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2016年6月18日のブックマーク (1件)

  • 尾張藩、増水時に堤防切り橋保護 名古屋市博物館の学芸員調査:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)

    江戸時代前期、尾張藩は想定外の増水時に大切な橋を守るため堤防を決壊させたことを、名古屋市博物館の鈴木雅(まさし)学芸員が明らかにした。庄内川沿いの下小田井村・枇杷島村(現在の西区・清須市)に関する藩の文書を調べて分かった。十八日午後二時から、同館での講演で発表する。 同地域は矢田川が合流し、尾張藩は水防に力を入れていた。名古屋城側の枇杷島村と、対岸の下小田井村を渡す枇杷島橋は、初代藩主徳川義直が最初に架けた。 鈴木学芸員によると、藩の法令集「尾藩令条(びはんれいじょう)」に、一六六六(寛文六)年の「小田井堤」決壊で土地が水没し、年貢を取りはぐれた家臣や寺社に米を支援したという記述がある。さらに約百十年後の藩の民政記録集「地方古義(じかたこぎ)」には、「寛文六年秋に洪水が起き、枇杷島橋が耐えられなくなったため下小田井村の堤を切った」とあった。

    尾張藩、増水時に堤防切り橋保護 名古屋市博物館の学芸員調査:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)