ヨーロッパの信用不安に揺れてきたユーロ圏は、バルト3国の1つラトビアが1日、新たに単一通貨ユーロを導入して18か国となり、ユーロ拡大を弾みに信用不安から脱却し、経済の回復を目指したいとしています。 ラトビアの首都リガでは1日、新年の到来を告げる花火が盛大に打ち上げられたのに続いて、ドムブロフスキス首相らが銀行のATM=現金自動預け払い機から初めてユーロ紙幣を引き出す式典を行い、ヨーロッパの単一通貨ユーロの導入を祝いました。 ラトビアではこれまで使われてきた現地通貨ラトから2週間かけてユーロに完全に移行していくことにしています。 単一通貨ユーロを使うユーロ圏の拡大は、同じバルト3国のエストニアが2011年に導入して以来3年ぶりでユーロ圏は18か国となりました。 ユーロ圏はギリシャの財政危機に端を発した信用不安の広がりで一時は崩壊の可能性も指摘されましたが、今回のユーロ拡大を弾みに信用不安から