があります。パラグラフがしっかり構成されている文章と、そうでない文章とでは、文章の質が歴然と異なります。パラグラフを意識しないで文章を書くことは、書くことに対して全く重要性を認識していないのも同然です。 現状の問題点 多くの日本人は、パラグラフがなんだか知りません。「かなり長いこと書いたから、そろそろ改行しようか」程度の認識の人が圧倒的です。なかには、文章の書き方について本を著している人ですら、パラグラフの書き方やその重要性を本当に認識しているのか疑わしくなります。 たとえば、ある本では、以下のように、段落に注意しようとまでは書いてあるものの、なぜ段落が重要で、どうのように書かなければならないのかは全く書いていません。筆者の段落に
時間がない人のための要約 1.フォーマットを細分化して、〈ここでは何を書くべきか〉を示すフレームを作っていく 2.フレームごとに、このトピックについて書けることを、順不同/思いつくだけ止まらずに書く(フレーム内で殴り書き) 3.2のなぐり書きを読み返し重要そうなところに下線を引き、下線部を一文にまとめる。 4.殴り書きできない(足りない)フレームについては、要調査、要発想のタグをつけておいて、まとめて処理する (クリックで拡大) 〈書きべきこと〉と〈書けること〉 文章を書くには、正反対の方法が二つある。 一つは書くべきこと(NTW: need to write)を先に定めるアプローチである。 何を書くべきかを細部に至るまで決めることができれば、究極には、文章を書くことは穴埋め作業に還元される。 そこまでいくのは現実的には無理でも、多くの文章には、どんな順序で何を書けばいいかを示す大まかなフ
アイデアを出していく時、「ブレインストーミング」という手法が良く用いられますね。 1,判断・結論を出さない(結論厳禁) 2,粗野な考えを歓迎する(自由奔放) 3,量を重視する(質より量) 4,アイディアを結合し発展させる(結合改善) (引用元:川喜田二郎|発想法 : 創造性開発のために) この「ブレインストーミングの4原則」と呼ばれる四つの原則に従って、参加者が自由な発想で嵐のように意見を出し合っていく。最近では「ブレスト」なんて略されることも多いようですが、実際にやってみてどうでしょうか。 意見はバンバン出てくるけど、結局いいアイデアは生まれなかった… 口達者な人たちがペラペラ喋ってて、何も言えなかった… こんな人、意外に多いのでは? 実はこの「ブレスト」、問題点が多いことが指摘されています。 今日は新たなアイデア創出の方法、「ブレイン・ライティング」をご紹介しましょう。 偉い人とやるべ
Photo by Sebastien Wiertz みなさんの提案書や報告書、メールなどのドキュメントはわかりやすいでしょうか。ビジネスではさまざまなシーンでドキュメントが使用されますが、日本人にとって日本語で文章を書くことはあまりに自然すぎて、クオリティや効果といった要素はあまり意識されていないように思います。 ここでドキュメントを作成するそもそもの目的に立ち返ってみましょう。数千万円の予算が動くプロジェクトの提案書であれ、社内で発生したトラブルの経緯報告書であれ、進行している案件についてのクライアントとのメールであれ、すべてのドキュメントには共通した目的があります。 それは「文章によって人を動かす」ことです。予算の承認も、トラブルの解決も、スムーズな案件の進行も、それを媒介しているのは文章のクオリティであり、効果です。したがって、ビジネスにおいて使用されるドキュメントは、徹底してわかり
これまでに数多くの一部上場企業様のWebサイトのリニューアル・サイト制作にコアメンバーとして参加し、その中で表記ルールもかなりの数を策定してきました。策定時のベースに使用する「ひらく漢字」「ひらかない漢字」の一部を紹介します。 ※以前、公開した記事を再編集したものです。 表記ルール: ひらくことが多い漢字 表記ルール: ひらくことを検討する漢字 表記ルールの策定にあたり 表記ルール: ひらくことが多い漢字 ひら(がなで書)くことが多い漢字。 ※「正・誤」は使用する際の基準であり、日本語としての「正・誤」ではありません。 読み 正 誤
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