カナダMcGill大学のMelissa Farmer氏率いる研究チームが、マウスを使った実験で、痛みが性行動に与える影響をを調べた。その結果、雄マウスは痛みを与えられても、交尾に対する積極性が変わることがなかったという。一方の雌マウスは、痛みを与えられると性行動が消極的になってしまったとのこと(Science)。 マウスにも相性の良い相手というものが存在するそうで、最初はマウス達に個別に30分ずつ「デート」をさせて、交尾の回数が最も多い相性の良いカップルを見つけることから始めたとのこと。そのカップルを穴の開いた壁で隔てられた部屋にそれぞれ入れ、頬や尻尾、足、性器に痛みを与えて様子を観察した。この穴は小さな雌が通り抜けできる大きさに設定されており、部屋の行き来を行うことができるのは雌のみであった。雌は、痛みを与えられるとパートナーと過ごす時間が50%も減少し、また雄の部屋を訪ねた時でも、痛み